おジャ魔女どれみ16シリーズ(第6期)のネタバレ解説・考察まとめ

『おジャ魔女どれみ16シリーズ』とは、東映アニメーションが制作した魔法少女アニメ作品『おジャ魔女どれみ』シリーズの小説で、シリーズの第6期にあたる作品である。
2011年12月2日から2019年10月2日にかけて、全10巻が刊行された。
第4期の『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』のときから3年後、主人公の春風どれみが高校生になった姿を描いた作品である。
以前のシリーズよりも、さらに現実的でシリアスな内容が中心に描かれている。

人間に「魔女だ」と口頭で指摘された魔女が、カエルのような醜い姿に変身してしまう呪い。元の姿に戻せるのは指摘した人間の魔法だけである。

禁断の魔法

魔女や魔女見習いが発動を禁じられている魔法。作中では、「死者を蘇らせる魔法」「病気や怪我を治す魔法」「人の心を変える魔法」が挙げられている。
禁断の魔法を使うと、使用者が代わりに死ぬ、病気を引き継ぐ、魔女の資格を失うといった報復を受けることになる。

『おジャ魔女どれみ16シリーズ』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ハナちゃん「ハナちゃんね、妹のユメちゃんを探しているの。アコーディオン弾いてれば、ユメちゃんが気が付いてくれないかなと思って。」

仕事でパリに来ていたおんぷは、ハナちゃんが人間界に来てエッフェル塔の上などでアコーディオンを弾いているということを知る。どれみ達が数年ぶりにハナちゃんに会いに行くと、ハナちゃんは「ハナちゃんね、妹のユメちゃんを探しているの。アコーディオン弾いてれば、ユメちゃんが気が付いてくれないかなと思って。」と言う。自分に妹がいることを知ったハナちゃんは、妹に会うために人間界にやってきたのだった。アニメ第4期でも、先々代の女王様の呪いを解くためにアコーディオンを弾く様子が描かれている。

ぽっぷ「私、プロのピアニストにはならない。ピアノの先生になりたい。お母さんが家でピアノを教えているのを見て、とてもいいなと思ったから。」

カレン女学院ピアノ科に進学したぽっぷだが、ピアニストを目指していた母親と意見が対立するようになっていた。心配したどれみは、ぽっぷと一緒にきみたかのもとを訪ねることにした。北海道で「世界一の馬牧場を作る」と言うきみたかを見たぽっぷは、どれみに「私、プロのピアニストにはならない。ピアノの先生になりたい。お母さんが家でピアノを教えているのを見て、とてもいいなと思ったから。」と言った。それを聞いたどれみは、「その気持ちをちゃんとお母さんに伝えたらいい」とアドバイスしたのだった。

『おジャ魔女どれみ16シリーズ』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

第4期最終回とのつながり

第4期『おジャ魔女どれみドッカ〜ン!』最終回のエンディング後、海岸でどれみが男性にラブレターを渡すシーンが描かれている。この時点では誰に渡しているのか明らかにされていなかったが、第6期の内容から小竹哲也に渡していたことが判明した。どれみは元々「好きな人に告白する勇気が欲しい」という理由で魔女を目指していたが、第4期で「魔女にならない」と決めたため、魔法がなくても告白する勇気を持てるほどにどれみが成長したことがうかがえる。

制作スタッフ

第6期はアニメではなく小説作品であるが、これまでのアニメシリーズに関わったスタッフが製作に関与している。
執筆者はアニメのシリーズ構成およびメイン脚本を務めた山田隆司(著者名は別名義の「栗山緑」となっている)と影山由美、アニメシリーズでキャラクターデザインを担当した馬越嘉彦が挿絵を担当している。
これまでのシリーズとは異なりテレビアニメではないものの、派生作品ではなく正式な続編として扱われている。

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