金色のガッシュ!!(ガッシュベル)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『金色のガッシュ!!』とは、2001年より週刊少年サンデーで連載されていた、雷句誠による漫画。それを原作としたテレビアニメが『金色のガッシュベル!!』である。天才中学生、高嶺清麿の前に謎の少年ガッシュが現れる。この出会いによって清麿の生活は一変。不思議な本を手に、魔界の王を決める戦いに参加することになる。「優しい王様」になるために戦う中で出会いと別れを繰り返し、彼らは強くたくましく成長していく。

CV:松井菜桜子
魔界に居た頃ガッシュに恋をしていた。それどころか自分はガッシュの恋人だと思い込んでいて、ガッシュの似顔絵が入ったパンツを履くほど好きなのにガッシュは記憶を喪っている為パティの事は判らない。これに怒ったパティは攻撃を仕掛けてくる。清麿は何とか仲を取り持とうとするも上手くいかない。ガッシュ達のバオウザケルガで追い込みを掛けられたパティを突然カエルの姿をした魔物ビョンコが助けに入る。「助けてやるから仲間になれ」と言ってきた。ゾフィスの元に連れていかれ仲間に誘われ、最初は警戒するもガッシュに忘れられていたショックでゾフィスに加担してしまう。後に千年前の魔物達を苦しめて無理やり戦わせている事やレイラの苦しむ姿と涙、ガッシュの訴えにより自分たちがしてきた過ちに気付き、罪を償うべく、最強魔物デモルトと戦う事を決意。最後はガッシュに「私はいいからビョンコを仲間外れにしないで」と涙ながらに訴えた。これにガッシュは「パティもビョンコも大事な大事な友達だ!」と言った。それを聞いたパティは「ありがとうガッシュちゃん、ありがとう、みんな」と告げ魔界に帰った。

術名
「アクル」-手から協力な水流を放つ。
「アシルド」-渦を巻いた身時の塊による盾を作り出す。
「アク・スプレイド」-「アシルド」で吸収した攻撃を水ごと相手へ返す。
「オルダ・アクロン」-多数の鞭状の水を自在に操って攻撃する。
「アクル・キロロ」-両手から水の刃を作り出し連射する。
「アクロウク」-手足に水の爪を纏い攻撃する。
「スオウ・ギアルク」-最大呪文。巨大な水竜を出現させて攻撃する。
「アクルガ」-「アクル」の強化版。手から螺旋状の水流を放つ。
「ガンズ・アクル」-両手から多数の水弾を放つ。
「シン・スオウ・ギアルク」-「スオウ・ギアルク」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界に帰った後、ガッシュを助けたい想いがガッシュの本に現れた術。

アルヴィン

CV:塚田正昭
ビョンコの本の持主。農夫の老人で総入れ歯が無ければまともにしゃべる事が出来ない。ビョンコと初めて会った時、頭に付いていた四葉のクローバーを一枚引き抜いてしまう。泣き続けるビョンコを黙らせ様と、クッキーを渡すとあまりの美味しさに今度はもっとクッキーを欲しがるビョンコに、「おやつは三時」だと言うと、ビョンコは針が三時になっている時計を手作りした。最初は王を決める戦いなどに協力するつもりはなかったが、この時のビョンコの不格好ながらも可愛い姿を見て協力する決意をする。しかしゾフィスの悪事に加担する様になったビョンコに憤りを覚え入れ歯を無くして呪文が唱えられないと嘘を付いて協力しなくなる。最後、心を入れ替えガッシュ達に協力するビョンコを見て、入れ歯をつけて一緒に戦う。戦いの後、ビョンコの頭から引きちぎったクローバーの一枚を枕元に置いている描写が描かれている。

ビョンコ

CV:高戸靖広
両頬が膨らみ、頭にクローバーが生えたカエルの姿をした魔物の子。語尾に「ゲロ」と付ける。頭頂部のクローバーは本来4枚だが、その内の1枚をアルヴィンが引き抜いてしまい三つ葉になってしまう。これに大泣きし続けアルヴィンを困らせた。アルヴィンはビョンコを泣き止ます為にクッキーを渡した。すると今度はクッキーがもっと食べたいと騒ぎ出すとアルヴィンに「おやつは三時」と言われる。それを聞いてビョンコは手作りで、時刻が三時になっている時計を作り、ずっと首から下げている。石版編ではゾフィスに加担して、パティも誘って一緒に悪事を働く。千年前の魔物を封じた石版を集めゾフィスが石にされた魔物達の術を解き利用する。千年前の魔物達の戦いはとっくに終わっているにも関わらずビョンコとパティも利用した。しかし千年前の魔物達の苦難の顔やガッシュ達の言葉に突き動かされ最後はパティと一緒にガッシュ達と協力してデモルトを倒し、パティに「これでガッシュ達の仲間になれるゲロか?魔界で遊ぶゲロよ、みんなで手をつないで…一緒に…」そう言い残して魔界へと帰った。

術名
「ギガロロ・ニュルルク」-手足が長く巨大になり攻撃や移動に用いる。
「ラージア・ニュルセン」-口から泡を放ち滑りやすい足場を作る。
「ギガノ・ニュシルド」-最大防護呪文。ジェル状の大きな盾を出現させる。
「シン・ニュシルド」-「ギガノ・ニュシルド」強化版で「シン」の術の一つ。自由に形を決められる粘液を出す。魔界に帰った後、ガッシュの他の魔物達を助けたいと言う思いを感じ取り、ビョンコも又ガッシュを助けたい思いが本に現れた。

アルベール

CV:谷山紀章
千年前の戦いにおいて、レイラの本の持主だった人間の子孫となる。国籍は不明だが金髪の青年。レイラは「アル」と呼んでいる。ゾフィスに操られ無理やりレイラのパートナーをさせられていた。洗脳状態のアルヴェールに呼びかけていたレイラの声や清麿達の声もちゃんと届いていた。レイラがゾフィスに受けた石の呪縛に囚われそうになった時に流したアルヴェールの涙が呪縛を解くきっかけとなった。洗脳が解かれた後のデモルト戦ではレイラと抜群のコミュニケーションで戦った。王を決める戦いが終わった後は普通の学生生活に戻っている。

レイラ

CV:宍戸留美
頭に2本の小さな角が生えている小柄な女の子の魔物。服の胸部分にある三日月模様をスティックに変え、そこから様々な三日月による術を使う。普段、冷静でクールだが天然の所がある。年齢はガッシュの2学年上となる。千年前に石版にされ、石のまま人間界を彷徨っていた。ゾフィスが術を解き解放させ、また石に戻されたくなければ言う事を聞くように脅し利用した。こんな戦いは無意味だとして無理やりパートナーにさせられていたアルヴェールにも催眠から目を覚ましてとずっと呼びかけていた。初めて清麿達と会った時も協力して逃がしてくれた。しかしその裏切りに気付いたゾフィスに再び石版に戻される恐怖を植え付けられ清麿達を攻撃してきたが、清磨の呼びかけとアルヴェールの涙で打ち勝つ事が出来た。デモルト戦では巨大なデモルトの尻尾を掴んで投げ飛ばす程の怪力の持主。自分は今回の戦いには参加していない為、ガッシュ達に未来を託し自らの意思で本を燃やしてもらい魔界へと帰った。

術名
「ミグロン」-スティックから三日月状の光線を撃つ。
「ミシルド」-スティック先端も三日月が巨大化し、回転しブーメランの様に飛んで行く。
「ラージア・ミグセン」-スティック先端の三日月が巨大化し、真っ直ぐに飛んでいく。
「ミベルナ・マ・ミグロン」-最大呪文。26個の三日月を出現させそれらを用いて戦う。三日月はレイラのの指示で動き、パートナーの掛け声に反応して動く。
「回転ロール」ー三日月を回転させる。
「攻撃ファイア」-三日月を爆発させる。
「連結コネクト」ー三日月と三日月の間に光のラインを結ぶ。
「収穫ハーベスト」ー連結で結ばれた光のラインを引き上げる。
「ミベルナ・シン・ミグロン」-「ミベルナ・マ・ミグロン」の強化版で「シン」の一つ。他の魔物動揺、魔界に帰った後、ガッシュを助けたい気持ちが本に現れた呪文。

ヴァイル

CV:大友龍三郎
千年前の、魔物を利用する事に何の躊躇いも罪悪感もない、自ら積極的に協力しこの戦いが終わったら付きの光を貰う手筈になっていた。その月の光をガッシュ達に破壊されるのを見て、正常な判断が出来なくなり、ゾフィスに絶対に唱えてはいけないと忠告されていた禁呪を唱えてしまう。変貌したデモルトに命令するも、デモルトもまた更に凶暴性が増しヴァイルはデモルトに飲み込まれてしまう。

デモルト

CV:大友龍三郎
ゾフィスによって石版から蘇り医師から解放された魔物の一人。悪魔の様な姿でかなりの巨大。千年前に狂戦士と言われた程獰猛な性格でバーサーカー型の魔物。月の光を守っているお陰でどんなに攻撃してもすぐに回復してしまう。デモルトの禁呪により全身甲冑の様な物を纏う姿になり唯一弱点の首も守られている。しかも知能も加わるのか言語を喋る事が出来る様になる。ガッシュ達に月の光を壊された後、ウォンレイの技をお腹に食らいパートナーのヴァイルと本を吐き出し魔界へと帰って行った。最終回では巨大な体を活かし土木工事に勤しむ姿が見られた。

モヒカンエース

CV:永野善一
千年前の魔物、ビクトリームのパートナー。本名はポロ・ペーニョン。職業はロックなサボテン職人国籍はアイルランド。ビクトリームに勝手にモヒカンヘアーにされた挙句、額に「1」と書かれてしまっている。戦闘時、ビクトリームの攻撃の巻き添えになっても「耐えろ」と連呼されている。ゾフィスに洗脳されているせいで一言も喋っていないが、戦いが終わった後もモヒカンのまま過ごしている所を見るとビクトリームとの時間はさほど嫌ではなかったと思われる。

ビクトリーム

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