Oneohtrix Point Never(OPN)の徹底解説まとめ

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(Oneohtrix Point Never)とは、ニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するエレクトロニック・ミュージシャンであり音楽プロデューサー、映画音楽家である。通称「OPN」。ブルックリン出身のダニエル・ロパティンのプロジェクトである。アンビエントとドローン系のアーティストとして注目された彼は、ブライアン・イーノの後継者とも称されており、実験的なエレクトロニック・ミュージック作品で高い評価を得ている。

Oneohtrix Point Never(OPN)の概要

ワンオートリックス・ポイント・ネヴァー(Oneohtrix Point Never)とは、アメリカのニューヨーク・ブルックリンを拠点に活動するエレクトロニック・ミュージシャンであり音楽プロデューサー、映画音楽家である。通称「OPN」。本名はダニエル・ロパティン。
Oneohtrix Point Neverの特徴は、アンビエンドというブライアン・イーノが作った環境音楽と呼ばれるものや、ドローンという低音を何小節も流す音楽に分類されていて実験的な音楽が中心。またサンプリングを多用して何分間もループさせたり、人の声を加工したりして曲を作り上げている。

ダニエル・ロパティンがOneohtrix Point Neverの名前を使い始めたのは2007年からで、2009年に公開した『Rifts』によって名を上げることになった。
その後、『Replica』や名門Warp Recordsからリリースした『R Plus Seven』など、着々と注目をあつめている。2015年新作「The Gardens of Delete」を同じくWarp Recordsから発売。
また、2010年リリースの『Returnal』は米の音楽評論メディア、ピッチ・フォークにおいて年間ベストアルバムに20位にランクインしている。(『Replica』は17位、『R Plus Seven』は24位である)

常人には到底理解できないような音楽を作っているOneohtrix Point Never(OPN)ことダニエル・ロパティン。
彼は着実に注目されており、巨匠ブライアン・イーノの後継者という声もあがっている。

Oneohtrix Point Never(OPN)の活動経歴

Oneohtrix Point Never(OPN)名義で活動を開始

ダニエル・ロパティンがOneohtrix Point Neverの名前を使い始めたのは2007年からである。2009年に公開したコンピレーション『Rifts』によって、名を上げることになった。
2010年にリリースした『Returnal』は、ピッチフォーク・メディアのこの年のベスト・アルバムランキングで20位にランクイン。
2011年『Replica』も同17位、2013年の『R Plus Seven』は同24位に、2015年の『Garden of Delete』は同11位にランクインしている。

2013年の『R Plus Seven』に収録されている「Still Life」のMVは、カナダ人アーティスト、ジョン・ラフマンが手掛けた。「偏執的な欲望」をテーマに、「変態」や「コスプレ」といったキーワードでインターネット上で収集した画像や映像がコラージュされており、YouTubeからは即削除されて物議をかもした。

アーティストとのコラボや映画音楽家としての活動

Oneohtrix Point NeverはFKAツイッグスなどさまざまなアーティストとコラボレーションしている。また、映画音楽家としては、オリジナル・スコアを担当したソフィア・コッポラの映画『ブリングリング』が、第66回カンヌ国際映画祭 ある視点部門 オープニング作品に選出。さらに、音楽制作を手がけた映画『Good Time』が2017年のカンヌ映画祭最優秀サウンドトラック賞を受賞した。

Oneohtrix Point Never(OPN)のプロフィール・人物像

Oneohtrix Point Never(OPN)の本名はダニエル・ロパティン(Daniel Lopatin)。アメリカ合衆国マサチューセッツ州ウェイランド出身、1982年7月25日生まれ。
音楽プロデューサーとしてアノーニやザ・ウィークエンドに楽曲提供を行ったり、美術館でのマルチメディア作品展示も手がけている。

Oneohtrix Point Never(OPN)のディスコグラフィー

スタジオアルバム

『Betrayed in the Octagon』

2007年11月20日発売。

1. "Weird Times Docking This Orb"
2. "Woe is the Transgression I"
3. "Behind the Bank"
4. "Eyeballs"
5. "Betrayed in the Octagon"
6. "Woe is the Transgression II"
7. "Parallel Mind Overture"
8. "Laser to Laser"

デビューアルバム。このアルバムの曲は後に、2009年のコンピレーションアルバム『Rifts』で再リリースされた。

『Zones Without People』

2009年8月6日発売。

1. "Computer Vision"
2. "Format & Journey North"
3. "Zones Without People"
4. "Learning to Control Myself"
5. "Disconnecting Entirely"
6. "Emil Cioran"
7. "Hyperdawn"

2枚目のスタジオ・アルバムとしてリリースされた限定生産LP。

『Russian Mind』

2009年発売。

1. Months
2. Physical Memory
3. Grief And Repetition
4. Russian Mind
5. Time Decanted
6. Immanence

3枚目のスタジオ・アルバム。2013年7月20日に再リリースされている。

『Returnal』

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