『銀河鉄道の夜』『グスコーブドリの伝記』など宮沢賢治作品のアニメ化、漫画化で知られるますむらひろし先生の漫画『アタゴオル』。猫好きの人もそうでない人も、思わず「住んでみたい」と思わせる世界観が広がっています。
時折突きつけられるもの
ファンタジックな世界なのに、たまに現実が突き付けられるんです。それでも住みたいと思わせるアタゴオルの魅力。ともすれば、ヒデヨシのように「迷惑かけまくっている」存在でも受け入れてくれる包容力にあるのでしょうか。読者の側からすれば「何か憎めない」けれど、「倫理的にどうなんだ」と言いたくなるような言動も多々あります。しかし、誰かに報復されるようなことはないんですよね。それに、アタゴオルの世界でしか手に入らないようなアイテムもたくさんあります。読むという形で、独特の世界に触れてみませんか?
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