ラブ★コンの名言・名セリフ／名シーン・名場面まとめ

中尾にリサに対する気持ちを問われたときの大谷の反応である。中尾に「（リサを）彼女にする気はあるのか」と聞かれた大谷の答えは、「ビミョー」であった。大谷はリサのことを女子として意識し始めていたものの、今までの関係性や現実の身長差などもあり、自分とリサが恋人関係になっている状況には違和感をぬぐえずにいた。おもしろおかしくはあるものの、リサとのことをどう考えていくべきか、大谷の気持ちの迷いが現れたセリフである。

「言うとくけどなあ！こいつのすきなんはオレや！！」 「おまえみたいなやつぜんぜんすきちゃうねん！！」

リサに声をかけて優しく接する舞竹に大谷が放った言葉である。大谷へのあてつけのようにマイティー部（舞竹のファンクラブ）を作って応援活動にいそしむリサに対し、大谷は苛立ちのあまり冷淡な態度をとる。しかし、実はリサは「アホなこと」と自覚しながらもマイティー部に打ち込むことで大谷の気を引こうとしていた。思い通りに事が運ばず落ち込むリサに舞竹が慰めの言葉をかけているのを目にした大谷は、舞茸とリサの間に立ちはだかり、リサが好きなのは自分だと言い放つ。大谷はそのままリサを連れ出し、そんな大谷の言動を、リサは戸惑いながらも嬉しく思う。大谷の嫉妬心がはっきりと現れ、リサに対する意識の変化が見え隠れする場面である。

「オレ小泉おらんとあかんな」

高校最後のバスケの試合の後、大谷がリサにかけた言葉である。最後の試合を間近に控えて楽しみにしていた大谷だが、試合相手が超強豪校であることを知り、勝てるはずがないとやる気を失っていた。そんな大谷を見て怒ったリサは、パンチとともに叱咤激励の言葉を投げつける。乱暴ながらも大谷への強い思いがこもったリサの励ましを受けてやる気を取り戻した大谷は、結果は敗北となったものの、高校最後のバスケの試合を納得がいくものにすることができた。試合後、リサと二人になった大谷は、感謝の気持ち、そして、自分にとってもリサが大きな存在であることを伝える。しかし、大谷を応援するために徹夜で準備したために眠気がピークに達していたリサは、その瞬間熟睡しており、せっかくの大谷の言葉は耳に届いていなかった。結局リサには伝わらずに終わったものの、リサに対する大谷の素直な気持ちが初めて言葉として現れた場面である。

「チビ専」

バイト先で出会った男子高校生、小堀と親し気にするリサを見た大谷の言葉である。将来教師になるべく本気で大学を目指すことを決めた大谷は、これまでとは打って変わって勉強に熱を入れるようになった。大谷を応援しながらも、ともに過ごす時間が減ってしまったことを寂しく思うリサは、少しでも一緒にいる時間を増やそうと、大谷が通う塾の傍にあるレストランでバイトを始める。そこでリサが出会ったのバイトの同僚、小堀は、リサより一つ年下の高校1年生で大谷と同程度の身長でかわいらしいルックスをしており、さらには海坊主のファンだと言う共通点があった。失敗してもめげずにいつも笑顔で、誰とでも分け隔てなく接するリサを見ているうちに、小堀はリサに惹かれていく。一方の大谷は受験勉強がうまく進まないことに焦り、リサとの間にはギスギスした雰囲気が漂っていた。そしてある雨の日、リサのバイト先に傘を届けにいった大谷は、寝入ってしまったリサに小堀がこっそりとキスをしようとしているところに遭遇する。リサが目を覚ましたためにキスは未遂に終わったものの、受験勉強で苛立っていた大谷はリサに怒りの矛先を向け、「チビ専（大谷、小堀と身長が低い男ばかりと仲良くしていることに対して『チビ専門』と皮肉ったもの）」と言い残して去って行った。

「オレ思ってたより小泉のことすきみたい」

クリスマスの日、大谷がリサにかけた言葉である。大谷の受験勉強のためにいったんは別れることを決め、リサと大谷はバラバラにクリスマスを過ごしていた。しかし、それぞれに会いたい気持ちに耐え切れずにお互いの元に走ったリサと大谷は、見事に街中で行き会う。「急に大谷に会いたくなった」というリサを抱きしめた大谷は、別れるのは取り消すとリサに告げる。大谷が自分で思っていた以上に、リサの存在は大谷の中で大きなものになっており、リサと別れて始めて大谷はそのことを自覚したのであった。リサへが必要だという自分の気持ちを初めてはっきりと言葉にした上記の大谷のセリフは、リサにとって、このうえないクリスマスプレゼントとなったのだった。

「アホぅ！やるんやったら自信もってやれ」 「おまえかて美々に負けへんぐらいの根性あるやろ。何にでもなれるわ」

高校卒業後は服の勉強をすると決めたリサに、大谷がかけた言葉である。周りが次々と将来の目標を決めて動き出しているなかで、リサは一人何も考えることができていないことに焦っていた。信子に服選びのセンスがあることを指摘されてスタイリストはどうかと提案されたリサは、たしかに自分は服が好きであると納得し、本気でその道を考えるようになる。
大谷の受験結果の発表前日にデートしていたリサと大谷は、美々が雑誌のモデルをしているところに行き会う。まだ中学生ながらプロ意識をもって仕事を頑張る美々を目にして感動したリサは、おしゃれになりたい人たちの力になれるような仕事がしたいという自分の気持ちを確認し、これから服の勉強をすると決意した。それを大谷に宣言したそばから「似合わないのではないか」と自信をなくすリサに、大谷は強い励ましの言葉をかける。大好きな大谷からの自信たっぷりの言葉は、リサにとって大きな力となったのであった。

「小泉おれへんかったらオレ絶対あんながんばられへんかったもん」 「だから合格できたんは小泉のおかげやなーってさっきここで思てた」

大谷の大学合格を泣いて喜ぶリサに大谷がかけた言葉である。いよいよ大谷の受験の結果発表の日、大谷は一人で発表を見に行き、リサはやきもきしながら連絡を待っていた。しかし大谷からの連絡はいっこうになく、大谷を見かけた遥がどんよりと座っていたと証言したことや大谷との電話のやりとりが頼りないものであったことから、大谷が大学に落ちたのではないかと全員が予想していた。ショックを受けた大谷が失踪することを心配したリサは、バイトを放り出して大谷を探し回り、歩道橋の上でぼんやりしている大谷を発見する。身投げをしようとしているのではないかと思ったリサが大谷に飛びついて止めようとしたとき、驚いた大谷の言葉によって、大谷が大学に合格していたことが発覚した。実は、遥が見かけた大谷の様子やリサとの頼りない電話のやりとりは、合格を知って気が抜けた大谷が寝入ってしまっていたことによるものだったのである。それを知って安心したリサは思わず泣き出すが、心からの言葉で大谷の合格を喜ぶ。それを見た大谷は、合格したのはリサのおかげだと、素直な感謝の気持ちを言葉にしたのだった。

大谷がリサの薬指にプレゼントの指輪をはめた場面

リサ「なんかすごい彼女っぽいけどどうしよう！」
大谷「自分でやっといてはずかしなってきた」
リサは、以前クリスマスプレゼントに大谷からもらったウサギのネックレスをずっと大事に持ち続けていた。しかし、リサが洗面所で弟、隆人とささいな兄弟げんかをしていたとき、あやまって洗面所の排水溝にネックレスを流してしまう。はじめての大谷からのプレゼントを失ってしまったリサは悲しみにくれ、隆人は口では自分のせいではないと言いながらもひそかに姉の様子を気にしていた。町中で偶然大谷に会った隆人は、大谷にある頼み事をする。そして大谷に呼び出されたリサが渡された箱を開けると、中には指輪が入っていた。実は隆人の頼み事は、ネックレスをなくしてショックを受ける姉に代わりのものをあげてほしい、というものであり、大谷は以前から用意していた指輪を渡すことにしたのだった。そして大谷は、自らリサの薬指に指輪をはめた。自分のやったことを改めて考えて恥ずかしがる大谷だったが、リサを幸せいっぱいにしたプレゼントであった。

祖父「二度とうちの孫に近付くな。このちんちくりん」 大谷 「それはでけへん」 「オレが小泉と一緒におりたいからや」