ジョーカー・ゲーム(ジョカゲ・Joker Game)のネタバレ解説・考察まとめ

『ジョーカー・ゲーム』とは、柳広司による日本の短編ミステリー・スパイ小説および、それを原作とした漫画、アニメ作品である。「D機関シリーズ」と呼ばれている。2016年4月から6月までAT-X、TOKYO MX他にて放送された。第二次世界大戦前の帝国陸軍内に結城中佐によって、秘密裏に設立されたスパイ養成部門「D機関」。アニメでは、そのD機関員たちが世界で暗躍する全12話のストーリーが描かれている。

CV:伊藤静

フランス市民でレジスタンスの一員でアランやジャンと行動をともにするが、家族を人質に取られ、レジスタンスを監視するコラボでもあった。島野にコラボであることを見抜かれたので彼を殺そうとするが失敗する。

及川政幸大尉(おいかわまさゆきたいい)

CV:藤原啓二

まじめな性格と上海の治安維持で評価を得ていたが、上海の中でも特に治安が悪い滬西(こせい)地区での激務により、次第に疲労と緊張によって心身ともに疲労困憊して行く。「任務を完璧に遂行しなければならない」というまじめな性格ゆえに取り締まり目的で入った違法賭博に魅了され、賭博資金を得るために部下の吉野豊上等兵を利用してアヘンの横流しをしていた。
その後、及川大尉の横流しに気づいた宮田伸照伍長も世話係りをしていた少年を利用して殺害し、その少年も自宅ごと爆破することで死亡させる。なお自宅の爆発も抗日テロを装った自作自演だった。さらに隠蔽のために本間英司軍曹を利用するが、塩塚朔(草薙行仁)によって全てが明るみになる。そして利用していた吉野からも恋仲だった少年を殺された恨みで銃殺される、

本間英司軍曹(ほんまえいじぐんそう)

CV:土田大

上海派遣憲兵隊の職務に就いている男性。上海に着任して3ヶ月になる頃、日本の情報を漏洩している内通者を探すようにと及川大尉に命じられる。その事件を調査するに当たり、塩塚朔(D期間の福本)と接触することになる。情報漏洩をしていた張本人は上司である及川大尉であることを突き止めた。

ハワード・マークス

CV:大塚芳忠

英国諜報機関のスパイマスターで結城中佐とは面識がある。スパイ容疑がかけられた伊沢和男の尋問に立会い、自白剤を投与する。結城中佐から売られたと悟った伊沢は自白剤を打たれ、意識が朦朧としている中でマークスの指示に従って日本に英国側が用意した文章を打電して送るが、それは英国諜報機関に伊沢が捕まったことを知らせるという意味になっていたことには気がつかなかった(結城中佐に裏の裏をかかれてしまった。)

ジェフリー・モーガン(ルイス・マクラウド)

CV:田中秀幸

サンフランシスコで小さな貿易会社を営む老紳士だが、実はイギリス諜報機関のエニグマ暗号解読班の中心人物であるルイス・マクラウドが整形した姿である。クロスワードパズルに目がない。整形しても耳の形は変わらないことから内海脩(D機関の甘利)に正体を見破られる。ドイツのエニグマ暗号を解読するために、イギリス国内の貨物船を囮に使うなど強引な手段を用いたことから、イギリス国内にいられなくなり、日本へ亡命するために豪華客船朱鷺丸に乗船していた。しかしその船中で「ケルべロス」という暗号名を持つ者(正体はシンシア・グレーン)に暗殺される。

シンシア・グレーン

CV:中村千絵

幼い娘エマと犬のフラテと共に朱鷺丸に乗船していた婦人だが、実はルイス・マクラウドを狙っていた「ケルベロス」でもある。夫のレイモンドは航海士だったが、彼の乗っていた貨物船がエニグマを解読しようとするマクラウドの囮になってしまい、命を落とす。夫を亡くして悲しんでいたところ、マクラウドが「エニグマ暗号を解かなければ我が国に勝ち目はない」と二重スパイを利用して、ドイツに情報を流し、貨物船もろとも全ての証拠を消していたことを知る。その後復讐するためにドイツのスパイとなり、マクラウドを殺す機会を伺っていた。
内海にマクラウドを殺したケルベロスであることを指摘され、エマとフラテを内海に預けて自首する。

エマ・グレーン

CV:大久保瑠美

朱鷺丸に乗っていたシンシアの幼い娘。父のレイモンドは航海士だったがルイス・マクラウドの囮作戦に利用され、海で命を落とす。マクラウドの日本への入国を阻止するために乗船していた内海脩と出会い、動物の扱いが上手な彼に懐く。また母シンシアがマクラウドを殺して自首してからはフラテと共に内海に預けられる。

白幡樹一郎(しらはたきいちろう)

CV:長克巳

元英国大使・元外交官で伊豆に蟄居させられている。陸軍の統帥綱領を盗読した容疑がかけられている。ドイツと手を結ぼうとする陸軍の方針に反対を示す親英家でアーネスト・グラハムとは旧知の仲である。

アーネスト・グラハム

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