ジョーカー・ゲーム / ジョカゲ / Joker Game

ジョーカー・ゲーム / ジョカゲ / Joker Game

『ジョーカー・ゲーム』とは、柳広司による日本の短編ミステリー・スパイ小説および、それを原作とした漫画、アニメ作品である。「D機関シリーズ」と呼ばれている。2016年4月から6月までAT-X、TOKYO MX他にて放送された。第二次世界大戦前の帝国陸軍内に結城中佐によって、秘密裏に設立されたスパイ養成部門「D機関」。アニメでは、そのD機関員たちが世界で暗躍する全12話のストーリーが描かれている。

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木島日記(漫画・小説)のネタバレ解説・考察まとめ

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『木島日記』とは大塚英志原作、森美夏画による漫画及び大塚による小説である。漫画は1998年5月号から2003年まで連載され、単行本は4巻まで刊行された。漫画では未完であったが、2017年に小説『もどき開口 木島日記完結編』が刊行され、小説の形で物語は完結した。同原作者及び漫画家による三部作の第二部にあたり、第一部として『北神伝綺』、第三部として『八雲百怪』がある。仮面の男の書店店主・木島平八郎が主人公のオカルト伝奇ミステリーで、昭和初頭の複雑怪奇な世相がその魅力である。

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ジョーカー・ゲーム / ジョカゲ / Joker Gameのレビュー・評価・感想

ジョーカー・ゲーム / ジョカゲ / Joker Game
8

原作の短編小説を構成で昇華した名作

原作の小説は一人一人主人公が異なる(厳密には偽名で登場し正確な名前が明かされないので同一人物がいるかわからない)短編小説で、戦前を生きたスパイの一つの仕事ぶりが描かれているだけで、1話1話の時間軸もバラバラである。
しかしアニメの方は1、2話しかけてその一人の登場人物の目線でスパイの仕事っぷりが描かれた短編を描いて行くのだが、全12話を1話から順に観て行くと『スパイとしての生と死』をテーマに掲げていたとわかるようになっている。
1、2話でD機関が掲げるスパイの定義、3話でスパイとなった人間の化け物と言われるほどの能力と化け物の信念、4、5話でそのプロフェッショナルな技術力、6話でこれまでに少しずつ見えてきた、彼らがD機関でスパイであり続けられる信念と理由が明らかになる。6話まででスパイとは何か、スパイとしての生が見えてくる。
しかし7話で初めてスパイの人生からの離脱者が描かれる。命令を機械のようにこなしている彼らが一人の人生のある人間であると実感することになる。8、9話ではまた揺らがない強固な信念が敵対する組織と対比されて改めて描かれる。10話でその集大成が。そして初めて11話でスパイとしての人生の死が描かれる。ここまで化け物たちを描いてきたが最終話は化け物になりきれなかった人間の話で幕を閉じる。
一つ一つ単独で楽しむ作品を、生と死に焦点を当て、スパイの人生を複数の主人公目線で描き切った改作であり快作だ。

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9

OPが素晴らしい!大人向けアニメ・ジョーカーゲーム

ジョーカーゲームは柳広司先生による短編ミステリー・スパイ小説で、2015年にアニメ化されました。
陸軍中枢の反対意見を押し切って、結城中佐の提案から設立されたスパイ養成学校「D機関」を舞台に、その卒業生たちのスパイ活動を描いた作品です。
卒業生たちは常人では到底耐えられないような訓練を受け、最後に残った8人からなり、陸軍から報告係として派遣されていた佐久間中尉に「化物」と呼ばれています。

ジョーカーゲームの魅力は
・アニメの完成度の高さ
・卒業生が全員イケメンすぎる
・スパイ活動の一端が垣間見える
この三点です。

アニメは本当に完成度が高く、大人でも楽しめるような内容です。
OPも本編の内容に沿ったカッコいい曲になっていて、アニメ本編を知るほどに、引き込まれていきます。

卒業生も「なんでこんなにイケメンしかいないの?」と疑問に思うほどイケメン揃いになっています。
スパイ感を出すためにあえて無個性な顔にしたとプロデューサーが後に語っていますが、本当に?という感じです。
ただ彼らのスパイとしての活躍をみるほどに「ただのイケメン」から「納得のイケメン」に印象が変わっていくでしょう。

訓練を受けた卒業生8人の「スパイとしての在り方」に心揺さぶられる作品になっています。

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