Jamiroquai(ジャミロクワイ)とは【徹底解説まとめ】

Jamiroquai(ジャミロクワイ)とは、1992年にジェイ・ケイを中心にデビューしたイギリスのバンド。デビューシングル「When You Gonna Learn」がロンドンのクラブシーンでヒットし、新人ながらソニーミュージックとアルバム8枚分の契約を結ぶ。1996年リリースの『Travelling Without Moving』はミリオンヒットとなり、世界一売れたファンクアルバムとしてギネスに認定された。全世界で3500万枚以上の売り上げを誇る。

1996年の3作目『Travelling Without Moving』からのサードシングル。イギリスシングルチャートで6位のヒットとなる。PVはエイドリアン・モートが監督し、スペインのカボ・デ・ガタで撮影された。2012年11月にYouTubeに掲載され、2021年9月時点で6,280万回以上再生されている。PVにはケイが実際に所有していたフェラーリとランボルギーニが登場、3台のスーパーカーが、晴れた日差しの中から夜明けまで、砂漠、高速道路、山道をチェイスするシーンを描いている。登場している車は黒のフェラーリ「F355 GTS」、紫色のランボルギーニ「ディアブロSE30」と赤いフェラーリ「F40」である。ジェイ・ケイは副操縦士席のスチュワート・ゼンダーと一緒に紫色のランボルギーニを運転しているように見えるが、黒いフェラーリのドライバーは詳細は不明である。

Deeper Underground

4枚目のアルバム『Synkronized』の約1年前、1998年の映画『GODZILLA』に提供したシングル曲であり、ボーナストラックとしてアルバムに入っていることがある。イギリスでの唯一のナンバーワンヒットシングル。

Canned Heat

1999年の4枚目のアルバム『Synkronized』からのリードシングル
「踊れ!踊る以外に何ができる?」という内容のナンバー。米国のダンスチャートで1位となった。
ジェイ・ケイがダンスをしながらアパートの壁をすり抜けて、色々部屋を渡り歩くというミュージックビデオ。

Little L

2001年の5作目『Funk Odyssey』からのリードシングル。ジェイ・ケイとトビー・スミスの共作。ジェイはビルボード・マガジンのインタビューで、25分で書き上げたと語っている。この曲は、ジェイ・ケイのコカイン問題が原因での元ガールフレンドとの破局からインスパイアされている。PVは未来的なナイトクラブで踊るジェイ・ケイをクローズアップしている。イギリスシングルチャート5位。

Seven Days in Sunny June

6枚目のアルバム『Dynamite』の2枚目のシングル。ジェイ・ケイと新しいキーボーディストのマット・ジョンソンによって書かれたこのトラックは、ジャミロクワイ初期の頃のアシッド・ジャズ・サウンドへの回帰とも評されている。PVでは庭園でのプールパーティーにて、ビーチボールで遊び、ミニバイクに乗り、紙吹雪をまき、ヘリコプターからケチャップをかけるなどのハチャメチャ行為をランダムに映している。しかしながら、曲中の歌詞「drop that bomb on me」の「bomb(爆弾)」はちょうど一月前に起きたロンドン同時多発テロにより、ラジオ用エディションではカットされている。曲名の「セブンデイズ」の通り、ジェイ・ケイは服を7回着替えており、そのうちの一枚はサッカー、ペルー代表にインスパイアされたジャケットを着ている。英国シングルチャートで14位。

Jamiroquai(ジャミロクワイ)のミュージックビデオ(MV/PV)

Alright

1996年の3作目『Travelling Without Moving』からの4枚目のシングル。2つのサンプルが使用されたクラブ・ミュージックである。一つはジャズ・サックス奏者エディ・ハリス(Eddie Harris)の「It's All Right Now」。そしてもう一つは、ジャズ・ドラマー、アイドリス・ムハマッド(Idris Muhammad)の「Could Heaven Ever Be Like This」である。イギリスのシングルチャートで6位、アメリカのビルボードでは78位となり、ビルボードの「ホット100チャート」では唯一のチャートインとなった。
PVはイギリス人監督ヴォーン・アーネルが監督を務め、「Cosmic girl」の続編の如く、ランボルギーニから降りてクラブに入るところから始まる。その後、エレベーターからパーティー会場へと入り、最後は群衆と共に歌い、アルゼンチンでのライブからのコーラス音源がオーバーラップされて終わる。

Love Foolosophy

2001年『Funk Odyssey』からの3枚目のシングル。ジェイ・ケイとトビー・スミスによって書かれた。「ラブ・フーロソフィー」は、シンガーが愛の愚か者であることを示す為に「愚か者」と「哲学」を組み合わせて「フーロソフィー」と言う造語を用いた。
PVは、ジェイ・ケイとガールフレンド(ハイジ・クルム)が車でジェイ・ケイの邸宅に現れて、他の女性達も交えてパーティーをする様子を映している。2005年のシングル「Seven Days in Sunny June」でも同じ庭園が使われている。

Feels Just Like It Should

6枚目のスタジオ・アルバム『Dynamite』からのファーストシングル。ジェイ・ケイとマイク・スペンサーとの共作。ベースラインは「ヒューマン・ビートボックス」と言う人間の声で作成されているが、これはもともと前作『A Funk Odyssey,』の間奏曲用に作られ、アルバム完成間近でボツになったものを使用している。全米ダンスチャートで4位、イギリスのシングルチャートで8位となり、第48回グラミー賞でグラミー賞最優秀ショートフォームミュージックビデオ賞にノミネートされた。

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