真・三國無双シリーズの武将キャラクターまとめ【武器・衣装も紹介！】

董卓（トウタク）

字：仲穎（チュウエイ）
得意武器：鎖分銅（クサリフンドウ）
声：堀之紀
一人称：わし
身長：183cm
通り名：酒池肉林を夢見る凶星

『真・三國無双』より参戦

西涼で太守をしていたが、何進の召集に応じて上洛。混乱に乗じて幼い帝を擁し政権を握った。猛将・呂布を養子にし、武力を背景に少帝廃立、長安遷都などの横暴を極めた。悪鬼の残虐さと羅刹の冷酷さを持つ暴虐の徒。暴力的で尊大な振る舞いは、乱世に更なる恐怖をもたらした。

大義や理想ではなく酒池肉林の欲望のためだけに戦う下劣で狭量な悪党だが、軍事・謀略にもに明るい食わせ者。呂布や曹操からは「豚」呼ばわりされている。欲望の赴くままに突き進む行動のブレなさはもはや感心の領域で、真っ直ぐ突き抜けた悪人として定評がある。正史・演義ともに記述された非道は筆舌に尽くしがたく、それを抽出した無双シリーズでは純粋な悪役。

正史の董卓は、洛陽の富豪を襲って金品を奪ったり、村祭りに参加していた農民を皆殺しにしたり、董卓の兵が毎夜のごとく女官を凌辱したり悪逆非道を重ねた。また、長安に強制的に遷都した際に洛陽の歴代皇帝の墓を暴いて財宝を手に入れ、宮殿・民家を焼きはらった。逆らった捕虜は舌を抜かれ、目をえぐられ、熱湯の煮えた大鍋で苦しみながら殺された。董卓はそれをみて笑い平然と酒を飲んでいたという。192年、呂布によって殺害されると、長安の士人や庶民は、董卓の死を皆で喜んだという。

袁紹（エンショウ）

字：本初（ホンショ）
得意武器：伸細剣（シンサイケン）
声：龍谷修武
一人称：私
身長：178cm
通り名：まばゆき名族

『真・三國無双』より参戦

名門・袁家の出身。董卓の専横に対抗すべく結集した連合軍の盟主となる。董卓の死後、中原に覇を唱えるべく、幼少からの知己であった曹操と争った。名門の出自に相応の実力と勢力を持つが、それゆえの過剰な自尊心と打たれ弱さも持っている。

袁家一門が天下に覇を唱え、煌びやかな名族の治世を実現することを理想とする。天下を狙う群雄の一人として水準以上の実力は備えているものの、反面権柄ずくな性格で人の上に立つにはどこか威厳に欠ける人物。挫折を知らない為逆境にも著しく弱い。事あるごとに袁家を誇る器の小さい人物だが、どこか憎めない面も。反董卓連合や官渡の戦いは彼の見せ場である。ファンからは「名族」と呼ばれ親しまれている。配下に顔良と文醜の二枚看板がいる。

正史においては、大将軍の何進と協力して激しく宦官と対立。宦官勢力を壊滅させることに成功したが、董卓との抗争に敗れ、一時は首都の洛陽より奔り逼塞を余儀なくされたが、後に関東において諸侯同盟を主宰して董卓としのぎを削った。同盟解散後も群雄のリーダー格として威勢を振るい、最盛期には河北四州を支配するまでに勢力を拡大したが、官渡の戦いにおいて曹操に敗れて以降は勢いを失い、志半ばで病死した。

張角（チョウカク）

得意武器：錫杖（シャクジョウ）
声：川津泰彦
一人称：我、わし
身長：183cm
通り名：天の声を聞く者

『真・三國無双』より参戦

太平道の教祖として民衆に教えを広める。世の乱れに乗じて広く民衆の支持を集めた。黄巾党を結成して漢王室に敵対、「天公将軍」を自称し、黄巾の乱を起こした。達観した言動と特異な存在感が、独特な宗教性を醸し出す。

「太平要術」なる術を駆使し、幻や天変地異を起こす能力を持つ。「天公将軍」を自称し、急速に膨張した信徒達を武装化させ、黄巾の乱を起こす。ファンからは教祖様と呼ばれている。『7』の蜀シナリオでは展開次第で張角が劉備に賛同するようになり援軍として駆けつけてくれる。『7猛将伝』では完全に劉備のシンパとなって、左慈と共に曹操に対峙する一勢力になりつつある。

正史における張角は、自ら大賢良師と称し、太平道の信者を集め養っていた。平伏して罪を懺悔させたり、符水を飲ませることで信者の病を癒したため、人々の信奉を集めた。10余年のうちに、数十万人の信者を8つの州で獲得するに至ったため、信者を36の「方」に属せしめ、それぞれの方に渠帥を置き管轄させた。表面的には善道をもって天下を教化していたが、内部では結託して黄天の世を作ろうと画策していた。

孟獲（モウカク）

得意武器：鬼神手甲（キシンテッコウ）
声：幸野善之
一人称：ワシ
身長：210cm
通り名：大いなる王

『真・三國無双2』～『4』までと『5Empires』以降に参戦

南中の王。人並み外れた巨躯と強力を誇り、王であると同時に最強の戦士でもある。常に思考よりも感情が優先する人物。また、見た目に似合わず愛妻家、恐妻家でもある。

族長や領民、果ては獣達までをも家族として庇護する好人物。人間離れした腕力を誇る厳つい巨漢という見た目に似合わず愛妻家かつ恐妻家で、妻である祝融のことは「かあちゃん」と呼んでいる。良き大王であり良き夫でもある。昨今、各セリフや祝融との会話で「食」について触れることが多い。かあちゃんの手料理が原因か。度重なる外敵の侵攻から南蛮の独立を守るため戦う不屈の豪族・南中王。

正史では『華陽国志』や『三国志』の裴注に引く諸書に散見される人物で、出身は建寧郡。漢族とタイ族の混血とされる。蜀漢の支配に抵抗し諸葛亮率いる南征軍に立ち向かうも、敗北を重ねる。長きに渡る戦いの中、彼は七回捕まえられて七回解放された末に諸葛亮に心服し、蜀漢への帰順を誓ったという。これが『七縱七禽』の逸話である。蜀漢に帰順した後は功績を重ね、御史中丞（官吏に対する監察と弾劾の役職）にまで出世したという。

祝融（シュクユウ）

得意武器：飛刀（ヒトウ）
声：米本千珠
一人称：アタシ
身長：173cm
通り名：情熱の炎

『真・三國無双2』～『4』までと『6』以降に参戦

孟獲の妻。伝説の火の神・祝融の子孫を名乗っている。勝ち気で姐御肌な女戦士。火の神の名前に相応しく、直情的で攻撃的な性格だが、猪突猛進で機転に欠ける孟獲を上手く補佐し、良き王として立ち振る舞うように仕向けるという一面も持っている。

夫の大王としての器量に心底惚れ込んでいるが、気風の良い姉御肌の女傑で、孟獲も彼女には頭が上がらない。他の陣営の女性キャラに比べてサバサバした所がある。自らを「火の神の末裔」と称する南蛮一の女闘士。火神の末裔を自称するだけあって炎を纏った攻撃を得意としている。ファンからの愛称は気風の良さと面倒見のいい所、そして夫の孟獲の呼び方から「かあちゃん」。

その扇情的な姿から誤解されがちだが惚れた男には操を通す健気な女性であり、夫・孟獲を心の底から愛し、信頼している。『祝融』とは中国神話上の神であり、炎帝の子孫とされている南方の神で、火を司る火神でもある。その容姿は獣面人身であるという。『三国志演義』には、南蛮の王「孟獲」の妻として登場。飛刀の名手であり、帯来洞主は実の弟。

左慈（サジ）

字：元放（ゲンホウ）
得意武器：錫杖（シャクジョウ）
声：佐藤正治
一人称：小生
身長：185cm
通り名：明哲なる神仙

『真・三國無双4』と『7』以降に参戦

字は元放。道術を体得し、超常的な奇跡を操ることができる。混迷の乱世を憂い、仁徳に溢れる劉備が新たな時代を築くことを願う。

人智を超えた力を持つ稀代の神仙で、様々な術を操る。戦乱を憂い、劉備の創ろうとする大徳の世の実現の為、彼を助けるべく曹操の覇道を阻むなど、歴史の裏で暗躍する。劉備を主人公に、曹操を敵役として描く時代小説『三国志演義』では仙術を使い曹操をおちょくりまくる役割で描かれている。

史書に登場するれっきとした実在の人物である。曹丕や曹植の文献には曹操が呼び寄せた方士のひとりとして「廬江の左慈」が登場している。他の方士らと同じく300歳を自称したという。片目が潰れており、また片足が不自由で、青い衣を身につけた見栄えのしない老人の風貌をしていたという。没年不詳ながらも、曹植の著した『弁道論』には「左慈は天寿をまっとうした」という記述がある。