グランド・セフト・オート（GTA）の歴代主人公まとめ

CV：マイケル・ホリック

セルビア語読みでは「ニコ・ベリッチ」。1978年生まれの30歳。短い髪型と無精髭が特徴である。
東欧系の人種として、現在のセルビアで育ち、父親はアルコール依存症でいつも自身の事を罵倒していたが、母親のミリカは母性愛にあふれており、良い環境で育ててあげられなかったことを悔やんでいる。
若い頃にユーゴスラビア紛争（1991-2000）を経験し、どん底の人生を歩んできた退役軍人。戦争中に所属していた15人の部隊が何者かの待ち伏せ攻撃により、自身とその他二人以外の全員が殺された。その後は何とか生き延び、自分以外に生き残った二人（フロリアン・クラヴィッチとダルコ・ブレヴィッチ）の両者、もしくはどちらかが金のために自分達の部隊を裏切ったと考え、以来はずっとその人物に復讐を果たすために痕跡を辿ってきた。
軍の生き残りであるローマンがアメリカンドリームを手にしたと聞き、自身もリバティーシティに行く。 そこで裏の仕事に手を出すうちにどんどん大きな事件や騒動に巻き込まれていく。

ジョニー・クレビッツ（『グランド・セフト・オートIV・ザ・ロスト・アンド・ダムド（GTAIV:TLAD）』）

本名：ジョナサン・クレビッツ。バイカー集団「ザ・ロスト・モーターサイクル・クラブ（The Lost Motorcycle Club）」の副総長。34歳。
組織の代理として務め、組織の中では穏健派として敵対ギャングであるデス・エンジェルズとの停戦に尽力していたのだが、好戦派である総長のビリーが釈放された後は再びギャング同士の抗争に巻き込まれていく事となる。
本作の5年後を描いた続編『GTAV』にも登場したが、かつての面影はない程に落ちぶれていた。

ルイス・フェルナンド・ロペス（『グランド・セフト・オート・ザ・バラッド・オブ・ゲイ・トニー（GTA:TBoGT）』）

ドミニカ系アメリカ人の25歳。郊外で比較的裕福な生活をしている兄と妹の兄妹がいる。従軍経験があり、重火器の扱いはお手の物で、トニーの計らいでヘリの操縦訓練も受けている。過去に妹に手を出した教師を撃ち、児童鑑別所へ収容されたことがある。また麻薬取引が原因でアルマンド・トーレスやヘンリケ・バルダスの身代わりに刑務所に入った経験もあるが、刑務所に入る前のルイスを知っている地元の友人達からは昔と大分変わったと若干軽蔑されている。
刑務所出所後はトニー・プリンスの紹介で彼のクラブのマネージャー兼ボディガードの仕事を始める。

マイケル・デサンタ（『グランド・セフト・オートV（GTAV）』）

CV：ネッド・ルーク

本作の主人公の一人で、1965年生まれの中年の男。45歳。ミッション「運命の仕事」の途中から操作可能になる。
高校時代は州代表のクォーターバックというスポーツマンだったが、堕落した生活により肥満気味となっている。好きな物は古い映画で、映画監督ソロモンの大ファン、煙草は主に葉巻、紙巻きを好んで吸う。
かつては全米最重要指名手配犯とされていた銀行強盗犯だったが、FIB（『GTA4』に登場した連邦捜査局）と法的取引を行って非公式の証人保護プログラムを受け、現在は自身の荒っぽさを嫌って浮気を繰り返す妻のアマンダと、娘トレイシー、ジミーと、ロスサントスの高級住宅街ロックフォード・ヒルズの豪邸で優雅に暮らしている。
大物マフィアであるマーティンの豪邸を誤って倒壊させたことで多額の借金を負った事から、その腕前と経験を活かして再び銀行強盗などを行うようになる。

トレバー・フィリップス（『グランド・セフト・オートV（GTAV）』）

CV：スティーブン・オッグ

本作の主人公の一人。1970年生まれの43歳。麻薬と酒に溺れ、禿げ上がった頭に薄汚い服装が特徴の典型的なプアホワイト。ミッション「ミスター・フィリップス」から操作可能になる。
その行動は予測不能で、被害妄想から市民を見境無く大量に殺害することもある。また、劇中の様々な行動から被服倒錯の疑いがある上、人間を食すこともあるようで、自身の吐瀉物に数年前に食べた人間の指輪が入っていたと発言している。ロスサントスの北にあるブレイン郡のトレーラーハウスに在住、後にロスサントスにあるウェイドの親戚が住む家や経営者を殺して乗っ取ったストリップクラブへ引っ越す。また、武器密売などを商売とする「トレバー・フィリップス・エンタープライズ」という企業を経営している。
カナダ出身の元アメリカ空軍のパイロットだが、精神鑑定の結果により除隊している。とあるミッションでカナダからの不法移民である事が語られており、保釈逃亡者捕獲ミッションでは虐待し続けて来た父親を焼き殺した事も判明している。
かつてはマイケルと組んで強盗をこなしたが、2004年の銀行強盗に失敗した際にマイケルが死亡した事になっていた為、テレビの報道からマイケルの生存を知って動揺する。
その後、マイケルと喧嘩することが多い故にブラッドがマイケルの代わりに埋葬されたと知り、自身を狙って襲撃してきたトライアドからマイケルを見捨てて逃亡。マイケルを捕えたトライアドからの電話も「勝手に殺せ」とあしらうも徐々に友情を取り戻していく。

フランクリン・クリントン（『グランド・セフト・オートV（GTAV）』）

CV：ショーン・フォンテーノ

本作の主人公の一人の黒人青年。サウス・ロスサントスに住む20代のストリートハスラー。かつてはストリートギャングの一員や麻薬ディーラーとして生計を立てていたが、逮捕されると共に投獄された過去があり、他にも公然わいせつの前科がある。
また、母親をコカイン中毒で亡くしており、現在は母の家の半分を間借りする叔母と共に暮らしているが、彼女からは邪険に扱われる。比較的裕福な新社会人などに高級車を市場価格以上の値段で売りつけ、ローンが払えなくなった所で車と有り金を回収するリポマン稼業に勤しむが、リポマン稼業で生計を立てる現状に不満を感じており、いつか街を出るためと言い聞かせながら渋々仕事に取り組んでいる。
マイケルの息子をターゲットにした縁でマイケルと出会い、強盗計画に巻き込まれる内にやがて大きな陰謀とも戦うはめになってしまうが、それでも共闘する意思を見せた。