ジョーカー・ゲームのエンドカード・東京十二景まとめ

『ジョーカー・ゲーム』とは、柳広司による短編ミステリー・スパイ小説、およびそれを原作とした漫画、アニメ作品である。テレビアニメ『ジョーカー・ゲーム』は、スタイリッシュなスパイたちの活躍が話題になった。昭和初期特有の、和と洋が融合した独特の世界観も魅力の作品である。ここでは、スパイたちの日常を描いたレトロな味わいのあるアニメ『ジョーカー・ゲーム』のエンドカードを紹介する。
『ジョーカー・ゲーム』の概要
『ジョーカー・ゲーム』とは、柳広司による短編ミステリー・スパイ小説、およびそれを原作とした漫画、アニメ作品である。原作は2008年度の「このミステリーがすごい!」で第2位に、週刊文春ミステリーベスト10で第3位にランクインした。2009年には第30回吉川英治文学新人賞、及び第62回日本推理作家協会賞を受賞している。
テレビアニメは2016年4月から6月まで全12話が放送された。キャラクター原案はイラストレーターの三輪士郎。 アニメーション制作はProduction I.G。原作小説からいくつかのエピソードを厳選して映像化している。昭和初期特有の、和と洋が融合した独特の世界観が魅力の作品となっている。
世界大戦の火種がくすぶる昭和12年の秋、帝国陸軍の結城中佐によって、スパイ養成部門「D機関」が秘密裏に設立された。機関員として選ばれたのは、一般の大学を卒業し、超人的な選抜試験を平然とくぐり抜けた若者たちだった。彼らは結城中佐のもと、爆薬や無電の扱い方、自動車や飛行機の操縦法だけでなく、スリ、金庫破りの技に至るまで、スパイ活動に必要なありとあらゆる技術を身につけ、任地へと赴く。「死ぬな、殺すな」と目立たぬことを旨とするスパイにとって自決と殺人は最悪の選択肢であるとするD機関は陸軍中枢部から猛反発を受けながらも、味方を欺き、敵の裏をかき、世界中で暗躍する。
ジョーカー・ゲーム(ジョカゲ・Joker Game)のネタバレ解説・考察まとめ - RENOTE [リノート]
renote.net
『ジョーカー・ゲーム』とは、柳広司による日本の短編ミステリー・スパイ小説および、それを原作とした漫画、アニメ作品である。「D機関シリーズ」と呼ばれている。2016年4月から6月までAT-X、TOKYO MX他にて放送された。第二次世界大戦前の帝国陸軍内に結城中佐によって、秘密裏に設立されたスパイ養成部門「D機関」。アニメでは、そのD機関員たちが世界で暗躍する全12話のストーリーが描かれている。
エンドカードとは
エンドカードとは、テレビアニメの本編終了後、提供クレジットの後に表示される画像のことである。エンドカードはアニメであれば必ず表示されるものというわけでなく、作品によってはエンドカードが存在しないものもある。アニメ『ジョーカー・ゲーム』では、本編では描かれていない機関員達の日常の風景が東京十二景として登場した。
エンドカードはアニメ『月詠-MOONPHASE-』で初めて登場したもので、考案者は原作者の有馬啓太郎。その後、制作会社であるシャフトのお決まりとなり、他のアニメ制作会社にも波及した。
『ジョーカー・ゲーム』に登場するエンドカード
第1話「ジョーカー・ゲーム(前編)」

イラスト:板津匡覧(いたづ よしみ)
「東京十二景」と題して始まった昭和モダンなエンドカード。
第1弾はビアホール「銀座ライオン」にて。キャラクターは左から、実井、神永、三好、甘利。
サッポロ銀座ビル - Wikipedia
ja.wikipedia.org
サッポロホールディングス - Wikipedia
ja.wikipedia.org
第2話「ジョーカー・ゲーム(後編)」

イラスト:板津匡覧
劇場や映画館が立ち並ぶ歓楽街「浅草六区」を背景にしたエンドカード。
現在も姿を残している浅草の観光スポットであるが、やはり当時の雰囲気とは異なる。それぞれ画像で比較してみるのも良いだろう。
キャラクターは左から小田切、福本、波多野、田﨑。
浅草公園六区 - Wikipedia
ja.wikipedia.org
第3話「誤算」

イラスト:板津匡覧
第3話は「両国橋」を背景にした波多野のイラスト。
両國橋をバックに歩く波多野と、その後をついて行く三毛猫の躍動感あふれる歩き方が可愛らしい。
両国橋 - Wikipedia
ja.wikipedia.org
第4話「魔都」

イラスト:板津匡覧
第4話のエンドカードイラストは、台東区に位置する上野広小路(旧字:上野廣小路)を背景に。 「上野広小路」は上野公園から南に伸びる中央通り一帯を指す。
キャラクターは、左から小田切、田﨑、実井だと思われる。
「東京風景」より 上野廣小路 文化遺産オンライン
bunka.nii.ac.jp
「東京風景」より 上野廣小路
第5話「ロビンソン」
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