ガッシュ・ベル(金色のガッシュ!!)の徹底解説・考察まとめ

ガッシュ・ベルとは、雷句誠による漫画『金色のガッシュ!!』の主人公で、1000年に1度行われる魔界の王を決める戦いに選ばれた魔物の子の1人である。仲間たちからは「ガッシュ」と呼ばれている。
戦いの場は人間界となっており、パートナーである高嶺清麿と共に次期魔界の王を巡るサバイバルを生き抜き、“優しい王様”になることを目指す。
魔界では落ちこぼれと言われていたが、「悪しき心を持つ魔物を王にさせるわけにはいかない」と傷つきながらも戦い続け、仲間との辛い別れを繰り返し、日々成長を重ねていった。

魔界の王を決める戦いに選ばれた100人の魔物の子の1人で、魔界にいた頃に父親をガッシュに助けてもらったことがあり、ガッシュの魔界の頃からの友達である。
「メルメルメ~」と鳴き、話すことができない為、清麿によって「ウマゴン」と名付けられたが、本名は「シュナイダー」である。

パートナーを探すのに苦戦しガッシュと共に過ごしていたが、ナゾナゾ博士によってパートナーであるカフカ・サンビームが見つかる。
スピードに長けた魔物であり、背中に仲間を乗せものすごい速さで走ることができる。

最後にはボロボロの状態で生涯の友であるガッシュを背中に乗せ、クリアの元に送り届ける最中に体が限界を迎え、笑顔で魔界に帰った。

カフカ・サンビーム

ウマゴンのパートナーであり、ナゾナゾ博士が探し出した。
たまに妙な動きをしてボケるが、心の奥を見据える僧侶のような不思議な力を持っており、会ってすぐにウマゴンの気持ちを理解していた。
しかし、「メルメルメ~(僕の本当の名前はシュナイダーなんだよー)」とウマゴンが言ってみたところ、「“僕の名前はウマゴンだよ”って!?そんなことは言わなくてもわかってる!!!」と、真面目な顔をしてギャグも度々かます。
戦いの際には完全に心を通じ合わせ、強敵にも見事なコンビネーションで勝利した。

ウマゴンが魔界へ帰った後には、モモンのパートナーであるシスター・エルと一緒にいるシーンが描かれていた。

ウォンレイ

魔界の王を決める戦いに選ばれた100人の魔物の子の1人であり、リィエンから教わったカンフーと術を組み合わせて戦う。
温厚な性格で、「守る王」を目標としている。
パートナーであるリィエンを愛している為、「戦いに巻き込みたくない」と離れ、リィエンの父によって監禁されていた際、リィエンが清麿に助けを求めたことで出会った。
ガッシュと清麿の説得によってリィエンをそばで守っていくと決め、ガッシュに「優しい王様」を目指すことを約束した。

千年前の魔物との戦いにも協力し、ティオ・恵と共に凶悪な的に立ち向かい勝利した。
ファウード編ではリィエンがリオウによる呪いを受けてしまい、仕方なくリオウに従いガッシュ達とは敵対したが、呪いが解かれた後にはガッシュ達に協力した。
ウォンレイはリィエンの命を救うために世界の人々を犠牲にしようとした事で「私は守る王にはなれなかったようだ…」と悔い、ファウードの門番ウンコティンティンが攻めてきた際、一人でウンコティンティンを食い止めることを決めた。
ウォンレイはボロボロになりながらも勝利したが、ウンコティンティンは残りの力を使い自爆をしようとした為、リィエンはウォンレイを守る為本を燃やした。
自爆はリィエンを巻き込むほどのものだったが、ウォンレイは本が燃えた後もリィエンを守り魔界へと帰ったのだった。

リィエン

ウォンレイのパートナーでカンフーと得意とする。
ウォンレイを愛しており、どんな時でも一緒に戦うと決めている。
ウォンレイが監禁されている際には、清麿を魔物の子のパートナーと気づき助けを求めた。

いつかはウォンレイと離れる運命にあることは理解しており、それでも「(ウォンレイの目指す)守る王の姿は自分の心に生き続ける」と言って彼と共にある時間を互いにとって実りあるものにしようと努め、どれほど苦しい戦いの中でもその雄姿を見守り続けた。

ファウード編でのウンコティンティンとの戦いの際にはウォンレイとの間に壁があり姿が見えなかったにも関わらず、完璧なタイミングで呪文を唱え戦った。
ウォンレイは「ずっと一緒に」と刻まれた髪留めを残し魔界へ帰り、その髪留めはリィエンが腰に結び付けている。

キッド

魔界の王を決める戦いに選ばれた100人の魔物の子の1人で、人形のような姿をしている。
パートナーであるナゾナゾ博士には度々嘘をつかれ騙されているが、非常に懐いている。

ガッシュのもとに突然現れ育てるかのような戦いをし、ガッシュの術「ラウザルク」を出す手助けをした。

ナゾナゾ博士に甘えてばかりだったが、千年前の魔物ベルギム・E・Oとの戦いで動けなくなったナゾナゾ博士を守る為、本を燃やされながらもナゾナゾ博士のような頭脳戦でベルギムを翻弄する。
キッドは戦いながらナゾナゾ博士に心の姿で語り掛け、感謝と別れを告げ、新しく出た呪文でベルギムに止めを刺し、相討ちで魔界に帰っていった。

ナゾナゾ博士

キッドのパートナーでかなりの博識である。度々嘘をついては「ウ・ソ!」と相手をおちょくる。
元々は医者で、自分の手術で孫を死なせてしまった後悔から何も出来なくなり一人孤独な日々を過ごしていた。
たくさんの本を読み使いどころのない知識を蓄えていた時、自分の元へ訪れ生きがいをくれたキッドの国を幸せにする為、戦いに協力することを決めた。

千年前の魔物との戦いでは軍政に備え、心強い仲間を増やす為にガッシュやティオに育てるような戦いをしかけ、呪文を増やすきっかけを与えた。

ベルギム・E・Oとの戦いで立つことが出来なくなるほどのダメージを受け、本も燃えてしまったが、魔界に帰りながらも戦いぬくキッドの姿に成長を感じていた。
キッドから感謝と別れを心の姿で伝えられ、燃え尽きる寸前の本に出た新呪文でベルギムを倒すことが出来た。

キッドが魔界へ帰った後も、魔界が平和になるように情報収集や移動など、ガッシュ達に協力を続けた。

アース

魔界の王を決める戦いに選ばれた100人の魔物の子の1人で、法律を守る一族の出身。

バオウとファウードは魔界の脅威だとし、バオウの使い手であるガッシュを襲撃。
しかしガッシュはその時まだバオウの真の力を使いこなせていないこと、心構えや能力、考え方からエリーの指示で退却した。

その後エリーはリオウの呪いを受けてしまうが、ファウード復活を阻止するというエリーの指示から、ファウードを魔界に帰す装置を使い復活前にファウードを魔界に帰そうとした。
しかし清麿の作戦を聞き、エリーの命を救った上でファウードを魔界へ返すことのできる可能性のあるガッシュ達に協力する。

ファウードが復活した後は、体内魔物からファウードを魔界に帰す装置を無事守り抜いた。

その後、エリーの療養中にてクリアの配下であるゴームの襲撃を受け、惨敗する。
消えるのは怖い、魔界を平和にする法律を作りたかったとエリーに涙ながらに話し、エリーはその思いを必ずガッシュに託すと伝えた。
アースは安堵した表情でエリーに感謝を伝え魔界へと帰った。

ガッシュが王になった後日談ではガッシュに法律の勉強を教える描写が描かれていた。

エリー

アースのパートナー。少女だが一人称は「俺」でアースを家来のように従える。
本来の一人称は「私」で、普通の女の子の口調だったのだが、アースに頼まれ口調を変えた。

難病に侵されており、アースとは夜中の病室で出会ったが、余命がある為戦いへの参加は断った。
生きる希望を失っていたが、自分にもアースを王にすることができることに気づき、戦いに参加することを決めた。

ファウード編ではリオウによる呪いを受けたが、ファウードが復活する前に魔界へ返せとアースに指示をした。
衰弱しきっていたが、清麿の作戦でファウードを復活させたことで無事呪いは解かれ、その後は壊されそうになっていたファウードを魔界へ返す装置を守り抜いた。

しかしその後の療養中クリアの配下であるゴームに突然襲われ、エリーにゴームの攻撃が当たる前にアースがエリーを守り本が燃えた。
戦いの後は病院に搬送されたが、ガッシュにアースの思いを伝えるためすさまじいスピードで回復し、魂となったアースを救って法を作る役目を与えてほしいと涙ながらに頼んだ。

コルル

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