デジモンアドベンチャー02(DIGIMON ADVENTURE 02)のネタバレ解説・考察まとめ

『デジモンアドベンチャー02』とは、フジテレビ系列で放送された前作『デジモンアドベンチャー』と世界観が同じ続編であり、冒険、バトルアクションが詰め込まれた少年向けアニメ。全50話。原作は本郷あきよし。デジタルワールドに現れた、新たな敵デジモンカイザーに、新旧の選ばれし子供たちとそのデジモンたちが挑んでいく。今作は前作と比べて進化方法の多彩さなどが魅力。さらに、前作からの登場人物たちの成長した姿を見ることができる。

『デジモンアドベンチャー02』の登場人物・キャラクター

選ばれし子供たち

本宮 大輔(もとみや だいすけ)

CV:木内レイコ
本作の主人公。11歳。短いツンツンヘアの少年。太一にもらったゴーグルをかけている。パートナーデジモンはブイモン。
猪突猛進な性格で、良くも悪くも後先考えずに突っ走っていく。その為、慎重な対応を取るタケルとはよく対立している。物語が進むに連れて、勢い任せに突っ込んでいくことはなくなり、逆に、敵に苦境に立たされても、諦めずに立ち向かっていく姿勢が仲間に勇気を与えるようになる。
同じ学年のヒカリに惚れており、良い格好を見せようとするが空回りしてしまう。転校してきたタケルが親しげにヒカリと話しているのを見てライバル視している。
デジオンカイザーとして敵だった賢が仲間になってからは、積極的に仲良くなろうとし、彼と仲間の仲を取り持とうとするなど懐が深い。
前作で、ヴァンデモンに捕われていた子供の一人。
先輩である太一に憧れており、尊敬している。その太一に、自分が使っていたゴーグル譲り受け、それ以降ずっとつけている。
物語のエンディングでは、ラーメン屋の屋台を成功させてチェーン店を持つほどになる。

井ノ上 京(いのうえ みやこ)

CV:夏樹リオ
12歳。メンバーの中では最年長。メガネをかけており、普段は青いバンダナをしている。パートナーデジモンはホークモン。
お調子者で明るい性格。ドジなところもあるが、最年長らしく、落ち込んだヒカリを励ましたり、過去から目を背ける賢を一喝したりするなど、仲間の支えにもなっている。しかし、敵デジモンではあっても、デジモンを殺してしまう事を拒絶した。また、デジタルワールドで活動することをあまり深く考えていなかった為、ヒカリの、敵と戦う事に覚悟を決めないといけないという言葉に衝撃を受け、自分との心の持ちようの違いに不安定になったこともある。
パソコン部繋がりで光子郎とは先輩後輩の関係。また、ミミに憧れており、ミミお姉様と呼んでいる。
映画『デジモンアドベンチャー ぼくらのウォーゲーム』で、ネット上で戦うアグモンたちに応援のメールを送ったことがある。
25年後の物語のエンディングでは、賢と結婚した。

火田 伊織(ひだ いおり)

CV:浦和めぐみ
9歳。メンバー最年少。おかっぱ頭の少年。パートナーデジモンはアルマジモン。
最年少ながら、年齢に似合わずしっかりしている。父親代わりの祖父に剣道を習っている。誠実かつ冷静沈着な性格で、自分にも他人にも厳しい。基本的にアルマジモン以外に、誰に対しても敬語で話す。子供のような感情の発露は苦手としている。
正義感が強すぎる為、デジモンカイザーとして敵だった賢を、仲間だと認められずにいた。物語が進んでいくと、賢を仲間として認められるようになり、敵対していても、心や感情を持ち話すことができるブラックウォーグレイモンと向き合ったりするなど、心の変化や成長が見て取れる。また、行動を共にしてる大輔の影響か、無茶な行動をする場面も増える。
前作では、ヴァンデモン襲撃時に飛行機に乗っており、ガルダモンに助けられたことがある。
物語のエンディングでは、弁護士になっている。当初の目標は父と同じ警察官だったが、及川との一連の事が影響し、悪行を行った者の償いを助ける為に弁護士になった。

高石 タケル(たかいし たける)

CV:山本泰輔
11歳。パートナーデジモンはパタモン。
前作では年少組で泣き虫だったが、落ち着いた雰囲気を持つ。前作でエンジェモンが命懸けでデビモンを倒したことがある種のトラウマとなっており、悪や闇に対しては一切の情を捨てて立ち向かうようになる。普段は落ち着いた雰囲気だが、デジモンを悪用するデジモンカイザーには、怒りの感情をぶつけ、殴りかかったこともある。
前作で様々な経験をしたことで慎重に物事を進めるようになり、後先考えずに突っ込もうとする大輔とはよく対立する。
今作では、元々戦いに参加する予定ではなかったが、パタモンが古代種の遺伝子データを持ちアーマー進化が可能だった為、再び選ばれた経緯がある。
物語のエンディングでは、小説家になっており、デジタルワールドの冒険というタイトルの本を出版した。

八神 ヒカリ(やがみ ひかり)

CV:荒木香恵(現・荒木香衣)
11歳。パートナーデジモンはテイルモン。
前作では、兄である太一に依存していたが、周りの人間に自分の弱さを見せずにいた。今作では、明るい性格になりお茶目なところもある。病気がちだったが、今は健康で活発な少女に成長している。しかし、兄に依存しているところは相変わらずなようである。
タケルと同様に、今作では戦いに参加する予定ではなかったが、テイルモンが古代種の遺伝子データを持ちアーマー進化が可能だった為、再び選ばれた。
物語のエンディングでは、幼稚園の先生になっている。

一乗寺 賢(いちじょうじ けん)

CV:朴璐美
11歳。パートナーデジモンはワームモン。
物語当初からデジモンカイザーとしてデジタルワールドに君臨していた。プライドが高い自信家であり、弱いデジモンを虫けら扱いしている。デジモンはデータに過ぎず、デジタルワールドを支配することはゲームでしかないと考えていた。デジタルワールドでは、デジモンの進化を抑制するダークタワーを建設し、自分が支配するエリアを増やしていった。さらに、デジモンを闇の力で支配することができるイービルリングを作り出し、支配下に置いていく。しかし、それをデジタルワールドの危機と判断され、大輔たちが選ばれし子供たちとして自分の野望を阻止しようとしてくる。そんな大輔たちに対抗する為に、闇の力を強めたイービルスパイラル、そして、デジモンたちのパーツを合体させたキメラモンを生み出す。最後は、そのキメラモンの暴走や自分の身を案じていたワームモンの犠牲によって本来の自分を取り戻した。
賢に戻ってからは、デジモンカイザーとして行ってきた事への贖罪として、デジタマ孵ったリーフモン(後に再びワームモンへ進化する幼年期デジモン)と2人で行動するつもりだった。しかし、大輔からの誘いを受けて他の子供たちと行動を共にする。しかし、罪の意識から馴染めずにいた。これまでの事があり自虐的になっており、デジモンを殺す汚れ役を買って出たこともある。
幼い時にデジタルワールドへ行き冒険したことがあるが、その時の記憶はなぜか曖昧である。
物語のエンディングでは警察官になっている。京と結婚した。

パートーナーデジモン

ブイモン

CV:野田順子
大輔のパートナー。額にVの文字がある成長期デジモン。大輔と同じように単純で猪突猛進な性格。大輔の言動に対して突っ込みを入れることが多いが、天然なところもある為、逆に突っ込まれることもある。
また、大輔がヒカリに惚れてるように、ヒカリのパートナーデジモンであるテイルモンに惚れているようで、パタモンをライバル視している。

進化
チコモン→チビモン→ブイモン→エクスブイモン
アーマー進化
ブイモン→フレイドラモン(勇気のデジメンタル)
ブイモン→ライドラモン(友情のデジメンタル)
ブイモン→マグナモン(奇跡のデジメンタル)
ジョグレス進化(+究極体への進化)
エクスブイモン+スティングモン→パイルドラモン→インペリアルドラモン(ドラゴンモードとファイターモードの2種類のモードがある)

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