銀魂 名作揃いの長編レビュー☆ 第二十三回 死神篇〜また一つ明らかになる銀時の過去

銀魂」公式ガイドブック「銀魂くんのあゆみ」で、空知先生が「フリの回です。後々のためにやっておかなきゃいけない回でした。」と書かれている重要なエピソードです。
坂田銀時という人物の「心根」が、昔から何も変わっていないことがよく分かり胸が熱くなる回でもありました。
「死神篇」の基本データ
漫画では第四百六十三-第四百六十五訓で掲載され、コミックスでは第52-53巻に掲載されています。
アニメでは第279話-281話で放映されました。

屋台で一杯やっていた銀さん。
最近人通りが少ないな、と屋台の親父に愚痴ったら「最近辻斬りが横行してるからさ。何でも首の皮一枚だけ残してばっさりいかれてるらしくって、それがとても人間業とは思えないんで、死神の仕業じゃないかってもっぱらの噂だよ」とのこと。
「うちだって首の皮一枚でかろうじて繋がっているんだよ…家計が」とぶつぶつ言いながら家路に着いた銀さん。
と、その時薄暗い路地の片隅から突然「私の介錯をお願いします!」と声がして、恐る恐る見てみると、何とそこにいたのは見たところ「まんま死神」ないでたちの何者かでした!

「いやいや、いろいろとそれはおかしい!」人の命を奪うのが仕事の死神が、人に自分の命を奪ってくれと頼むなんて!
しかしそうこうしているうちに死神はさっさと刀を自分の腹につきたててしまいます。
「く、くるしぃぃぃぃ、は、はやく介錯を〜〜〜!」ともがく死神。
仕方なくその首に渡された刀を振り下ろそうとした銀さんですが、刃が壁にささってしまい四苦八苦。
結局その「死神」を万事屋に連れ帰った銀さん。それとあわせたように、外には警察が慌ただしく動き回り始めます。
そして死んだ?と思っていた死神の傷はフェイクで、その正体は首切り役人の池田朝右衛門ということがわかります。


先代池田夜右衛門の介錯に臨む朝右衛門。
先代は打ち首になるはずだった「罪人たち」を独断で逃がしたため、池田家の内々で斬首されることに。その時の介錯人が朝右衛門だったのです。
朝右衛門は、とある事情により孤児になったのを先代夜右衛門が引き取り養女として育てた子供でした。
そして彼女は池田家を護るため、自ら「謀反人」の汚名を着て池田家を出奔。
死に場所を求めてさまよっていた時、銀さんと出会った…という経緯でした。
既に指名手配犯となっていた朝右衛門は、万事屋を出て行き河原に身を潜めます。
「朝右衛門忘れるな 人を人に還すことができるのは
人の首を斬る鬼ではない 人の魂を奪う死神でもない
人の罪を斬りその魂を救う 人だけだ」
先代の夢を見て目を覚ます朝右衛門。
そこへ銀さんがやってきて彼女を捕獲!新八達と一緒に向かった先は、現・池田夜右衛門が待つ池田家の屋敷でした。

池田夜右衛門。一見にこやかで物腰柔らかな優男ですが、神業的な剣の使い手です。
ここで分かったことは、くだんの辻斬りの下手人が実は現在の池田家の当主、夜右衛門だったこと。
彼は、昔実父である先代夜右衛門が逃がした罪人リストに従い、本来ならば処刑されていたはずの罪人達を裁いていた…というのです。
そして夜右衛門は衝撃的な一言を告げます。
「10年前先代夜右衛門が逃がした罪人の中にあなたの名前があるんですから。
坂田銀時さん」

みどころ
一橋喜々 初登場

徳川家と対立し、次期将軍の座を虎視眈々と狙う一橋家の頭目、一橋喜々(ひとつばしのぶのぶ)。
モデルは幕末の将軍徳川慶喜ですが、漫画の方の彼はかなり「悪役」なカラーが強いキャラとして描かれています。
端正な顔立ちですけれども、この後原作では何度も顔面に大変な怪我を負い、残念な状態になる可哀想な役柄でもあります。
声をあてているのは浪川大輔さん。
BLEACHやONE PIECE、最近の「ルパン三世シリーズ」での石川五右衛門役などで人気の声優さんです。
攘夷戦争後〜お登勢と出会うまでの銀時の消息

攘夷戦争後、攘夷浪士狩りで仲間を売ろうとしていた男(実は朝右衛門の実の父親)を叩きのめし、「この『白夜叉』坂田銀時とこいつの首を差し出すから、他の奴らには手を出さないでくれ」と追っ手に請うた銀さん。
昔から義理人情には人一倍厚い人だったことがわかるエピソードでした。
そしてこの様子を物陰から見ていた先代夜右衛門は、銀さんが処刑されるような悪人ではないと判断して彼を逃がすのです。
緻密に描かれた背景画

この回の冒頭では銀さんが屋台でお酒を飲むシーンがありますが、夜の繁華街を俯瞰して見た情景、そしてこの画像のような小路地の様子など、大変丁寧でリアルな描き込みがされていました。
リアリティがあると物語に奥行きが出るので、この背景は個人的に大変嬉しかったです。
自分の気持ちを伝えるのが下手なキャラ

養女である朝右衛門を可愛がり、彼女の剣の腕を褒める父。
そんな父に少しでも自分の方を振り向いてもらいたい、少しでも父のようになりたい、と思う少年時代の夜右衛門。
その強い気持ちがやがてとんでもない事態を引き起こす…。
銀魂のキャラは、全体的に気持ちを素直に表現するのが下手ですが、彼もまたそんなハートの持ち主でした。
沖田→神楽への「公開プロポーズ」!?

成り行きで、銀さんと朝右衛門が乗せられた船に一緒に乗った神楽と新八。
「こんなんじゃ嫁の貰い手がなくなる…」と神楽が言いかけた時、絶妙のタイミングで「だったら俺がもらってやろうかぁ」という声が下から!
それは沖田くんでした。
もちろんそれは真選組が船に乗り込んで捜査をする前フリとしてかけた声でしたが、ファンの間では「これは公開プロポーズだ!」という声が多数起きました。
銀さんの乳首は取り外し自由?
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