ガッシュ・ベル(金色のガッシュ!!)の徹底解説・考察まとめ

ガッシュ・ベルとは、雷句誠による漫画『金色のガッシュ!!』の主人公で、1000年に1度行われる魔界の王を決める戦いに選ばれた魔物の子の1人である。仲間たちからは「ガッシュ」と呼ばれている。
戦いの場は人間界となっており、パートナーである高嶺清麿と共に次期魔界の王を巡るサバイバルを生き抜き、“優しい王様”になることを目指す。
魔界では落ちこぼれと言われていたが、「悪しき心を持つ魔物を王にさせるわけにはいかない」と傷つきながらも戦い続け、仲間との辛い別れを繰り返し、日々成長を重ねていった。

ガッシュ・ベルの概要

ガッシュはイギリスで記憶喪失になり倒れているところを高嶺清太郎(たかみね せいたろう)に助けられる。
その恩返しとして、清太郎の息子であり、不登校になっていた高嶺清麿(たかみね きよまろ)を鍛え直すため日本へとやってきた。
ガッシュは不明な言語が書かれている赤い本を所持しており、その本を読める者は清麿のみに限定されている。
清麿が初めて呪文を唱えた際には、ガッシュは口から電撃を吐き清麿を驚愕させた。

後に他の魔物との出会いによって、ガッシュは魔界の王を決める戦いに参加している100人の魔物の子のひとりであることが判明する。
その戦いの方法とはお互いの本を燃やしあうことであり、本が燃えた魔物の子は魔界に帰るルールとなっている。
そして、最後まで本を燃やされずに人間界に残った者が次期王様となるのである。

戦いを重ねていく中で、戦いに無理やり参加させられていた魔物の子、コルルと出会った。
コルルの本は燃え、魔界に帰る際「魔界に優しい王様がいてくれたら、こんな辛い戦いはしなくてよかったのかな?」とガッシュに問いかけた。
それを聞いたガッシュは、もうこんな悲しい思いを誰にもさせないよう、自身が優しい王様となることを目指すようになるのだった。

その後のガッシュは、他の魔物の子との出会い、別れを繰り返す中で、ティオやウマゴン、キャンチョメといった仲間ができ凶悪な敵に立ち向かう。
精神的、肉体的にも成長を続け、最後には最強のライバルであるブラゴとの戦いで勝利し、王となった。

ガッシュ・ベルのプロフィール・人物像

王様のような口調を使い始めたガッシュ

本の色:赤
人間換算年齢:6歳
身長:推定100〜110cm
好きな食べ物:ブリ
趣味:バルカン
CV:大谷育江(1話 - 140話)
CV:吉田小南美(141話 - 最終話)

ガッシュ・ベルとは、魔界の王候補に選ばれた100人の魔物の子の1人である。
魔界の王であるダウワン・ベルの息子であり、ゼオンという名の双子の兄がいる。
性格は優しく、好奇心旺盛。
寂しがりやで、頻繁に清麿がでかける先にこっそり付いて行く。
泣き虫で臆病だが、大切なものを守るときには圧倒的な力にも立ち向かう強さを持っている。
好きな食べ物はブリで、度々丸かじりしている描写がある。

魔界の王の元へ産まれてまもなく「バオウ」の力を継ぎ、ユノという老婆に預けられ、そこでガッシュは叩かれたり、召使いのような扱いを受けたりしていた。
日に日に弱り痩せこけ絶望していたが、ある日、自分には本当の家族がいて、自分を心配しているという事実を知り、明るいガッシュの性格に代わっていく。
その際に、両親が王家だと知ったことで、家族に気づいてもらえるよう「うぬぅ」という王様のような口調を使い始めた。

ガッシュ・ベルのパートナー

高嶺清麿(たかみね きよまろ)

IQ190の天才児

学者の父親を持ち、中学生の時点でIQ190という天才児である。
その頭脳から周りから嫉妬され学校で孤立していた為、周りを見下すような態度をとるようになり嫌われていた。
それに耐えきれず不登校となっていたが、ガッシュと出会い、背中を押されたおかげで無事友人と分かり合うことができたのだった。

知識面だけではなく思考の柔軟さや咄嗟の判断力なども優れており、医学の本なども読むことで、適切な応急処置なども行うことができる。

敵と戦う際には、その頭脳を最大限に生かし、作戦を立てることで勝利することが多い。
ガッシュは術を使うと一瞬気を失ってしまうのだが、「SET」という言葉と共に指差した方向を瞬間的に向くようガッシュに指示したことで、そのデメリットによる危機はほぼ無くなった。
ガッシュが王になれたのは清麿の能力が大きく関係していると思われる。

清麿の変化

魔物の子は呪文を自力で使用することは出来ず、パートナーに唱えてもらう必要がある。

ガッシュは清麿と出会った際過去の記憶を失っていた為、清麿がガッシュを追い返そうと偶然にも本を持ち、「ふざけるな!!」と口にしたことで「ザケル」が発動し清麿に直撃した。
最初は驚愕したものの、その事から呪文の力に気づき、悪さをするクラスメイトや銀行強盗などに立ち向かっていく。
当初こそ何も行動せず、言い訳を重ね自分を正当化し、自分に嘘をつくことに嫌気がさしていたが、ガッシュに「もう考えるな!!走ってしまえ!!」と言われ、行動したことでたくさんの友達が出来たのだった。
その後はガッシュと共に過酷な戦いを何度も経験した為、徐々に身体能力が向上し、クラスでも運動神経は上位になる。

性格は真面目で冷静沈着だが、短期で度々阿修羅のような顔になって激怒する描写がある。

アンサー・トーカーの能力

ファウード編ではリオウとの戦闘により仮死状態になるが、ガッシュの呼びかけにより一命をとりとめた。
その際に「アンサー・トーカー」という、あらゆる疑問や質問に対し即座に解答・最適解を導き出すことのできる能力を手に入れた。
初めて出た呪文の効果はもちろん、どうすれば攻撃を当てられるか、避けられるかが即座に分かる。
しかし、最初は目覚めたばかりの力の為未熟で、幼少期から訓練を受けてきたデュフォーには及ばなかった。
脳に強い負担をかけることから、ファウード戦後に謎の夢を見た直後、自在に引き出すことができなくなった。

その後、クリア戦に向けデュフォーによる特訓でこの能力を自在に扱えるようになり、この戦いにおいてのパートナーでは最強クラスの人物となった。

ガッシュ・ベルの呪文・能力

魔本

清麿のみ読むことが出来る不明な言語が書かれている赤い本。
呪文の力を自力で使用することは出来ず、清麿が本を持ち呪文を唱えることで発動する。
唱えた呪文は自動的に発動し、止めることは出来ない。
ガッシュは呪文を発動した際、一瞬意識を失うという他の魔物には無いハンデがある。
ファウード戦での清麿の一時的な死の直後から、術の威力が飛躍的に強くなった。

ザケル

第1の呪文で、口から電撃を吐く。
一番威力の弱い初級の術であり、人間相手にも使うことがある。

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