エレファントカシマシ、再ブレイク期のユニバーサルミュージックでのおススメ曲10選!

1981年結成、1986年にデビューし現在も活動を続ける4人組ロックバンド「エレファントカシマシ」(通称エレカシ)。 デビューしてもうすぐ30年が経とうとしていますが、その音楽性も時期によって異なります。再ブレイクを果たし現在に至るエレカシですが、今回はその再ブレイクから現在までの期間でのおススメ曲をご紹介します。

この時期の特徴

前レコード会社の東芝EMIの時期は世間的には低迷期だと思われがちですが、その時期にエレカシはバンドとして精力的に活動し続け大きな成長を遂げました。
そして、満を持してのレコード会社の移籍からの再ブレイクを果たします。
これまでの流れからして1度目のブレイク同様、ブレイクは必然的だったとも言える流れでした。
これだけ成長し続けたバンドが売れなかったらさすがにおかしいと思います。

1.俺たちの明日

「さあ、頑張ろうぜ!」という歌いだしから始まるこの曲はウコンの力のCMソングとなり、多くの人の耳に残る曲となりました。
現代社会に疲れた人たちの心に響くこの曲は、移籍後の最初のシングル曲としてリリースされここからエレカシのシングルはヒットを連発します。
アルバム「STARTING OVER」に収録されています。
「10代 憎しみと愛入り混じった目で世間を罵り
20代 悲しみを知って 目を背けたくって 町を彷徨い歩き
30代 愛する人のためのこの命だってことに あぁ気づいたな

さぁ頑張ろうぜ!
負けるなよ そうさ お前の輝きはいつだって
オレの宝物
でっかく生きようぜ!
オマエは今日もどこかで不器用に
この日々ときっと戦っていることだろう」

宮本さん流の友への呼びかけソングの決定版とも言える曲です。

2.笑顔の未来へ

移籍後、第2弾シングルとして発表されアルバム「STARTING OVER」にも収録されている曲です。
耳に心地よいメロディラインでシャウト気味のサビ部分でもすんなりと耳に入ってくる、とても聞き心地の良い曲です。
ライブでもよく演奏される曲でボーカルの宮本さんの歌唱力が光ります。
PVでは外人の少女と宮本さんが二人きりでぎこちない様子から始まります。
昔では絶対に見られない映像でしょう。

「愛しい人俺は結構 都合よく出来ているんだ
どんな悲しみからもすぐに 立ち上がるのさ
あなたが望むなら 俺はいつでも大見栄きって
かっこう良くいたいと思っているよ my little girl

so sweet 泣いてるメモリー
涙のテロリストは手に負えない 行こう
輝くメロディー あなたを連れて行くよ
笑顔の未来へ」

悲しい過去から脱却し希望を抱いて歩いて行こう。という気持ちがとても伝わります。

3.リッスントゥザミュージック

同じくアルバム「STARTING OVER」からの曲です。
別れを選んでしまった悲しい男女を歌った曲で、今までのエレカシではなかなか無かった内容の曲です。

「なぜなら僕は僕の未来を
君は君でいくつもの夢を
それぞれの思い溢れ始めた
出会ってから1年

別れの気配を感じていたのに
明日の約束を今日も重ねていた

本当は一緒に笑いたいのに
二人はいつも一人

君が僕の事を見つめる目には
一つの嘘さえも決してなかったのに」

とても切なくも優しく歌い上げます。

アルバム「STARTING OVER」CDジャケット

4.桜の花、舞い上がる道を

アルバム「昇れる太陽」に収録され先行シングルにもなっている曲です。
宮本さんはこの曲を「1年かけて作り上げた、エレファントカシマシの一つの到達点」と表現しています。
エレカシはよく日本の四季を歌いますが桜を歌う曲は非常に珍しいです。

5.絆(きづな)

アルバム「昇れる太陽」に収録されシングルにもなった曲です。

「それが夢でも 幻でも俺はかまわない
地図にない道 指でなぞるこの夢
共に笑い ひとつにする喜び
お前を思う気持ちが 今の俺の全てだから」

この曲には「絆」という歌詞は出てきません。あえてこの曲名を「絆」としたのには、映画「相棒」の主題歌に起用されたことも理由としてあるのかもしれません。

アルバム「昇れる太陽」CDジャケット

6.脱コミュニケーション

アルバム「悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~」からの曲です。
個人的にこのアルバム大好きでして、その中からこの後3曲続けてシングルにもなっていない曲を選ばせて頂きました。

ブルージーなギターから始まりいきなり激しくシャウトするボーカル。
かと思ったらいきなり、しっとりした曲調になり、そこからまた盛り上がる。
といった非常に聞きごたえのある曲です。

宮本さんのシャウトはやはり最高です。

7.旅

同じくアルバム「悪魔のささやき~そして、心に火を灯す旅~」からの曲です。
かっこいいロックナンバーですが、リズミカルに歌うボーカルはエレカシでは珍しいです。
間奏まで歌いっぱなしのリズミカルなボーカルがカッコいいです。
特にサビまでの流れが、演奏もボーカルも素晴らしい良曲です。

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