【葛城事件】実際にあった無差別殺人事件を題材にした映画の内容・キャスト・感想まとめ
2016年に公開された映画『葛城事件』。この作品は2001年に大阪で発生した「附属池田小事件」を中心に、これまでに実際に起きた無差別殺人事件の内容を織り交ぜて制作されたとのこと。そこから察せられることは、決して明るい気持ちで観られる映画ではないということです。どんな内容だったのか、演じているキャストや観た人の感想などをこの記事で紹介しているので、興味のある方はぜひチェックしてみてください。
ニュースもなんとなく流し見していたのが、「実は加害者、こうなんじゃないの?」「この報道の仕方、どうなんだろう」「実は被害者は、こうなんじゃなかったのか」と立ち止まってくれるようになってくれれば、この作品を世に出した意味があったのではないでしょうか。
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▼出演者のコメント
■主演・葛城清役は三浦友和
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三浦は設定について「どんな父親でも、少し歯車が狂えばそういうことに陥る可能性がある」と感じた。
私生活でも同じ2児の父親だが「自分にも当てはまる話と感じた。子供にどうやって愛情を注げば正解なのか悩むのは、親として永遠のテーマですから」と話した。
■次男で無差別殺人の加害者役は若葉竜也
無差別殺人の加害者という難役に抜擢された若葉さんは、「こんなにも不器用で、目を背けたくなるほど生々しく、笑ってしまうほどカッコ悪い人間達。圧倒的な脚本の面白さに興奮しました。『OK!』と監督が声をあげるテイクは必ず、“記憶がすっ飛んでいる”という不思議体験もしました」と明かしている。
■清の妻で稔の母親・伸子役に南果歩
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南さんも「葛城家のなかで過ごす時間は、息をするのも辛くなる場面が沢山ありました。
“家族”という、一番身近な人間関係をどう作っていくかという部分では、家族の危うさや、恐ろしさ、やるせなさ、そしてそこにある人肌を感じながら、『身近にいる家族とは一体何なのか』ということをずっと考え続けた」
■兄の保役には、舞台版で稔役を演じた新井浩文
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新井さんは、「舞台とは別の役をもらって演じる。俳優っぽいなーと思ってました」とコメント。
葛城事件とは。舞台嫌いなパイセンが、最初で最期の舞台と言って出演した舞台。当時のスズナリには毎日数少ない当日券をもとめ長蛇の列が。関係者チケットも殆ど取れず、見た人は限りなく少ない。そして、観劇した90%の方が、帰りにとろろ蕎麦を食べるという伝説の舞台。
— 新井浩文 (@araihirofumi) October 11, 2015
■死刑反対を唱え、稔と獄中結婚をする女性、星野役に田中麗奈
「今回演じた星野順子という女性は、何を考えているのか分からない、理解できない、率直に言ってどうしようかという不安がありました。監督とお会いしてお話させて頂いてから演じる決意ができました」と最初は不安を捨てきれなかったと語る。
■舞台版を見た人の感想
事件当時は紙一重の精神状態の人が起こした事件という認識だったが、不思議なことにこの芝居を観ていくうちにそれが“とても特殊な人が起こした前代未聞の極悪人による犯罪事件”というよりはある人間が起こした哀しい結末の究極の人間ドラマとして受けとめられるようになっていった。
葛城事件を見た。内容的にはいろいろ考えさせられる。舞台ってテーマむずかしい。血の出方はなるほどとおもったり。
— ぅぇp (@t_damo) April 20, 2013
THE SHAMPOO HAT『葛城事件』。相当、暗い話であり、新井浩文さん演じる稔の「ヤバさ」は、もう彼にぴったりだった。ここまで狂った人間は、血も歴史も超えて生まれたどうすることもできない怪物かもしれないけど、それでも怪物の中には同じ血を分けた父がいるような描写も。
— リコ (@retaw201812) April 20, 2013
シャンプーハットの「葛城事件」を下北沢のスズナリで観劇。これまでなら赤堀さんが演じるような役を新井博文さんが熱演。怖かったり狂気を感じる話なのに、なぜかグッときて泣けた。そこには確かに愛があった。鈴木砂羽さんの舞台での佇まいはステキでした。
— なつめや📎☆ (@natsumeya) April 20, 2013
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目次 - Contents
- ■『葛城事件』は無差別殺人事件を起こした男の家族を描いた映画
- ■『理想の家族』が息子の無差別殺人によって狂っていく…
- ■赤堀雅秋が作成した同名舞台を自身で映画化
- ■舞台版は『附属池田小事件』がモチーフと言われている
- ■『附属池田小事件』は2001年に起きた小学生無差別殺傷事件
- ■映画版の製作に当たり、新たに近年起きた事件を参考にしたという
- ■赤堀監督は『地続き』『対岸の火事ではない』『どこの家庭にでも起こりうる』
- ▼出演者のコメント
- ■主演・葛城清役は三浦友和
- ■次男で無差別殺人の加害者役は若葉竜也
- ■清の妻で稔の母親・伸子役に南果歩
- ■兄の保役には、舞台版で稔役を演じた新井浩文
- ■死刑反対を唱え、稔と獄中結婚をする女性、星野役に田中麗奈
- ■舞台版を見た人の感想
- ■映画版を見た人の感想
- ■映画版の公開は2016年6月18日
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