『ARROW / アロー』とは、2012年に放送を開始したアメリカ合衆国の冒険アクション・テレビドラマ。2020年まで計8シーズンが放送された。DCコミック・ヒーローのグリーンアローをモチーフとしており、企画・原案はグレッグ・バーランティ、マーク・グッゲンハイム、アンドリュー・クライスバーグ。主演はスティーヴン・アメル。本作の主人公は億万長者のプレイボーイ、オリバー・クイーン。5年にわたる過酷な孤島での暮らしからスターリング・シティに生還し、街を腐敗させる悪の権力者たちを制裁する。
『ARROW / アロー』の概要
『ARROW / アロー』とは、2012年10月10日に放送を開始したアメリカ合衆国の冒険アクション・テレビドラマ。2020年1月28日まで計8シーズンが放送された。本作はDCコミック・ヒーローのグリーンアローをモチーフとする。企画・原案はグレッグ・バーランティ、マーク・グッゲンハイム、アンドリュー・クライスバーグ。この3人が製作総指揮・ショーランナーを務める。主演はスティーヴン・アメル。
本作の主人公は億万長者のプレイボーイ、オリバー・クイーン。彼が5年にわたる過酷な孤島での暮らしから故郷スターリング・シティに生還し、街を腐敗させる悪の権力者たちを制裁する。
毎回、現在のスターリング・シティでの物語と並行して孤島でのフラッシュバックが描かれる構成となっている。
『ARROW / アロー』のあらすじ・ストーリー
遭難と孤独なサバイバル
スターリング・シティの億万長者ロバート・クイーンとその息子オリバー・クイーン、そしてオリバーの女友達サラを乗せたヨットが嵐で遭難した。サラは水に飲まれ死亡し、父ロバートはオリバーを生き延びさせるため、救命ボート上で自ら命を絶つという壮絶な決断をする。
オリバーは絶海の孤島「リアン・ユー」に漂着する。彼はそこで、謎の武装組織による拷問や、過酷なサバイバル生活を強いられ、今までの享楽的な人生とはかけ離れた日々を送る。その中で、オリバーは弓矢の腕を磨き、肉体を徹底的に鍛え上げ、生還の機会を待った。
5年後の帰還と街の裏側
5年後、オリバーは無事にスターリング・シティに生還する。母モイラ、妹テア、悪友トミーらに歓迎されるが、家族の状況は様変わりしていた。母モイラは父ロバートの元右腕だったウォルター・スティールと再婚しており、テアはドラッグに手を出すなど荒れていた。
オリバーは遭難前に交際していたローレル・ランスの妹サラと浮気しており、サラを死なせた張本人として、ローレルとその父であるクエンティン・ランス刑事から激しく恨まれていた。
オリバーは昼間、若き実業家のプレイボーイという表の顔を装いながら、夜は弓矢の達人「フードの男」として活動を開始する。彼の目的は、父ロバートから託された手帳に書かれた汚職政治家や悪徳実業家に罪滅ぼしをさせ、街の不正を一掃することであった。しかし、その活動は警察から殺人犯と見なされ、ランス刑事に敵視されることになる。
陰謀の露呈と新たなチーム
オリバーが街の浄化を進める中、父ロバートとサラを巻き込んだヨット遭難事件が仕組まれた陰謀だった可能性が浮上する。さらに、その陰謀に母モイラやトミーの父マルコム・マーリンといった近しい人物が関わっていたらしいという衝撃の事実が明らかになる。この秘密を探ろうとしたウォルターが行方不明になるという事態も発生。
オリバーは、母がボディガードとして雇った元兵士ジョン・ディグル、そしてクイーン産業のIT技術者フェリシティ・スモークを仲間に引き入れる。三人はクイーン産業の古倉庫の地下に秘密基地を設け、本格的にスターリング・シティを脅かす悪の陰謀に立ち向かう。
街を守るヒーローへ
オリバーは父の遺志を継ぎ、街に巣食う巨悪と対峙する。彼は過去の享楽的な自分を捨て、リアン・ユーでの過酷な経験を経て得た力と、仲間との絆を武器に、スターリング・シティを守るヒーロー、「アロー」としてその戦いを本格化させるのであった。
『ARROW / アロー』の登場人物・キャラクター
主人公
オリバー・クイーン(演:スティーヴン・アメル)
オリバー・クイーン
吹替:日野聡
ニックネームは”オリー”。スターリング・シティの大富豪ロバート・クイーンの息子で、プレイボーイ。
5年前、ヨット旅行中に遭難し、父とともに死んだと思われていたが、太平洋の絶海の孤島で救助される。
帰還後、クイーン産業本社からの招聘を断り、同社の古い倉庫を改装して若者向けのクラブ「ヴァーダント」を開店し、その経営者となる。
汚職政治家や悪徳実業家らに罰を与える、通称「フードの男」としての活動を開始。
チーム・アローのリーダーであり、鍛え上げた肉体と技で戦う。弓矢の扱いに長け、多彩な仕掛け矢を使えば戦闘ヘリコプターすらも撃墜することができる。
フードの男(第2シーズン第2話以降は”アローとも呼ばれる。)
その他の登場人物
モイラ・クイーン(演:スザンナ・トンプソン)
モイラ・クイーン
吹替:佐々木優子
オリバーとテアの母。夫ロバートと息子が死亡(失踪)後、クイーン産業のCFOだったウォルターと結婚した。
表向きには理想の妻と母を演じているが、裏ではかつてロバートも関わっていた秘密組織に属している。
ヨットの遭難が実は事故ではなかったことを知っている。
最終的にマルコムの企みが世間に明るみになり、自身も加担していた事を自ら発表し、出頭する。
テア・クイーン(演:ウィラ・ホランド)
テア・クイーン
吹替:坂井恭子
オリバーの妹で、ティーンエイジャー。父と兄の”死亡”(失踪)後、母モイラとの関係もギクシャクしてしまい、悪い友達と付き合うようになり、「ヴァーティゴ」などのドラッグにも手を出した。
せっかく生還した兄が隠し事をしていると感じており、反抗的な態度を取るが、次第に打ち解けていく。
トミーに淡い恋心を抱いていたが、グレイズ地区の小悪党だったロイと知り合って情けをかけるうち、恋愛感情が芽生えていく。
目次 - Contents
- 『ARROW / アロー』の概要
- 『ARROW / アロー』のあらすじ・ストーリー
- 遭難と孤独なサバイバル
- 5年後の帰還と街の裏側
- 陰謀の露呈と新たなチーム
- 街を守るヒーローへ
- 『ARROW / アロー』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- オリバー・クイーン(演:スティーヴン・アメル)
- その他の登場人物
- モイラ・クイーン(演:スザンナ・トンプソン)
- テア・クイーン(演:ウィラ・ホランド)
- ローレル・ランス(演:ケイティ・キャシディ)
- エミリー・ベット・リッカーズ(演:フェリシティ・スモーク)
- デヴィッド・ラムゼイ(演:ジョン・ディグル)
- ジョン・バロウマン(演:マルコム・マーリン)
- コリン・ドネル(演:トミー・マーリン)
- コルトン・ヘインズ(演:ロイ・ハーパー)
- ウォルター・スティール(演:コリン・サーモン)
- ポール・ブラックソーン(演:クエンティン・ランス)
- 『ARROW / アロー』の用語
- 場所
- スターリング・シティ(Starling City)/スター・シティ(Star City)
- リアン・ユー(Lian Yu)
- マルチバース(Multiverse)
- 組織
- チーム・アロー(Team Arrow)
- キャナリーズ(The Canaries)/キャナリー・ネットワーク(The Canary Network)
- スターリング・シティ警察(Starling City Police Department)/スター・シティ警察(Star City Police Department)
- アーガス(A.R.G.U.S.)
- ブラトヴァ(Bratva)
- トライアド(Triad)
- テンペスト(Tempest)
- リーグ・オブ・アサシン(League of Assassins)
- ハイヴ(H.I.V.E.)
- シャドウスパイア(Shadowspire)
- タナトス・ギルド(Thanatos Guild)
- クアドラント(Quadrant)
- ロングボウ・ハンターズ(Longbow Hunters)
- ナインス・サークル(Ninth Circle)
- エデン・コア(Eden Corps)
- デスストローク・ギャング(Deathstroke gang)
- その他
- ヴァーティゴ(Vertigo)
- ミラクル(Mirakuru)
- ラザラス・ピット(Lazarus Pit)
- 『ARROW / アロー』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 関係図
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