金色のガッシュ!!(ガッシュベル)とは【ネタバレ解説・考察まとめ】

『金色のガッシュ!!』とは、2001年より週刊少年サンデーで連載されていた、雷句誠による漫画。それを原作としたテレビアニメが『金色のガッシュベル!!』である。天才中学生、高嶺清麿の前に謎の少年ガッシュが現れる。この出会いによって清麿の生活は一変。不思議な本を手に、魔界の王を決める戦いに参加することになる。「優しい王様」になるために戦う中で出会いと別れを繰り返し、彼らは強くたくましく成長していく。

CV:池澤春菜
中国人、16歳の女の子。ウォンレイの本の持主。父親が香港マフィアのボスで、今まで彼氏が出来ても父親の事を知ると逃げて行った。ウォンレイと出会い、恋に落ちた。父親の事を知ってもウォンレイはリィエンの父にも屈さず、彼女を必ず守ると断言すると父親は二人を認めた。
清磨が下校中、突然目の前にチャイナ服を着た女の子が現れ清磨の本を奪って逃げた。
焦り追いかける清磨にいきなり土下座をして、「お願いがある」と言う。
「私はウォンレイを失いたくない!どうか私と一緒にウォンレイを助け出して欲しい‼」
情報が少なかったが、相手は魔物の本の持ち主である事が判った清磨はリィエン達を助ける事を選ぶ。これがきっかけで互いの信頼が生まれた。ガッシュの目指すやさしい王様をウォンレイとリィエンも又、共に目指すを約束した。
リィエンも幼い頃から拳法を学んでおり、ウォンレイと一緒に魔物と戦う。

ウォンレイ

画像右の人物がウォンレイ

CV:石田彰
人間換算年齢15歳。長髪で髪留めを付けている。とても穏やかな性格で「守る王」を目標とする。
術が格闘属性となり、拳法を組み合わせる戦い方。清麿曰く「術を放って攻撃する俺達よりずっと強い」と言っている。
ファウード編ではリィエンに呪いを掛けられ、リオウに協力するしかなかったが、ファウード復活後、またガッシュ達と共に戦う。仕方ないとは言えリオウ側に付いた事を悔やみ、リィエンと他の魔物を守る為、一人敵の魔物に立ち向かった。敵が自爆をしようとした時、リィエンはウォンレイを死なせない為、恵に頼んで本を燃やして貰った。最後は壁が隔てた場所で触れる事が出来ないままウォンレイは「ずっと一緒に」の文字を刻んだ自身の髪留めを残し魔界へと帰って行った。

術名
「レルド」-八角形の小型の盾を出す。他の魔物の防御術に比べ強度は弱いが任意に動かせる。
「バウレン」-腕の強化呪文(アニメ版にて登場)
「レドルク」-足の強化呪文
「ゴウ・バウレン」-「バウレン」の強化版。波動を帯びた拳を繰り出す。
「ゴウ・レドルク」-「レドルク」の強化版。破帽を帯びた蹴りを繰り出す。
「ガンズ・バウレン」-パンチの連打を繰り出す。
「ガル・レドルク」-体を回転させながら相手目掛けてドロップキックを繰り出す。
「ラオウ・ディバウレン」-3本の尻尾を持つ巨大な白虎型のエネルギーを放つ。
「ゴライオウ・ディバウレン」-「ラオウ・ディバウレン」の強化版で最大術。5本の尻尾と漆黒の爪を持つ巨大な白虎型のエネルギーを放つ。
「ゴウ・レルド」-「レルド」の強化版。大きな盾を出す。
「ロウフォウ・ディバウレン」-巨大な白虎の爪を出現させ相手を攻撃する。
「ディオ・レドルク」-「ゴウ・レドルク」の強化版。より威力がある蹴りを繰り出す。
「シン・ゴライオウ・ディバウレン」-「ゴライオウ・ディバウレン」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界へ戻り魂だけの存在となったがガッシュを助けたい思いがガッシュの本に術となって現れた。

石版編の登場人物・キャラクター

背年前の戦いでゴーレムと言う魔物を石化させる魔物が居た。魔物にされた魔物は千年もの間、意識があるまま石版として人間界で辛い時を過ごしていた。そこに目を付けたゾフィス。自分が魔界の王になる為に千年前の魔物の術を解いて配下に置き他の魔物と戦わせ利用していた。千年前の魔物達は再び石版に戻される恐怖をゾフィスに植え付けられていた。しかし同じ石版にされていたデモルトだけは違いデーモンの様な姿で巨大な体をしている。一方今の戦いに参加しているブラゴのパートナーのシェリーはゾフィスをずっと憎み追い続けてた。ゾフィスはシェリーの友人のココを自分のパートナとして利用する為、心を操り人生をも狂わせた。許せないシェリーはココを助ける為、ブラゴと一緒に過酷な戦いをしながらゾフィスを追ってここまで辿り着いた。清麿達はシェリーのゾフィスに対して、ただならぬ殺気を感じゾフィスはしぇりとブラゴに託し自分達はデモルトに立ち向かうのだった。

なぞなぞ博士

画像右がなぞなぞ博士

CV:納屋六郎
キッドのパートナー。モノクルを付け黒いシルクハットにはてなマークの飾りを付けているなぞなぞ好きな老人。
自らを「何でも知っている不思議な博士」と名乗り、いつも肩にキッドを乗せている。かつて医者だった博士は自ら執刀した手術で孫を喪っている。それからずっと一人孤独に生きていた所にキッドが現れた。魔物について調べ上げた事を心の優しい魔物とそのパートナーに敢えて戦いを挑みアドバイスした。石版編で戦いに敗れキッドを魔界に返した後も清麿達の手助けをした。戦いが全て終わった後もクリアのパートナーだった幼い子供ヴィノーを、家族を探し出すまで面倒を見た。

キッド

CV:岡村明美
人間換算年齢8歳。腹話術の人形の様な姿をした小型の魔物。モルタルボードを被り丸眼鏡を付けており頭頂部から角が生えている。純粋で人を疑わない為、なぞなぞ博士にいつも騙されている。それでも、なぞなぞ博士への信頼が厚い。
最初はなぞなぞ博士に頼るばかりだったが、石版編ではなぞなぞ博士を守る為、一人で考え勇気を出して戦った。最後は自分にとっての王様はなぞなぞ博士である事、博士の様になれた事、感謝と別れを心で伝え敵と相打ちになり魔界へと帰った。

術名
「ゼガル」-口から砲口を出し、そこからエネルギーを放つ。
「ゼルセン」ー両腕をロケットパンチの様に発射して攻撃する。
「ゼブルク」ー上半身と下半身を分離させ敵の攻撃を回避する。
「ゼガルガ」-「ゼガル」の強化版。大きくなった口の砲口から回転の掛かった直線状のエネルギーを放つ。
「アムゼガル」-腕を鉄鋼で強化・巨大化相手を殴り飛ばす。
「コブルク」-口から小キッドを出す。小キッドの威力はパンチ一発で清麿の頬を腫れさせる程度。但し、へばりついたら剥がすのにかなりの力を要する。また、泣き落としが上手い。
「ガンズ・ゼガル」-両腕をガトリングガン状のギミックに変化させエネルギー弾を連射する。
「ラージア・ゼルセン」-「ゼルセン」の強化版。両腕を結合させ巨大なロケットパンチにして放つ。
「ギガノ・ゼガル」-胸の巨大な砲口から回転の掛かった巨大なエネルギー波を撃つ。
「ミコルオ・マ・ゼガㇽガ」-最大呪文、最後、魔界に戻る直前で現れた。聖母風の巨大な女神を出現させて攻撃する。この時、なぞなぞ博士は本を見ずに唱えていたが、後に作者は「心の中に浮かんだから」と語っている。
「ミコルオ・シン・ゼガルガ」-「ミコルオ・マ・ゼガルガ」の強化版で「シン」の術の一つ。魔界に戻った後、ガッシュを助けたい気持ちがガッシュの本に術となって現れた。

ココ

CV:西村ちなみ
ゾフィスの本の持ち主、貧しいが為に、町で物が盗まれればいつも疑われてしまう。それでも心優しいココ。シェリーが絶望的になり、入水自殺を図ろうとした時、荒れる川に飛び込みシェリーを助けた。その優しいココはゾフィスの協力を拒否した為、ゾフィスに暗示を掛けられ本のパートナーとしてだけでなく、シェリーを動揺させる為と、この王を決める戦いを自分の有利に運ばせる為に利用した。シェリーとブラゴのお陰でゾフィスからの暗示は解け、この先ココを苦しませない様にと、ゾフィーと一緒に犯した過ちも記憶から消す事が出来た。だが、ココはシェリーが自分を助けてくれた事は記憶の奥底でしっかり判っていた。

ゾフィス

CV:藤田俶子
爆発系の術。人の心を操る能力も持つ。石版編では仮面を付けロードと名乗っていた。千年前の王を決める戦いで石版にされた魔物達を利用する為、世界中から魔物を使って石版を集めさせた。石版の術を解き戻った魔物達をも利用して戦いを有利に運ぼうと考えた。卑劣で残酷なゾフィスも、ブラゴとシェリーには負けてしまう。シェリーがココの暗示を戻し、記憶を消す様、指示するが、「嫌だね」と不気味に笑って拒否するも、最後はブラゴに「魔界に戻っても俺から逃げる生活を送りたいか?」と脅され、すんなりとココの暗示を解き記憶も消した。

ウルル

CV:鳥海浩輔
ウルルは仕事もお金もなく途方に暮れていた時にパティと出会う。パティは「この本を使えば仕事を探すなんてしなくてすむ、お腹空かしている母親や妹達にご飯を食べさせる事が出来る、その代わり世界中を旅してでも私をガッシュちゃんに会わせて!」パティにとってそれが全てだった。石版編で、ゾフィスの仲間になって、自分の事を忘れたガッシュに怒り追い込んだり、千年前の魔物達にも戦う事を強要した事をいくらウルルが咎めても聞く耳を持たない、やりたい放題のパティが最後は自分が悪い事をしている事に気付き、ガッシュ達を助ける為、自分を犠牲にしている姿に「あいつがやっと大切なものに気付くようになった」とウルルも最後までパティをサポートした。最終回ではパティシエの修行をしている描写が描かれている。

パティ

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