アタゴオル(ATAGOAL)のネタバレ解説・考察まとめ

『アタゴオル』とは、ますむらひろしによる漫画シリーズである。猫と人間が共存する空想の森ヨネザアドを舞台に、大食漢で自由奔放な猫ヒデヨシが騒動を巻き起こすファンタジー。1976年の『アタゴオル物語』から続くライフワークで、独創的な異世界観が評価され日本漫画家協会賞大賞も受賞した。幻想的な描写の一方、シビアな現実も描かれる独自の世界観が特徴。常識外れのトリックスターであるヒデヨシを通じ、物事の本質を照らし出す名作として長年愛され続けている。

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ピンプル樹国の国王。

キュパ姫

ゼム王の娘。花を自在に操る特殊な力を持っている。

ツンツ頭巾

ゼム王の命によりギルバルスを追う追跡者。ヒデヨシに「ゲロ頭巾」という不名誉なあだ名をつけられたことを深く根に持っており、王の命令を無視して独断でヒデヨシを殺害しようと執拗に狙う。昆虫の視覚を水晶に投影する術を使う。

ゲンデラ

ピンプル樹国に封印されていた怪物。キュパ姫との契約により封印の一部を解かれ、ギルバルスの持つ「チョウマ」を奪おうと画策した。一度は敗北するが、クネクネを利用してキュパ姫を欺き、本来の力を取り戻した。キノコや粘菌を自在に操る能力を持つ。

その他作品で登場

鳴門(なると)

『アタゴオル外伝 ジャングル・ブギ』の主人公。幼少期から不思議な力を持ち、鋭い直感力を備えた少年。仰武帝(ぎょうぶてい)の墳墓から伝説の「群青剣」を発見したことで、復活した紅ドクロ王との宿命的な対決に身を投じる。かつて群青剣に敗れた青年の末裔であり、地底の森で「星の意思」と邂逅して真の能力を解放。最後には群青剣と紅ドクロ王を宇宙の彼方へと放逐した。

ピレア・イノチェダ

CV:夏木マリ
『アタゴオルは猫の森 ギルドマ』に登場。かつて知的な植物を操り、ヨネザアド大陸を支配した「植物の闇の女王」。はるか古代に輝彦宮(かがやきひこのみや)によって封印されていたが、ヒデヨシが不注意に封印を解いたことで現代に復活。再び植物による支配を目論む。漫画版では斑模様のガーベラのような姿だが、映画版では薔薇をモチーフにした華麗な姿で描かれている。

輝彦宮(かがやきひこのみや)/ ヒデコ

CV:小桜エツ子
『ギルドマ』に登場。ピレアと対極をなす「植物の王」。ピレアを封印した際に自らも眠りについていたが、ピレアの復活に呼応して目覚める。目覚めた直後に見込んだ者を「父親」とし、その人格を反映して成長する特性を持つ。しかし、ヒデヨシを父親に選んでしまったために、ラグビーボールに手足が生えたような極めて小柄で弱々しい姿(ヒデヨシ談)になってしまった。ヒデヨシからは「ヒデコ」と呼ばれているが、その潜在能力はピレアをも凌駕する。

網弦(あみげん)

CV:谷啓
『ギルドマ』に登場。セミのような外見をした奇妙な生物。樹液を吸いながらヒデヨシたちの周囲に現れ、敵とも味方ともつかない浮世離れした行動を繰り返す。その正体は、歴史が大きく動く瞬間を見届けることを使命とする「目撃師(もくげきし)」という特殊な存在である。

アラトリ時王(アラトリじおう)

『Jaria』にて初登場した若い猫。鉱物を自在に操る特殊な能力を保持している。「猫の森」シリーズにおいてアタゴオルの地へと移住してきた。

『アタゴオル』の用語

地名

アタゴオル

猫と人間が対等に暮らす広大な森林。かつてナスナ王朝や紅どくろ王朝が栄えた歴史を持ち、至る所に謎の遺跡が点在する。現実世界とは動植物の尺度や生態が異なり、独自の進化を遂げている。設定上、東武野田線の某所にある自販機の隙間が現実世界との通路とされているが、これは連載当時の編集長からの指示で不本意ながら描かれた接点であると作者は語っている。名称の由来は、作者の地元にある東武野田線の「愛宕(あたご)駅」。

ヨネザアド

アタゴオルを内包する大陸全体、あるいは特定の地方を指す。しばしば外部からの訪問者が「ヨネザアドから来た」と語る描写がある。名称の由来は、作者の故郷である山形県米沢市。

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