ゆらゆら帝国(ゆら帝)の徹底解説まとめ
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1990年代後半のメジャーデビューから、サイケデリックなロックで独特な世界観を表現し続けたスリーピースバンド・ゆらゆら帝国。
他のバンドには真似できない、高い演奏力とナンセンスな歌詞世界で人気を博したが、2010年、惜しまれつつも解散してしまった。
ゆらゆら帝国のプロフィール
結成
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1989年、大学生だった坂本慎太郎を中心に結成。
当時のメンバーは四人だった。
吉祥寺や高円寺を中心にライブ活動を始める。
度重なるメンバーチェンジの中で、ベースの亀川千代が加入した。
1992年、インディーズレーベルから1stアルバム『ゆらゆら帝国』を発売する。
その後もメンバーの入脱退を繰り返し、スリーピースバンドとなる。
1997年にはドラムの柴田一郎が加入する。
メジャーデビュー
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1998年、メジャーデビュー。
メジャー1stアルバム『3x3x3』をリリースした。
このアルバムは音楽雑誌の企画で、CORNELIUSの小山田圭吾によって年間トップアルバムに選ばれた。
その影響もあり、知名度も上がっていった。
2000年にリリースした3rdシングル『ゆらゆら帝国で考え中』はバラエティ番組『はねるのとびら』のオープニング曲となった。
ロック好きには既に名が知られていたが、一般にも広がるきっかけとなった。
完成、そして解散
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2005年にレーベルを移籍したことをきっかけに、欧米でのライブや台湾のフェスに参加するなど活動の幅を広げていった。
2007年にリリースしたアルバム『空洞です』及びその後のツアーにおいて、メンバーはバンドが完成したと感じていた。
2010年、完成したバンドでこれ以上やることはないと解散してしまった。
主要メンバー
坂本 慎太郎
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ギター、ヴォーカル担当。
ボリューミーな天然パーマと薄い眉毛という特徴的なビジュアルをしている。
作詞だけでなく、CDのアートワークも担当していた。
亀川 千代
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ベース担当。
前髪を真っすぐに切りそろえ、腰まである黒のロングヘアーが特徴的。
そんな見た目と千代という名前だが、男性である。
ライブではほとんど動かないが、ベースラインは大きくうねっている。
柴田 一郎
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ドラムス担当。
他の二人と比べて、ビジュアル的には普通。
しかし、皇居までドラムの練習をして、右翼に拘束されるなど奇抜な行動を取る。
解散後は「いちろう」名義でソロ活動をしている。
メジャーフルアルバム
『3×3×3』
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1. わかってほしい
2. 昆虫ロック
3. ユラユラウゴク
4. ドックンドール
5. 発光体
6. つきぬけた
7. アイツのテーマ
8. 3×3×3
9. タートルトーク
10. EVIL CAR
11. パーティーはやらない
1998年にリリースされたメジャー1stアルバム。
1stシングルである『発光体』を収録している。
読み方は「さんかける さんかける さん」
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