ソニック ワールドアドベンチャー(Sonic Unleashed)のネタバレ解説・考察まとめ

『ソニック ワールドアドベンチャー(Sonic Unleashed)』とはSEGAより2008年に発売された超音速&パワフルアクションアドベンチャーゲーム。天才科学者「Dr.エッグマン」の野望を阻止するために単身エッグマン軍団に挑む世界最速のハリネズミ「ソニック・ザ・ヘッジホッグ」。エッグマンを追い詰めるも罠にはめられて体が狼に変貌してしまう。ソニックはエッグマンの野望を阻止するため、7つに割れた世界をまたに掛けた冒険に駆け出した。

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『ソニック ワールドアドベンチャー(Sonic Unleashed)』の概要

『ソニック ワールドアドベンチャー』とはSEGAから発売された超音速&パワフルアクションアドベンチャーゲーム。発売はSEGAで開発はソニックチーム(株式会社セガ 第二CS研究開発部)。2008年12月18日にWii版が、2009年2月19日にPlayStation 3、Xbox 360版が発売された。海外でのみPlayStation 2版が発売された。Xbox Oneで互換化され2021年11月16日にフレームレート向上を可能にするXbox FPS BOOSTへの対応が発表されて、本作を60FPSでXbox Series X/Sでプレイ可能になった。

奥に進んでいくタイプの3Dアクションゲームと横に突き進んでいく横スクロールアクションゲームになるいわゆる2.5Dアクションゲームとなっている。昼は超高速でステージを進んでいきゴールを目指す「超音速ノンストップアクション」、夜は巨躯の狼に変身したソニックを使い伸縮する大きな腕を使って敵をパワフルに薙ぎ倒していく「格闘&アスレチックアクション」の2つのゲーム性を味わうことが出来る。

3Dソニックの原点であるソニックアドベンチャーシリーズの最新作という意識の元で開発を行ったが、海外では『Sonic Unleashed』というタイトルとして新たなイメージを打ち出していくこととなった。またWii及びPlayStation 2版とPlayStation 3、Xbox 360版はタイトルこそ同じなものの、ゲーム内容はほとんど別物となっている。特にPlayStation 3、Xbox 360版は本作の為に開発した「ヘッジホッグエンジン」を使用しているため、より美麗なグラフィックと高度なゲーム性を楽しむことが出来る。

2009年第2回「CEDEC AWARDS」においてグローバルイルミネーションの実ゲームにおける応用技術を評価されて『ソニック ワールドアドベンチャー』プログラミングチームが「CEDEC AWARDS 2009 - プログラミング・開発環境部門 ノミネート」として評価された。

天才科学者Dr.エッグマン野望を阻止するためにソニックはエッグマン率いる軍勢に単身乗り込む。超高速の動きの数々でエッグマンのメカ達を手玉にとり、さらにカオスエメラルドの力でパワーアップした姿「スーパーソニック」となり、エッグマンを追い詰める。しかしこれを狙っていたエッグマンの罠にはまり、カオスエメラルドのパワーを奪われてしまう。そしてそのパワーを吸収した光線をエッグマンはソニック達の住む惑星に発射、世界は7つに分かれてしまう。そしてその余波で地の底から現れた「ダークガイア」の無尽蔵のパワーを利用してエッグマンはエッグマンランドを建設を目論む。

そんな中、カオスエメラルドのパワーを奪われた影響かソニックの体にも変化が訪れ、筋肉が盛り上がり、鋭利に尖った爪と牙が生え、狼のような巨大な獣へと変貌を遂げる。そこからソニックは地上まで落とされるも謎の力に助けられた後、謎の小さな生命体「チップ」と出会う。しかしチップは記憶をなくしており、そこに自分の責任かもと元負い目を感じたソニックはそんなチップの為に記憶探しのをすることを決意。

世界とチップの記憶を元に戻し、エッグマンの野望を阻止するためにソニックはチップと共に世界をまたにかけた冒険へと走り出した。

『ソニック ワールドアドベンチャー(Sonic Unleashed)』のあらすじ・ストーリー

宇宙でのエッグマンとの戦い

天才科学者Dr.エッグマン野望を阻止するためにソニックはエッグマン率いる軍勢に単身乗り込む。超高速の動きの数々でエッグマンのメカ達を手玉にとり、さらにカオスエメラルドの力でパワーアップした姿「スーパーソニック」となり、エッグマンを追い詰める。しかしこれを狙っていたエッグマンの罠にはまり、カオスエメラルドのパワーを奪われてしまう。そしてそのパワーを吸収した光線をエッグマンはソニック達の住む惑星に発射、世界は7つに分かれてしまう。そしてその余波で地の底から現れた『ダークガイア』の無尽蔵のパワーを利用してエッグマンはエッグマンランドを建設を目論む。

そんな中、カオスエメラルドのパワーを奪われた影響かソニックの体にも変化が訪れ、筋肉が盛り上がり、鋭利に尖った爪と牙が生え、狼のような巨大な獣へと変貌を遂げる。そこからソニックは地上まで落とされるも謎の力に助けられた後、謎の小さな生命体「チップ」と出会う。しかしチップは記憶をなくしており、そこに自分の責任かもと元負い目を感じたソニックはそんなチップの為に記憶探しのをすることを決意。

世界とチップの記憶を元に戻し、エッグマンの野望を阻止するためにソニックはチップと共に世界をまたにかけた冒険へと走り出した。

世界をまたに掛けた冒険

チップと出会った後、アポトスで相棒である「マイルス "テイルス" パウアー」と再会したソニックは彼から知り合いの今回の事件に詳しい「ピックル教授」がいるスパゴニアにいくよう提案される。急いで教授に会いに行ったソニック一行だったが、現場でエッグマンに攫われていることを知る。ソニック達は教授を助け、彼からガイア文書内に記された内容で神殿に回り力を失ったカオスエメラルドに力を取り戻すことで星をもう一度元に戻すことが出来るとの情報を聞いた。ソニック達は各地の神殿を巡りカオスエメラルドの力を取り戻していく。

そんな中、エッグマンはダークガイアが不完全状態で復活したことで、世界各地にダークガイアのエネルギーがバラバラになってしまったことで計画が思うように進まないでいた。そこでエッグマンは特殊な電波を発振して散り散りになったダークガイアのエネルギーを集結させて再度融合させてダークガイア完全復活を目論んでいた。

一方そのころソニック達は神殿を巡りカオスエメラルドにパワーを取り戻していたが、6つ目のカオスエメラルドに力を取り戻した後、同時にチップも記憶をすべて取り戻したのだった。チップの正体は「ライトガイア」と呼ばれる星の意志とも呼べる存在で、星を破壊するダークガイアに対し、ライトガイアはそのたびに星を癒していた。そのためライトガイアとしてチップは何百万年もの間星の中で眠りについていたのだ。しかしエッグマンが無理やりダークガイアを目覚めさせたことでチップも記憶を無くして目覚めてしまった。全てを思い出したチップは星の中にいながら、この星の事を何も知らずにいたこと、そんな自分に世界の楽しさ教えてくれたソニックに礼を言って1人で事件解決に臨もうとその場を去ろうとするもソニックに止められる。

チップは当初の記憶探しという目的が終わったことで、これ以上行動を共にする必要はないと言うが、ソニックは友達を助けるのに理由は要らないと最後まで一緒に行動することを決意していた。2人は互いの確かな絆を感じ取り、残る1つのカオスエメラルドを復活させるために神殿に向かった。

星をかけた最後の戦い

ソニック達は、残された神殿上に建設されたエッグマンランドにやってきていた。チップの反応を頼りにソニックは神殿に到着してカオスエメラルドを復活させて星を元に戻すことが出来た。しかし時すでに遅く、エッグマンはダークガイアを完全復活させていた。そしてそのパワーを利用して作り上げたメカ「エッグ・ドラグーン」を駆けりソニックに挑みかかってくる。ウェアホッグのパワーでエッグマンを返り討ちにしたものの、戦いの中でダークガイアがいる地底まで降りてきていたソニック達。遂にダークガイアと対面したソニックだったが、自身に影響を与えたダークガイアのエネルギーを奪われてウェアホッグ状態から通常の姿に戻ってしまう。

力を奪われたことで立ち上がることすらままならないソニックはチップに逃げるように促すが、チップはライトガイアとして力を振るって各地の神殿を合体させて巨人を作り出す。ソニックは再奮起してチップと共にダークガイアに攻撃を仕掛け、弱らせることに成功したもののダークガイアは真の力を取り戻してより禍々しい姿となり立ちはだかった。ソニックは7つのカオスエメラルドを使って「スーパーソニック」となり星の命運をかけた最終決戦が始まった。

神殿巨人を操るチップとソニック攻撃の前に遂に倒れたダークガイア。しかしソニックも激しい戦いのせいで力尽きて気絶する。そんなソニックをチップは安全な地上まで送り届け、星を維持する者としてそのまま地底のそこで別れの言葉を贈りながら眠りについた。ソニックは最初にチップと出会った場所まで飛ばされ、そこでチップの忘れ形見の首輪を腕に付け、二度と再会出来ぬであろう友のことを想いながら走り出した。

『ソニック ワールドアドベンチャー(Sonic Unleashed)』のゲームシステム

本作は昼のステージを通常状態のソニックでプレイし、夜のステージは獣に変身した「ソニック・ザ・ウェアホッグ」としてプレイする。

昼ステージ(ソニック)

従来通り、ハイスピード3Dアクションでステージ奥に向かって進んで最速でゴールに到着するのが目的。これまでのアクションに加えて高速移動を可能する「ソニックブースト」や、速度を落とさずにカーブを曲がる「ドリフト」、走行中に素早くサイドに移動する「クイックステップ」など新たな技が追加されている。また進行中画面が3Dから2Dへ、2Dから3Dへ変わっていくのも特徴。

ソニックブースト

画面左下の「ブーストゲージ」(Wii、PS2版)、「リングエナジーゲージ」(PS3、Xbox 360版)を消費して高速移動するテクニック。Wii、PS2版ではゲージがマス目で区切られており、1マス消費でブースト可能になっている。最大6マスまでゲージを蓄積可能。PS3、Xbox 360版ではボタンを押し続けている間はゲージが残っている以上常にブーストし続け、さらに走行中は付近のリングを吸着する効果もある。ゲージはリング取得と敵の撃破で増加する。

ドリフト

速度を落とさずにカーブを曲がるテクニック。Wii及びPS2版、PS3及びXbox 360版それぞれでゲージを増加させることが出来る。

クイックステップ

走行中に左右どちらかに瞬間的に移動して障害物を避けるテクニック。静止状態でこのアクションをすると側転する。

ホーミングアタック

付近のロックオンカーソルが掛かった対象物に体当たりする。Wii及びPS2版ではアクションチェインによってブーストゲージにボーナスが入る。

ライトダッシュ

連続して並ぶリングに沿って高速移動するテクニック。使い方次第では新ルートに進むことが出来る。PS3及びXbox 360版ではパワーアップアイテム「ライトダッシュシューズ」の入手後に使用できるようになる。

スライディング

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