泣ける!アニメ「銀魂」の涙を誘う長篇
実写化も決まり、ますます注目を集めている「銀魂」。
普段はギャグパートで読者を笑わせてくれますが、意外と泣ける長篇も多いんです。
そこで、泣ける長篇をアニメシリーズの初期から順に振り返ってみました。
吉原で暮らす老齢の花魁鈴蘭太夫を、かつて吉原から連れ出すと約束したきり姿を消した男の捜索に端を発し、終盤では幕府の内情や主人公坂田銀時の恩師吉田松陽の死に関わる過去について触れている。
ある日、銀時は月詠の紹介で伝説の花魁・鈴蘭から逆指名を受けた。
彼女が今も尚待ち続ける想い人について話を聞いた万事屋一行と月詠は、その人物が先代将軍の定々であるという情報を掴み、神楽のツテで江戸城へと赴く。
殿中で見廻り組による厳重な警備を誤魔化す為にと行った缶蹴りは不運にも幕府要人暗殺の濡れ衣を着せられる結果となり、一旦は牢に入れられるも真選組やそよ姫の助勢により、一行は黒幕のいる江戸城本丸へと向かう。
城中の武士達相手に凄まじい傾城戦をくり広げた末、銀時たちは遂に城内へと踏み入るも、そこにかつて攘夷戦争で銀時に深い因縁のある集団─────“天照院奈落”が立ちはだかる…!
出典: dic.pixiv.net
一国傾城篇。とにかく泣きました。初めて見たとき、あまりの切なさにしばらく涙が止まらないほど、泣きました。
「―今宵の月は、決して沈みませぬ。」
吉原伝説の花魁である鈴蘭の想い、月詠の想い、銀時の恩師への想い、真選組、見廻組の想い、将軍の想い、舞蔵の想い…。登場する全てのキャラクターの様々な想いが交錯し、少しずつ今まで明かされなかった真実が見えてきます。銀時の過去、舞蔵と鈴蘭の過去…。1つの節目とも言える長篇です。
この長篇のラストシーン、絵の美しさにも心奪われることでしょう。物語に心奪われつつ、今後の展開に関わる動きもいくつかあるので、見逃せないエピソードとなっています。
物語のターニングポイント「将軍暗殺篇」
将軍暗殺篇とは【ピクシブ百科事典】
dic.pixiv.net
原作でもアニメでもこの長篇は大きなターニングポイントだと言えるでしょう。
いつもギャグパートで笑わせてくれていた将ちゃんこと徳川茂茂が、一橋派の何者かに暗殺されそうになるところから物語は始まります。猿飛や全蔵、万事屋や真選組が一丸となって茂茂を守るべく立ち上がる姿は、これまでのどの長篇よりも胸を熱くしました。
高杉らは一橋派の徳川喜喜を担ぎ上げ、茂茂を消し、国をも壊そうと動き始め、全蔵たちの忍びの里伊賀で激闘を繰り広げます。吉原炎上篇での夜兎の本能に負けた神楽、自らの弱さを痛感した新八の成長、友のため業を背負った全蔵、過去の想いを引きずり戦う宿命である銀時と高杉、真選組の果たすべき使命…。これらすべてが、今までのエピソードから繋がり、この後のエピソードに繋がっていきます。
全銀魂ファンの胃が痛くなる、そんな超シリアス長篇ですが、ここを見届けなければ銀魂ファンとは言えない、というくらい重要なエピソードです。私は、この長篇後、将ちゃんロスからなかなか立ち直ることができませんでした。
もうキャパオーバー…「さらば真選組篇」
さらば真選組篇とは【ピクシブ百科事典】
dic.pixiv.net
その名の通り、真選組、見廻組が中心となって物語が展開されます。
将軍暗殺篇のネタバレになるので詳細は避けますが、真選組結成の話や、異三郎と信女の出会いと悲しい過去、異三郎の真の目的、天導衆の謎、銀時の過去など、重要な要素がたくさん含まれています。
最後まで見れば「さらば真選組」の意味がわかります。そして、彼らのラストシーンの表情を見れば、必ずまた帰ってきてくれると感じられるでしょう。
アニメではこの長篇で終わっていますが、原作はさらに長篇が続いており、様々な謎が解き明かされて、様々なキャラクターの想いが明らかになってきています。
また、アニメ銀魂が帰ってくる日を楽しみに、実写版映画の詳細を待ちましょう。
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