昭和落語界の人情噺 昭和元禄落語心中

「昭和元禄落語心中」は、雲田はるこによる漫画作品。「ITAN」(講談社)2010年創刊号より連載。2013年度文化庁メディア芸術祭マンガ部門で優秀賞、2014年度講談社漫画賞一般部門で受賞。2016年1月からTVアニメが「アニメイズム」枠他より放送。

あらすじ・ストーリー

舞台は昭和50年代。
「なんもねぇから、あすこへ行くんだ」
元チンピラの与太郎は、任侠を足抜けする条件に刑期を肩代わりしていました。ある日彼は、刑務所の落語慰問会でみた昭和の大名人・有楽亭八雲が演じる「死神」に感銘を受けます。刑期満了して出所するや否や、八雲の出演していた寄席に押し掛け、住み込み弟子になることに。
家では八雲の養女・小夏と出会い、彼女の父・二代目有楽亭助六の噺に惚れ込んだ与太郎は、自分の芸に取り入れて磨くことに精進します。しかしある日の八雲の独演会の演目中に舞台袖で爆睡してしまい、破門を言い渡されます。見捨てないでほしいと懇願する与太郎に、八雲は「八雲と助六の落語を全て叩き込む」「助六と約束していて果たせなかった、落語の生き延びる道を作る」「絶対に八雲より先に死なない」という3つの約束を守ることを命じます。

見どころ 豪華声優陣

本作は関智一さん(与太郎役)、小林ゆうさん(小夏役)、石田彰さん(有楽亭八雲役)、山寺宏一さん(助六役)、林原めぐみさん(みよ吉役)などの豪華声優陣も見どころです。
この役に決まる前に関さんは、ひょんなことから落語家の立川志ら乃師匠の二番弟子になっています。また山寺さんは、東北学院大学の落語研究会で小噺を覚え、演じることの楽しさを知り声優を目指し始めたなど、それぞれ落語に縁があるようです。

OP「薄ら氷心中」 林原めぐみ×椎名林檎のコラボ

オープニングテーマである「薄ら氷心中」は、ボーカルを林原めぐみさん、作詞作編曲プロデュースを椎名林檎さんが担当するという、本作限りの夢のコラボレーションが実現しています。2016年2月3日にリリース。

PV

スタッフ

原作:雲田はるこ
監督:畠山守
落語監修:林家しん平
シリーズ構成:熊谷純
キャラクターデザイン:細居美恵子
音楽:澁江夏奈
アニメーション制作:スタジオディーン

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