ポチタ/チェンソーの悪魔(チェンソーマン)の徹底解説・考察まとめ

ポチタとは『チェンソーマン』の登場キャラクターでチェンソーの悪魔。鼻先からチェンソーの刃が生えた仔犬のような愛らしい見た目をしている。怪我をして倒れていたところをデンジに拾われ、血を与えられる代わりにデンジを助ける契約を交わした。その後は2人でデビルハンター稼業をして細々と暮らしていたが、雇い主のヤクザにデンジが殺害されると「自分の心臓をデンジにあげる代わりにデンジの夢を自分に見せてほしい」と言ってデンジの心臓と一体化した。その正体は悪魔さえ恐れる地獄のヒーロー「チェンソーマン」。

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コベニ

デンジの同僚。デビルハンターを退職した後ハンバーガーショップに再就職し、そこで復活したチェンソーマンと遭遇する。チェンソーマンはデンジの夢を叶えるため、コベニとデートの真似事をした。マキマに殺されそうになったコベニをかばって、チェンソーマンは寿命で作られた槍に体を貫かれてしまう。

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ポチタの名言・名セリフ/名シーン・名場面

「これは契約だ 私の心臓をやる かわりに…デンジの夢を私に見せてくれ」

第1話、ヤクザに殺され体をバラバラにされてゴミ箱に捨てられたデンジ。その血を飲んだポチタは、かつてデンジが「自分が死んだらポチタが自分の体を乗っ取ってほしい そして自分の夢を叶えてほしい」と話していたことを思い出す。
しかしポチタは自分がデンジの体を乗っ取るのではなく、自分をデンジの心臓と融合させてデンジを生き返らせることを選ぶ。ポチタは最後に「私は…デンジの夢の話を聞くのが好きだった これは契約だ 私の心臓をやる かわりに…デンジの夢を私に見せてくれ」と言い残しデンジの目の前から消えた。「チェンソーの悪魔」デンジ誕生となる重要なシーンである。

「デンジ 絶対に開けちゃダメだ」

ポチタと融合して以降寂しい思いをしていたデンジ。そんなデンジの夢の中にいつも登場する扉があった。デンジは扉の向こうにポチタがいることを察し「出て来いよ」と言うが、ポチタは扉の向こうから「絶対に開けちゃダメだ」とデンジに呼び掛ける。
その扉は実は、幼いデンジが父親を殺した記憶を封印しているものであり、ポチタは夢の中でその扉を守っていたのだった。しかしデンジはマキマにそそのかされ、記憶の扉を開いてしまう。
思い出したくない記憶が「扉」という形で表現され、さらに謎を深める描写となっている。

「マキマさん アンタの作る最高に超良い世界にゃあ糞映画はあるかい?」

マキマとの決戦に臨むチェンソーマン。墓場で待ち受けていたチェンソーマンは、マキマに「マキマさん アンタの作る最高に超良い世界にゃあ糞映画はあるかい?」と問いかける。その発言からデンジの自我が戻っていると気づいたマキマは、不愉快そうに「私は…面白くない映画はなくなった方がいいと思いますが」と答える。
しかしそこにいたのはデンジではなく本物のチェンソーマンことポチタであった。マキマは知らず知らずのうちに、崇拝するチェンソーマンのことを否定してしまっていたのである。

「たくさん抱きしめてあげて」

マキマとの決着の後、生まれ変わった支配の悪魔であるナユタを岸辺から託されたデンジ。その日の夜、ポチタはデンジの夢の中に現れ、「自分の夢は誰かに抱きしめてもらう事だった」と語る。そして自分と同じように支配の悪魔の夢「他者との対等な関係を築く事」も叶えてあげてほしいと頼んだ。どうしたらいいのかデンジに問われたポチタは、笑顔で「たくさん抱きしめてあげて」と答える。
ポチタに教えられたとおり、デンジとナユタはまるで本当の家族のように抱き合って眠ったのだった。

ポチタの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

単行本のおまけイラストに登場するポチタ

『チェンソーマン』単行本の各話の合間に、様々なポーズのポチタのイラストが描かれている。ポチタのポーズは基本的にその前の話の内容に沿っており、デンジやその他のキャラの真似をしていることが多い(デンジが丸焦げにされるとポチタも丸焦げになっているなど)。
シリアスな展開の多い本作における貴重な癒しとなっている。

ポチタのぬいぐるみ

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