ラブ★コンの名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

リサと別れるようにと迫るリサの祖父と大谷のやりとりである。海外旅行で留守にしていたリサの祖父が帰国し、しばらくリサの家に滞在することになる。身長が低い大谷がリサの彼氏であることを知った祖父はそれが気に入らず、大谷のことを「ちんちくりん」呼ばわりして交際を認めないと宣言する。リサに似合いの男を探すために学校にきた祖父は、男前に成長した遥を見つける。高身長でルックスも良く、さらに遥本人もリサが好きだと明言した遥を祖父は気に入り、今日からリサは遥と付き合うことを勝手に決めてしまう。リサには二度と近づかないようにとの祖父の言葉を、大谷ははっきりと拒否する。しかし、このやりとりは逆に祖父を「なにがなんでも別れさせる」と奮起させるきっかけとなり、この後、リサと大谷は祖父の策略に悩まされることとなる。

リサ「あとでお茶おごるから！」 大谷 「お茶！？お茶で濁すんか！？お！？『お茶を濁す』てこういうことから来たんか！？」 リサ 「そうちゃう？」 大谷「そうか！！」

大谷のことを信用せずにアホ扱いしたことを謝るリサと大谷のやりとりである。大谷は駅で偶然、巨乳の美女、瞳がコンタクトを落として困っているのを助ける。後日、お礼のするために大谷を呼び出した瞳は不幸な身の上を語り、大谷もその話を信じ込んでいた。一方のリサは隆人から、大谷とリサを別れさせようと目論む祖父が、知り合いのホステスを使って大谷を陥れようとしていることを聞く。大谷が瞳と知り合ってたびたび連絡がきていることを知っていたリサは、瞳がそのホステスに違いないと疑って大谷に注意を促すが、瞳を信じ切っている大谷は聞き入れようとしなかった。さらに大谷は、彼氏に振られた瞳が雨の中でずぶ濡れになっているのを見かけて家まで送り届け、熱を出した瞳を看病して一夜を過ごす。悪いことはなにもしていないという自負がある大谷はあっけらかんとしているが、それを聞いたリサは気が気ではなく、自分の話を聞かない大谷を「アホ」と責め立てる。しかし、我慢しきれなくなったリサが祖父を問いただしたところ、祖父が送り込んでいたホステスはまったくの別人であり、瞳とは何の関係もなかったことが発覚した。リサの勘違いに機嫌を損ねる大谷を軽くいなそうとするリサと大谷のコミカルなかけあいである。

「小泉がおるから」

危険な悪女、瞳からの誘惑をものともしない大谷が瞳にかけた言葉である。瞳はヤクザの彼氏をもつ美女であり、気に入った男を誘惑して手玉に取ろうとする悪女である。大谷をターゲットにした瞳は、熱を出したことを装って大谷を家に引き入れた。瞳は持ち前のスタイルの良さをフルに利用し、あの手この手を使って大谷を誘惑しようとするも、大谷はまったくそれにのろうとしない。苛立った瞳はさらに色気を出して迫るが、それでも大谷の心が変わることはなく、いつのまにか大谷は爆睡して何事もなく朝を迎えた。普段は表には出さないものの、たぐいまれなる美貌をもつ瞳の渾身の誘惑も意に介さないほどに、大谷のリサへの想いが深いことが表れた場面である。

「オレのすきなんは小泉だけや！！」

瞳に惚れているだろうと詰め寄る瞳の彼氏に大谷が放った言葉である。大谷を狙ううえでリサが邪魔だと感じた瞳はリサを部屋に呼び出し、部下のチンピラに銘じてリサを襲わせようと画策する。それを知った大谷は焦って瞳の部屋に駆け付けるが、チンピラたちが瞳の指示を「リサと家を守るように」という意味だと勘違いしていたおかげで、リサは無事であった。そこへ、瞳の彼氏のやくざが姿を見せる。愛嬌をふりまいてヤクザを歓迎した瞳は、その場にいた大谷が誰なのかを問われ、「あたし（瞳）のことを好きみたいでしつこい」とまったくのでたらめを答えた。それを聞いたリサは瞳が大谷を誘ったのだと反論し、怒ったヤクザはリサに暴力をふるおうとする。ヤクザはリサをかばった大谷に本当は瞳が好きなんだろうと問いただすが、大谷はそれに臆することなく、自分が好きなのはリサだけだとはっきりと言い放った。たとえヤクザ相手でも自分の心を曲げない大谷の男らしさが表れた場面である。

「あたりまえや」「オレ身長はないけど器はでかいで」

リサを幸せにできるのかと問うリサの祖父に対する大谷の返事である。当初は大谷が気に入らずにリサとの間を邪魔しようとしていたリサの祖父だが、大谷が身の危険を顧みずにヤクザの元にリサを助けに向かったことで大谷に対する認識を改め、不器用ながらも感謝の意を示す。しかし祖父はそれでもなお、リサとの交際だけは認めようとしなかった。実は、リサその祖母は非常に美しかったが、身長198mというリサ以上の巨女であった。夫との身長差を気に病んで苦しむ妻を見ていたリサの祖父は、身長が低い大谷が彼氏ではリサも同じように苦しい思いをするのではないかと心配していたのだ。身長が低くてもリサを幸せにできるのか、と尋ねた祖父に、大谷は、自信満々に肯定の意を返す。それを聞いて安心した祖父は、ようやくリサと大谷の関係を認め、海外に旅立っていったのだった。

「オレ小泉のことすきなんやけど小泉はどう？」

大谷を意識するあまりおかしな態度をとるリサに対する大谷の問いかけである。ハワイで行われる舞竹の結婚式に招待されたリサたちは、はじめての海外旅行を満喫していた。夜になってホテルの部屋が大谷と二人であることを知ったリサは、想定外の事態に慄く。さらに信子に「いつまで子供でいるつもりか」と言われたリサは、心の準備ができないままにそのような状況に陥ったことに戸惑っていた。そしてリサは、普段通りに接する大谷をも拒否する態度を取り続けてしまい、どうしていいか分からなくなった大谷の言動もおかしなものになっていく。しかし、せっかくの海外旅行が気まずいものになるのがもったいないと感じた二人は、お互いに反省し、いつも通りに楽しむことに決める。そして結婚式の直前、大谷はリサに、自分はリサが好きだが、リサの方はどうなのかと問いかけた。リサはその問いにはっきりと「すき」だと答え、大谷はそれならいいのだとその場を畳んだ。小さく照れくさそうな大谷のその質問に、大谷もリサが本当に好きで不安になることがあるのだとリサに再認識させ、それを知ったリサは少し嬉しい気持ちになったのだった。

「いつもあまりいえへんけど小泉のことは、その、すごいすきやし、会えてよかったおもってる」

卒業記念のビデオレターに大谷が残したリサへの言葉である。リサ、大谷とともに卒業委員をしていた中尾と信子、千春、鈴木は、ひそかに皆からメッセージを集めて卒業記念のビデオレターを作っており、卒業式の日の最後にクラス全員でそのビデオレターを見ることになる。そして、信子に促された大谷がメッセージとして残したのは、普段面と向かっては素直に言えないリサへの心からの言葉であった。「リサにしか見せないから」といっていた信子に騙されるかたちになった大谷は頭を抱えて恥ずかしがるが、リサは、ふたたびこれまでの自分の努力、そして、大谷への想いを思い返し、感動の涙を流して喜んだのだった。

石原信子の名言・名セリフ／名シーン・名場面

石原信子（いしはら のぶこ）は舞戸学園に通うリサの親友であり、愛称は「のぶちゃん」である。同級生の中尾と付き合っており、おしどり夫婦そのものと言えるラブラブのカップルである。しっかりもので恋愛スキルも高く、常々リサの世話を焼いて、大谷との恋模様をやきもきしながらも温かく見守っている。

「あほぅ！！誰がまじで出せ言うた！精神的に乳を出せ言うとんねん！」 「そう！心の奥に眠る精神的オッパイをな！」