ホーム・アローン3(映画)のネタバレ解説・考察まとめ
『ホーム・アローン3』とは、1997年にアメリカで、翌1998年に日本で公開されたコメディ映画である。ピーター率いる犯罪グループが盗んだアメリカの国家機密のマイクロチップが隠されたラジコンカーを、ひょんなことからもらった主人公のアレックスが、ラジコンカーを奪いに来る犯罪グループを自宅に罠を仕掛けて迎え撃つ話だ。国際的な犯罪に手を染める4人組が、アレックスの仕掛ける容赦ない罠によって次々倒されるという爽快さが魅力の一つである。
『ホーム・アローン3』の概要
『ホーム・アローン3』とは、1997年にアメリカで、翌1998年に日本で公開されたコメディ映画である。ピーター率いる犯罪グループが盗んだアメリカの国家機密のマイクロチップが隠されたラジコンカーを、ひょんなことからもらった主人公のアレックスが、ラジコンカーを奪いに来る犯罪グループを自宅に罠を仕掛けて迎え撃つ話だ。前作としてストーリーに連続性があった『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』があり、主人公のケビン・マカリスターが家に罠を仕掛けて2人組の泥棒を退治するという内容であった。『ホーム・アローン3』では、子どもが家に罠を仕掛けて悪者を迎え撃つという大きな筋書きは健在で、主人公アレックスの機械いじりが好きな好奇心旺盛で正義感の強いキャラクターが魅力となっている。また、国際的な犯罪に手を染める4人組がアレックスの迎え撃つ悪者となっており、犯罪規模と人数も増えてより難解な相手を倒す爽快さもある。
監督は、前作『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』で編集を務めていたラジャ・ゴズネルで、初めての長編映画監督作品となった。前作『ホーム・アローン』『ホーム・アローン2』で主人公のケビン・マカリスターを演じていたマコーレー・カルキンに代わり、主人公のアレックス・プルイットを演じたのはアレックス・D・リンツである。観客動員数は不明であるが、興行収入は全世界で7910万ドルを記録した。
主人公のアレックス・プルイットは、近所に住むヘスおばさんの雪かきを手伝い、ヘスが間違えて空港から持って帰って来たラジコンカーをもらう。実はそのラジコンカーには、ピーター、アリス、バートン、アールという4人の犯罪グループが盗んだアメリカ国家機密のマイクロチップが隠されていた。犯罪グループはヘスを追いかけてアレックスの住む近所までやって来るが、具体的にどこの家がヘス宅が分からなかったため、次々に家々に侵入してラジコンカーを探す。ピーター達が近所の家に侵入している様子を目撃したアレックスは警察に2回も通報するが、犯罪グループは逃げ足が速く警察が来る頃には隠れたり逃げたりしていたため、アレックスは嘘をついていると思われてしまう。そこで証拠を手に入れようと、ラジコンカーにカメラを付けてピーター達が近所の家に侵入している様子を撮影しようと試みるが、せっかく撮影に成功したカメラのテープは抜かれてしまっていた。しかも、ピーター達犯罪グループが執拗にラジコンカーの本体を手に入れようとしていた様子を思い返し「なぜおもちゃを欲しがるのか」と不思議がる。一方の犯罪グループは探していたラジコンカーが見つかり、ラジコンカーの今の持ち主がヘスではなく子供なのではないかと思い、持ち主を探すためプルイット家に嘘の電話を掛けてくる。電話に出たアレックスの母・カレンが騙されて「ラジコンカーをアレックスが持っている」という話をしてしまい、犯罪グループにプルイット家が狙われてしまう。そこで、アレックスは全員がいない平日の昼間に犯罪グループがラジコンカーを取りにやって来ると踏んで、悪い泥棒を撃退しようと自宅に罠を仕掛けて迎え撃つことを決意する。そして、犯罪グループがアレックスの仕掛けた罠にはまって最終的には逮捕されるストーリーとなっている。
『ホーム・アローン3』のあらすじ・ストーリー
ラジコンカーに隠されたマイクロチップと取り違えられた荷物
シリコンバレーにある防衛技術専門所の外に、ピーター・ボープレー、アリス・リボンズ、バートン・ジャーニガン、アール・アンガーという4人の犯罪グループが集まっていた。
ピーターは空港のセキュリティーチェック時に、マイクロチップを持っていることがばれないようラジコンカーの中に隠した。
4人の犯罪グループは国際空港へ到着した。同じ袋をたまたま持っており先にボディチェックを終えたミセス・ヘスが、荷物を間違えてマイクロチップの入ったラジコンカーを持って行ってしまう。ボディチェックが終わったアリスは、中身がすり替わっていることに気づく。
同じ袋を持つ人物を探し回るが、空港内を探しても見つからなかったため「袋を間違えた人物は飛行機に乗った」と判断した犯罪グループは、唯一搭乗中だったシカゴ行の飛行機に急遽乗ることにする。
飛行機を降りる際、アリスが荷物を持ったヘスを見つけて追いかけるが、さっさとタクシーに乗って行ってしまう。ピーターは急いでタクシーのナンバーを控える。タクシーの運転手の元を訪れて、ヘスが降りた場所や家の特徴などを問い詰める。
タクシー運転手の情報を元に、ピーター達犯罪グループはノースデモンパークワシントン通りへと向かう。
偶然にもラジコンカーを手に入れたアレックス
ヘスは帰宅後、近所に住むアレックス・プルイットに雪かきのアルバイトをお願いしていた。
ヘスは「美味しいパンを買って来たのに、空港で誰かが荷物を間違えた」と言いながらマイクロチップが隠されているラジコンカーを、バイトを終えたアレックスに渡す。アレックスが帰宅すると、兄のスタン、姉のモリーがすでに帰宅し自分の部屋で過ごしていた。父のジャックも帰って来た。
アレックスがヘスの家から去った後、運転手からの情報を頼りにやって来たピーター率いる犯罪グループがヘスの家の周辺に到着した。犯罪グループは、ヘスの家の周辺はベッドタウンであるため、昼間は誰もいなくなると見込んで明るくなってから1軒ずつ調べることにした。
帰宅したアレックスは、体中に赤い斑点が出来ているのを見つける。アレックスは水疱瘡になってしまい、翌日、学校を休む。母のカレンも1階のリビングで在宅勤務をしながら、2階の自分の部屋のベッドにいるアレックスを看病をする。
一方、ピーター率いる犯罪グループは1軒1軒に侵入して様子を調べていた。アレックスが何気なく双眼鏡で見ていると、見かけない女性のアリスが近所に住むステファンさんの家の犬を連れて歩いているのを見つける。
「ステファンさんの家に泥棒が入っている」と不審に思ったアレックスは、すぐに警察に通報をする。しかし警察が着いた頃には、4人はパトカーの音に気付いて退散していた。
一通りステファンさんの家を調べて何もなかったため、警察は通報したアレックスの元へ来て「坊や、警察にいたずら電話しちゃいけないよ」と注意する。ステファンさんの家では、何も盗られていなかったが、犬が行方不明になってしまっていた。犬はアリスが逃げる際に一緒に連れて行ってしまっていた。
ステファンさんの家から退散したピーター達犯罪グループも、誰にも気づかれていないと思っていたにも関わらず警察が来たことに驚き、誰が通報したのか探すことにする。
1人で泥棒と戦うことを決意するアレックス
翌日、アレックスは水疱瘡のため、また学校を休んでいた。
カレンが午前中だけ仕事に行き、少しの間だけ1人で家で留守番をすることになった。アレックスは自分の部屋で1人で過ごしながら、また窓の外を眺めていた。
すると、今度はヘスの家を狙っているピーターやアリスをアレックスは発見してしまう。アレックスは今度はカレンのポケベルを鳴らして、警察を呼ぶように伝える。
カレンは言われたように警察に通報をし、警察がヘスの家に玄関のドアを蹴破って入る。今度は事前にパトカーの到着に気付かなかったピーターは、侵入していたヘスの家の天井に張り付いて警察が捜索を終えるまで隠れていた。
外で見張りとして待機していたアリス、バートン、アールは元々変装をしながら通行人を装っていたため、それぞれ散って逃走していた。
アレックスは「また嘘の通報をした」と思われ、警察署の署長までアレックスの家を訪れて厳重に注意をされてしまう。
アレックスは自分の部屋に戻って、ペットのネズミのドリスに話し掛けながら一連の騒動について考えていた。アレックスは「何も盗まない泥棒って何だろう。きっと何か特別なものを探しているんだ。でもそれがどこにあるか分からないから一軒一軒回って探してるんだ」と独り言を言う。ドリスに向かって「誰も信じてくれないなら、僕一人で戦うしかない」とアレックスはつぶやいた。
アレックスと犯罪グループの初接触
翌日、アレックスは相変わらず水疱瘡で学校を休んでいた。
カレンが出勤して1人になると、アレックスはラジコンカーにカメラを仕掛けて、次に狙われると思われるヘスの隣の家に走らせた。アレックスはうまくラジコンを操作し、家に侵入しているピーターの様子を撮影することに成功する。
しかし、物音がしたことでピーターはラジコンカーに気付いてしまう。ピーターは手を伸ばして取ろうとするが、アレックスはカメラを盗られないように急いでラジコンカーを引き返させる。
しかし、途中でスピンしてしまい、侵入していた家の洗濯機にぶつかってしまう。
ラジコンカーを追いかけてきたピーターをかく乱させるために、侵入していた家にわざと電話をかける。ペットのオウムに留守番電話で適当なことをしゃべらせると、ピーターはその声を聞いて家に女が1人いると勘違いし、家の中の捜索を始める。
ピーターは仲間に無線で連絡を取り「中に女がいる。おもちゃは外に出た。急いで迎えを頼む」と言う。
ヘスの隣の家の前で集合した4人は、カメラの付いたラジコンカーを拾い上げて「誰に見られてたんだ」と口々に言う。アレックスはアリスがラジコンカーを分解しようと手をかけた瞬間に、裏道を通ってなんとかラジコンカーを逃がすことに成功する。
アレックスは、さっそくカメラを開けてテープを確認しようとするが、ビデオテープはいつの間にかピーターに取られてしまっていた。アレックスは「どうしてあの4人はこのラジコンがそんなに欲しいんだろう」とつぶやくと、ラジコンカーの中からチップが落ちてくる。
アレックスがそのチップを拾ってよく読むと、小さな文字で「アメリカ空軍」と書いてあった。アレックスは不審に思って、すぐに空軍関係の施設に電話を掛けた。
アレックスと犯罪グループの戦闘前夜
一方、ピーター率いる犯罪グループの4人は、ビデオカメラで撮られた映像を見ていた。
アリスが「相手は絶対に子どもよ」と言う。ピーターは「俺は3026番地の家があやしいと思う。ラジコンの電波が届く圏内で、この通りを全部見渡せる位置にある」と冷静な推察をする。ピーター率いる犯罪グループは、ラジコンカーの持ち主を3026番地に住む子どもと睨んで、探りを入れることにする。
家の電話が鳴ってカレンが出た。電話を持ちながらカレンはアレックスに「クロビスって子知ってる?その子のママからよ。あなた、その子からラジコンカー取ったの」と尋ねる。アレックスはすぐに今日見た泥棒達からの電話だと気付く。
そして、犯人たちがラジコンカーの持ち主を探すために、クロビスさんになりすまして電話を掛けてきていることを悟る。カレンは「うちの子もラジコンカー持ってますけど、お向かいの方からもらったんです」と電話口で答える。
カレンはまだ電話の途中だったが、アレックスはカレンの元に駆け寄って電話を切ってしまう。アレックスは自分の部屋に戻り、1人頭を抱えて「どうしよう。僕がラジコンカーの持ち主だとばれてしまった」とつぶやく。
そして「僕が嘘ついてないって、みんなに分かってもらわなきゃ。泣いたり怖がったりなんかするもんか」と1人で決意する。アレックスは、早速夜中1人で泥棒を迎え撃つ準備を始める。
いよいよ始まるアレックスと犯罪グループの直接対決
翌日、アレックスはまた学校を休んでいる。
アレックスは自分の部屋の窓から、ステファンさんの家の犬を連れてアリスが自分の家の周りを歩いているのを見つける。アレックスは試しに自分の部屋の窓から、こっそり犬にしか聞こえない高周波の笛を吹くと犬は暴れ出す。
アリスは一瞬驚いた様子をしたが、すぐに犬をなだめながら、サングラスに付けた小型カメラのスイッチを入れる。
そして、アリスはアレックスの家のインターホンを押す。その間に、アレックスはこっそり裏口から家を出て犬に近づき、また笛を吹く。
ちょうど玄関前で吹いた笛で犬が暴れた時に、手綱が上手くアリスの足元に絡まっていて、笛の音で犬が走り出すと同時にアリスは手綱に足をとられて引きずられてしまう。犬はアリスを道路に置き去りにしたまま、走って逃げてしまった。天気予報によれば、この日は午後から大雪で吹雪の予定だった。
その頃、FBI捜査官のスタッキーの元には「空軍からこんな連絡が。シカゴに住む子供からおもちゃの中にコンピューターチップを見つけたって」という連絡が入っていた。実は、FBIではマイクロチップがピーター達犯罪グループによって盗まれたことは把握しており、行方を探していたのだ。犯罪グループがシカゴにいると確信したスタッキーは、部下に「シカゴに行くぞ」と告げる。
なかなか家に侵入できない犯罪グループ
吹雪を心配したカレンから電話で頼まれたヘスが、文句を言いながらプルイット家へ向かう。
アリスとピーターはヘスを足止めするため「自分たちの荷物が間違ってヘスの家のガレージへ配送されてしまった」と嘘をつき、ヘスの家のガレージへとヘスを誘いこむ。ヘスが後ろを向いた隙をついて、アリスはヘスをガレージの中の椅子に縛り付けてしまう。吹雪のふく極寒のガレージの中、ヘスは縛られたまま放置されてしまった。
アールは北側の窓から侵入しようとするが、足元におもちゃの箱に入れられたすぐに固まる液体が仕掛けられていて箱から足が抜けなくなってしまう。箱にはローラーが付いていたことから、階段で転んでそのまま地下室に落っこちてしまう。
アリスは、裏口のドアを見つけて入ろうとするが、裏口前は落とし穴になっていたためアリスは叫び声をあげながら一番下の地下室まで落ちてしまう。
すると、アリスが落ちる音を聞いたピーターが、アレックスがいるのではと勘違いし拳銃を持ちながら裏口に近付いてきて、ピーター自身も落とし穴で地下室に落ちてしまう。
バートンはガレージで見つけたはしごを家の外に掛けて、3階の窓から侵入しようとする。バートンの様子を仕掛けたカメラで見ていたアレックスは、わざとバートンが登って来た部屋に行き、登って来たバートンに「うわあ、見つかった」と言う。
するとバートンは勇んで部屋に入ってこようとしたが、部屋の床はもともと抜いてあり一番下の地下室まで落ちてしまう。ピーター、アリス、バートン、アールは、地下室でそれぞれボロボロになって再会する。
ちょうどその時、カレンがプルイット家に電話を掛けてくる。「泥棒が家に来ている事態がばれたら騒ぎになる」と思ったアレックスは電話に出る。
「今から帰る」と言うカレンに、アレックスは「急がなくていいよ。お兄ちゃんたちを迎えに行ってよ」と言う。アレックスの言う事を信じたカレンは、学校に行っているスタンとモリーを迎えに行くことにする。
カレンとアレックスの会話を聞くために、ピーターは地下室にあった電話の隣に拳銃を置いて受話器を取る。
地下室の受話器から会話を聞いていたピーターは「なかなか骨のあるガキじゃねえか」とつぶやきながら、受話器を置き拳銃を持つ。しかし、電話の隣には偽物の銃が置かれており、本物の銃ではなく偽物の銃を手に取ってしまったがピーターは気付かない。
アレックスの活躍で逮捕される犯罪グループ
FBIが学校にやって来ていた。ちょうど迎えに行ってきたカレンは学校で引き留められ、スタッキーが「空軍に電話したマイクロチップのことで話を聞きたい」と言うと、スタンは「知らない」と答える。カレンは「きっとアレックスだわ」と答える。
するとスタッキーは「その子が危ない」と言う。
「なんで危ないんですか」とカレンがスタッキーに聞くと、スタッキーは「犯罪集団が盗み出したマイクロチップを君たちの弟が持ってるらしい」と答える。あまりの出来事にカレンたちは唖然として言葉も出なかった。
一方、アレックスは急いでヘスの元に向かっていた。アレックスがヘスを助けていると、ヘス宅のガレージに隠れていたピーターが出てくる。
ピーターは後ずさりするアレックスに詰めよる。そして、ピーターはアレックスが持っていたラジコンを奪って壊すが、目的のマイクロチップが出てこない。ピーターは拳銃をアレックスに向ける。アレックスはピーターの拳銃を見て、すぐに自分の仕掛けた偽物の銃だと分かる。
アレックスは「その銃、自分のじゃないよ」と言うので、ピーターが不思議に思い一発撃ってみると、中からはおもちゃが飛び出てきた。「おじさんの銃はこっち」とアレックスは言って、ポケットに忍ばせていた拳銃を構える。
ピーターは本物の銃をアレックスが持っていると勘違いして、両手を挙げながら後ずさりしてガレージから逃げ出す。
ピーターが退散した後、アレックスはヘスを家の中に入れると共にFBIの車がサイレンを鳴らしながら到着する。アレックスの元へFBI捜査官のスタッキーがやって来て、「君がアレックスくんかね。FBIのスタッキーだ」と挨拶をする。
アレックスは「これがチップだよ。悪者はプールに2人、地下室に女が1人、あと1人は逃げちゃった」とマイクロチップを手渡しながら話す。
ちょうどその頃、ヘスの家から逃げたピーターは、プルイット家の庭のかまくらの中に隠れていた。しかし、かまくらはほどなく爆発し、その音を聞いたFBIはかまくらへ直行してピーターも捕まえられた。
その日の夜、ジャックが出張から自宅に帰ってくると、ピーター達を撃退するための罠で壊れた家は大修理の真っ最中だった。
ジャックはアレックスを抱きしめて「心配したけど元気そうだな」と言う。アレックスが「全然平気」と答えると、スタンが横から「チップを開発した会社からご褒美が出るんだってさ」と話す。モリーも「しかも金額は6桁だよ。すごいお手柄」と言う。
アレックスがジャックに「何かお土産ないの」と尋ねると、ジャックは「もちろん買って来たとも」と言って袋から何かを取り出す。ジャックが買ってきたお土産はラジコンカーだった。
「操作できるかな」と言うジャックに、アレックスはにこにこしながら「もちろん」と答えるのだった。
『ホーム・アローン3』の登場人物・キャラクター
プルイット家
アレックス・プルイット(演:アレックス・D・リンツ)
日本語版CV:矢島晶子
ラジコンカーにカメラを取り付けたり、遠隔操作できるようにリモコンを改造したり、機械いじりが好きな好奇心旺盛な8歳の男の子。
近所に住むヘスおばさんに頼まれてヘスの家の前の雪かきをしたところ、アルバイト代の代わりに空港の荷物受け取り時に間違えて持って帰って来たラジコンカーをもらう。雪かきを終えて帰宅したところ、体中に赤いぼつぼつが出来ていて水疱瘡にかかっていたことに気付く。翌日から学校を休むことになってしまう。
学校を休んで外を双眼鏡で見ていたところ、近所の家に泥棒が入っているところを目撃して警察に通報をする。しかし、警察が来た頃には泥棒はいなくなっており、警察に「嘘の通報をしてはいけない」と怒られてしまう。翌日もヘスの家に侵入している泥棒を目撃して通報するが、警察は隠れていた泥棒を見つけることが出来ず、アレックスはまた嘘をついたと勘違いされる。母のカレンや兄のスタン、姉のモリーにも信じてもらえなかった。
誰にも泥棒の話を信じてもらえなかったアレックスは「自分で証拠を抑えよう」と考えて、さらに翌日ラジコンカーにカメラを付けて泥棒が入っている様子を撮影しようとする。すると、ラジコンカーを見つけた泥棒がラジコンカーを捕まえようとしたことから、泥棒はラジコンカーを探して近所の家に侵入していたことに気付く。夜になると、泥棒がクラスメイトの母親になりすまして電話をかけてきたことから「絶対にラジコンカーを奪いにやって来る」と確信したアレックスは、家に泥棒を撃退するための罠を張り巡らせて迎え撃つことにする。
実は泥棒が探していたラジコンカーには、アメリカの防衛技術専門所から盗み出したマイクロチップが忍ばせてあったのだ。そしてアレックスが目撃した泥棒は、FBIも追っていた犯罪グループの4人組で、アレックスが自宅に仕掛けた罠によって全員を逮捕することに成功する。
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目次 - Contents
- 『ホーム・アローン3』の概要
- 『ホーム・アローン3』のあらすじ・ストーリー
- ラジコンカーに隠されたマイクロチップと取り違えられた荷物
- 偶然にもラジコンカーを手に入れたアレックス
- 1人で泥棒と戦うことを決意するアレックス
- アレックスと犯罪グループの初接触
- アレックスと犯罪グループの戦闘前夜
- いよいよ始まるアレックスと犯罪グループの直接対決
- なかなか家に侵入できない犯罪グループ
- アレックスの活躍で逮捕される犯罪グループ
- 『ホーム・アローン3』の登場人物・キャラクター
- プルイット家
- アレックス・プルイット(演:アレックス・D・リンツ)
- カレン・プルイット(演:ハヴィランド・モリス)
- ジャック・プルイット(演:ケヴィン・キルナー)
- スタン・プルイット(演:セス・スミス)
- モリー・プルイット(演:スカーレット・ヨハンソン)
- ドリス
- オウム
- スティービー
- 犯罪グループ
- ピーター・ボープレー(演:オレク・クルパ)
- アリス・リボンズ(演:リア・キルステッド)
- バートン・ジャーニガン(演:レニー・フォン・ドーレン)
- アール・アンガー(演:デイヴィッド・ソーントン)
- その他の登場人物
- ヘス(演:マリアン・セルデス)
- 警察署長(演:バクスター・ハリス)
- スタッキー(演:クリストファー・カリー)
- ロジャース(演:パット・ヒーリー)
- 『ホーム・アローン3』の用語
- マイクロチップ
- ラジコンカー
- FBI
- 『ホーム・アローン3』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- アレックス「僕が嘘ついてないって、みんなに分かってもらわなきゃ。泣いたり怖がったりなんかするもんか。相手は悪い大人だけど、この街と僕の家はきっと守って見せる。あいつらがどんなに年を取って、でっかくっても、僕んちで勝手なことをさせてたまるもんか」
- アレックス「いよいよだよ、ドリス。僕たちだけだ」
- アレックス「だめだよ、おじさんのじゃないでしょ」
- 犯罪グループを逮捕した後、「噓の通報をした」という誤解が解かれたアレックスが、家族やヘス、警察署長と一緒に食事をするシーン
- 『ホーム・アローン3』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 主人公役が変更になった理由
- 子役のその後
- 『ホーム・アローン3』の主題歌・挿入歌
- 挿入歌:Cartoon Boyfriend「My town」
- 挿入歌:Oingo Boingo「Home Again」