
CHEMISTRY(ケミストリー)とは、日本の男性ヴォーカルデュオ。テレビ東京のオーディション番組『ASAYAN』で選ばれた川畑要、堂珍嘉邦により結成される。デビュー年に発売した曲は全てオリコンチャート1位となり、アルバム『The Way We Are』がトリプルミリオンを記録するなど、爆発的な人気となった。『第52回NHK紅白歌合戦』にも初出場し、この年は「CHEMISTRYの年」と呼ばれた。2012年に活動を一旦休止し、それぞれソロ活動をしていたが、2017年に活動を再開した。
CHEMISTRY(ケミストリー)の概要
CHEMISTRY(ケミストリー)とは、日本の男性ヴォーカルデュオ。2001年、テレビ東京のオーディション番組『ASAYAN』で選ばれた川畑要、堂珍嘉邦により結成される。
デュオを選ぶという見地にたって選考された結果、個々の表現力と潜在能力の高さは勿論のこと、2人が一緒になったときの化学反応の素晴らしさから、この川畑・堂珍デュオが選ばれることとなった。
2人の声が「音楽的化学反応」を起こすことを期待して、21世紀初日の2001年1月1日にアメリカで松尾潔から「CHEMISTRY」と名づけたことを聞かされた。
デビュー年である2001年に発売した曲は全てオリコンチャート1位となり、アルバム『The Way We Are』がトリプルミリオンを記録するなど、爆発的な人気となった。『第52回NHK紅白歌合戦』にも初出場し、この年は「CHEMISTRYの年」と呼ばれた。2012年、コンサートツアー『CHEMISTRY TOUR 2012 -Trinity-』の沖縄での最終公演にて、CHEMISTRYの活動を一旦休止することを発表。活動休止後はそれぞれソロ活動をしていたが、2017年にCHEMISTRYとしての活動を再開した。
CHEMISTRY(ケミストリー)の活動経歴
オーディション時代
1999年8月、テレビ東京のオーディション番組『ASAYAN』の企画「男子ボーカリストオーディション」の1次審査の大阪会場に、川畑要、堂珍嘉邦の両名が参加。最終選考まで進出する。2000年12月15日、オーディション最終選考の一環としてリリースされたシングル「最後の夜」が、オリコン初登場9位を記録。2001年1月1日、最終選考の結果、デュオは川畑と堂珍の2人が選ばれた。
それぞれの表現力と潜在能力の高さは勿論のこと、2人がデュオとして一緒になったときの化学反応の素晴らしさが決め手になった。その後、2人の声が「音楽的化学反応」を起こすことを期待し、ユニット名は「CHEMISTRY」となった。
CHEMISTRYのデビューから活躍まで
CHEMISTRYは2001年3月7日、シングル「PIECES OF A DREAM」でデビュー。発売6週目にて、オリコン週間ランキング1位を獲得。その後もロングヒットとなり、発売15週目にはミリオンセラーを達成した。同年11月に発売されたオリジナル・アルバム『The Way We Are』はトリプルミリオンを記録。このアルバムのセールスは、オリコンにおける男性アーティストのデビューアルバムで歴代1位という記録を樹立した。さらにこの年の年末には、『第52回NHK紅白歌合戦』に初出場。「CHEMISTRYの年」と呼ばれることになる。
2002年12月に発売したシングル「My Gift to You」は、世界初のauの着うたソングに起用された。翌2003年1月、2作目のオリジナル・アルバム『Second to None』発売。同アルバムはオリコン週間アルバムチャートで2週連続1位を獲得し、ミリオンセールスを記録する。さらに、2003年年間アルバムランキングでも1位を獲得。CHEMISTRYはオリコンにおいて、男性アーティストとして初となるデビューアルバムからの連続での初登場・ミリオン突破記録を樹立した。
2004年2月、3作目のオリジナル・アルバム『One × One』を発売しオリコン初登場1位を獲得。2005年1月。バラード曲を中心に収録した企画アルバム『Hot Chemistry』を30万枚限定発売し、オリコン初登場1位を獲得する。これにより、ファースト・アルバムからの連続初登場首位記録の歴代2位(5作連続)を記録した。
2005年10月、Crystal Kayとのコラボレーション楽曲「Two As One」をシングル発売。同年11月、4枚目のオリジナル・アルバム『fo(u)r』を発売し、オリコンチャートで2位を獲得した。
2008年1月、オリジナル・アルバム『Face to Face』を発売。同アルバムはオリコンチャートで3位を獲得した。11月にバラード・コレクション・アルバム『Winter of Love』を、翌年3月には他アーティスト等とコラボレーションを示す「a CHEMISTRY joint」集大成アルバム、『the CHEMISTRY joint album』を発売した。
デビュー10周年から活動休止まで
2010年2月、6枚目のオリジナル・アルバム『regeneration』を発売。ライブツアーではRui・Keito・Dee・Chihiroをバックダンサーに起用し、ツアー最終日にデビュー10周年に向けての4人との期間限定ユニット「CHEMISTRY + Synergy(ケミストリープラスシナジー)」の結成を発表した。8月18日にはシングル「Shawty」をリリース。
2010年11月、マカオで開催されたMnet『Mnet Asian Music Awards』ではPerfumeと共に出演。「Best Asian Male Artist」を受賞した。
同年12月13日、CHEMISTRY + Synergy名義の新曲発表休止、Deeの脱退、Synergy活動継続を公式サイトにて発表。
2011年3月、2枚目となるベスト・アルバム『CHEMISTRY 2001-2011』を発売。全国ライブツアーが予定されていたが、同年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震の影響を受け、複数の地方公演が中止、延期となった。
2011年からはそれぞれソロ活動を本格的に始動させ、堂珍は音楽劇『醒めながら見る夢』に主演し、5、6月にはファンクラブ会員限定のソロライブを実施した。川畑は10月に東名阪にてライブを開催している。
2012年4月7日、コンサートツアー『CHEMISTRY TOUR 2012 -Trinity-』の沖縄での最終公演にて、CHEMISTRYの活動を休止することを発表。
CHEMISTRYの活動再開
2017年2月28日から3月1日にかけて東京国際フォーラムで行われたワンマンライブ【CHEMISTRY LIVE 2017 - TWO - 】にて活動を再開。2017年11月15日には35枚目のシングル「Windy / ユメノツヅキ」リリースした。
2019年9月25日には、8枚目のアルバムとなる『CHEMISTRY』をリリースした。
CHEMISTRY(ケミストリー)のメンバー
川畑要(かわばた かなめ)

1979年1月28日生まれ。東京都葛飾区亀有出身。身長173cm。血液型はA型。立ち位置は向かって右。
2001年にCHEMISTRYとしてデビュー。2013年頃からソロとして活動を開始した。
堂珍嘉邦(どうちん よしくに)

1978年11月17日生まれ。広島県安芸高田市(旧高田郡八千代町)出身。身長174cm。血液型O型。立ち位置は向かって左。
2001年にCHEMISTRYとしてデビュー。2012年7月25日からソロとしても活動を展開している。
宮本亜門上演台本・演出ミュージカル「ヴェローナの二神士」にヴァレンタイン役で出演するなど、俳優としても活動。
CHEMISTRY(ケミストリー)のディスコグラフィー
オリジナル・アルバム
『The Way We Are』

2001年11月7日発売。
1. Intro-lude 〜The Way We Are〜(inst.)
2. 合鍵
3. PIECES OF A DREAM
4. 愛しすぎて
5. BROTHERHOOD / KAWABATA and DABO
6. Point of No Return
7. C'EST LA VIE
8. You Go Your Way (Album Version)
9. Rewind
10. 君をさがしてた 〜The Wedding Song〜
11. 星たちの距離(ディスタンス)/堂珍嘉邦 & KEIKO LEE
12. Motherland
異例の大ヒットを記録し、オリコン初登場1位に加え、男性アーティストのファースト・アルバムとして初動ミリオン(発売1週間でのミリオンセラー)を達成した。
『Second to None』
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目次 - Contents
- CHEMISTRY(ケミストリー)の概要
- CHEMISTRY(ケミストリー)の活動経歴
- オーディション時代
- CHEMISTRYのデビューから活躍まで
- デビュー10周年から活動休止まで
- CHEMISTRYの活動再開
- CHEMISTRY(ケミストリー)のメンバー
- 川畑要(かわばた かなめ)
- 堂珍嘉邦(どうちん よしくに)
- CHEMISTRY(ケミストリー)のディスコグラフィー
- オリジナル・アルバム
- 『The Way We Are』
- 『Second to None』
- 『One×One』
- 『fo(u)r』
- 『Face to Face』
- 『regeneration』
- 『Trinity』
- 『CHEMISTRY』
- CHEMISTRY(ケミストリー)の代表曲とミュージックビデオ(MV/PV)
- 「PIECES OF A DREAM」
- 「Point of No Return」
- 「You Go Your Way」
- 「FLOATIN'」
- 「It Takes Two」
- 「My Gift to You」
- 「Period」
- CHEMISTRY(ケミストリー)の名言・発言
- 川畑要「音楽で他のアーティストとジョイントする事も、お互いがソロで音楽じゃない部分で何かにトライした時とか、今までやってきた事を見直せるような、そういうものがあったらいいな」
- 川畑要「ソロでお互いの良さを築いて、それがCHEMISTRYに反映されればいいな」
- 堂珍嘉邦「ロックやりたい。ケミで色々培ってきたもの、逆にケミをやっているから自分が見えないものをソロで吐き出したり削ぎ落として」
- CHEMISTRY(ケミストリー)の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 男性アーティストとして初のデビューアルバムからの連続での初登場・ミリオン突破記録を樹立