【葛城事件】実際にあった無差別殺人事件を題材にした映画の内容・キャスト・感想まとめ
2016年に公開された映画『葛城事件』。この作品は2001年に大阪で発生した「附属池田小事件」を中心に、これまでに実際に起きた無差別殺人事件の内容を織り交ぜて制作されたとのこと。そこから察せられることは、決して明るい気持ちで観られる映画ではないということです。どんな内容だったのか、演じているキャストや観た人の感想などをこの記事で紹介しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
■『葛城事件』は無差別殺人事件を起こした男の家族を描いた映画
無差別殺人事件を起こした男と、その家族の壮絶な姿を描く映画
■『理想の家族』が息子の無差別殺人によって狂っていく…
美しい妻を得て、子宝にも恵まれ、がむしゃらに働いてマイホームを持ち、理想の家族を作れたと思っていた主人公・葛城清だが、
21歳になった次男・稔が8人を殺傷する無差別殺人事件を起こし、死刑囚となったことで、人生の歯車が狂わされていく様子を描き出す。
■赤堀雅秋が作成した同名舞台を自身で映画化
出典: eiga.com
2013年に同劇団が新井浩文などの客演で話題を呼んだ同名舞台に改稿を加え、映画化する作品。
俳優でもある赤堀監督が描く世界観は「赤堀ワールド」と呼ばれ、人間の本質ともいえる無様さや滑稽さ、残酷さや狂気までをあぶり出し、観る者に突きつける。
■舞台版は『附属池田小事件』がモチーフと言われている
附属池田小事件が題材だとはっきりとわかるほど、事実に則した設定でした。
葛城事件③ モノガタリは附属池田小事件をベースにつくり込んでいる。家族や周囲の人間関係はかなり実際に起きた事実に沿って創り込んだ上で、独特な人物造形を施している。暗転を多用することで、いろいろな時間帯を往来するコラージュ手法により、観る者に独特の印象を刻み付けている。
— かとうだい (@daika) May 3, 2013
■『附属池田小事件』は2001年に起きた小学生無差別殺傷事件
附属池田小事件(ふぞくいけだしょうじけん)は、2001年(平成13年)6月8日に、大阪府池田市の大阪教育大学附属池田小学校で発生した、小学生無差別殺傷事件である。
出典: ja.wikipedia.org
2001年6月8日、大阪教育大学附属池田小学校に刃物を持った男(宅間守・当時37歳)が乱入。児童8人が死亡、教師を含む15人が重軽傷を負った。
出典: yabusaka.moo.jp
■映画版の製作に当たり、新たに近年起きた事件を参考にしたという
映画版の製作に当たり赤堀監督は新たに「土浦連続殺傷事件」「秋葉原通り魔事件」「池袋通り魔殺人事件」など、近年起きたさまざまな事件を参考にしたという。
出典: eiga.com
出典: www.amazon.co.jp
この作品は実在の6つの事件をモチーフにし、自分の中で咀嚼して作ったフィクションです
出典: blogos.com
■赤堀監督は『地続き』『対岸の火事ではない』『どこの家庭にでも起こりうる』
赤堀監督は、「この物語は対岸の火事ではなく、我々の地続きにある、ある家族の話」と切り出し、「観客の心を強く揺さぶる作品になるという自負があります。
映画ではもっと後天的などこの家庭にでも起こりうるであろう可能性を秘めた人物描写を目指しました。
出典: getnews.jp
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目次 - Contents
- ■『葛城事件』は無差別殺人事件を起こした男の家族を描いた映画
- ■『理想の家族』が息子の無差別殺人によって狂っていく…
- ■赤堀雅秋が作成した同名舞台を自身で映画化
- ■舞台版は『附属池田小事件』がモチーフと言われている
- ■『附属池田小事件』は2001年に起きた小学生無差別殺傷事件
- ■映画版の製作に当たり、新たに近年起きた事件を参考にしたという
- ■赤堀監督は『地続き』『対岸の火事ではない』『どこの家庭にでも起こりうる』
- ▼出演者のコメント
- ■主演・葛城清役は三浦友和
- ■次男で無差別殺人の加害者役は若葉竜也
- ■清の妻で稔の母親・伸子役に南果歩
- ■兄の保役には、舞台版で稔役を演じた新井浩文
- ■死刑反対を唱え、稔と獄中結婚をする女性、星野役に田中麗奈
- ■舞台版を見た人の感想
- ■映画版を見た人の感想
- ■映画版の公開は2016年6月18日
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