サイキックフォース・サイキックフォースEXのネタバレ解説・考察まとめ

『サイキックフォース』とは、1996年4月にアーケードで稼働した格闘ゲーム。発売元はタイトー。『サイキックフォースEX』は、本作稼働後同年7月にリリースされた、バージョンアップ作品となっている。
本作の大きな魅力は、重厚な物語と魅力的な登場人物たちであり、これらの要素が当時ゲームセンターに行かなかった女性ファンやアニメ好きに刺さったことで、人気を博した。
物語の舞台は21世紀の世界で、超常的な能力を持つ人間・サイキッカーを巡る物語が展開される。
栞(しおり)
影高野を率いる少女で、神妃と呼ばれる役職を持っている。高いカリスマ性と特別な能力を持っていることが示唆されているが、サイキッカーかどうかは不明。
玄真をして「病める世の人々を導けるのは、栞様を置いて他にはいない」とも豪語されるほどの人物。
『サイキックフォース・サイキックフォースEX』のアイテム
六道玄真の武器

プレイヤーキャラクターの1人である六道玄真は、厳密にはサイキッカーではなく、呪術を操る退魔師。そのため、自然現象などを操って戦うのではなく、様々な呪術の媒体を使って戦闘を繰り広げる。
呪符

玄真が主な戦力として用いる呪術用の媒体。そのため多くの超能力技の発動に用いられ、鬼火魂と連炎符、符護術で使用していることが確認された。また、弱攻撃ショットの際にもこの呪符を使用。
超能力技の描写から、主に炎を発生させて、魔性を打ち払うものであるとわかる。
数珠

玄真が常に手にしている、巨大なオレンジ色の数珠で、武器としても扱える呪術用の媒体。超能力技では降雷珠にて用いられ、数珠の設置場所に雷を降らせている。
しかし、主に打撃で利用していることの方が多い。
独鈷(どっこ)

玄真の強力な超能力技である呪縛殺にて用いる呪術用の媒体。超能力技の発動コマンドを入れると射出され、ヒットすると相手をロックし、大ダメージを与える追加入力タイムとなる。
射出の弾速が早く、発射直前まで相手をサーチしていること、射出モーションの小ささや射出時のボイスがないという点で、回避は困難。
その他のアイテム
サイキックパワー増幅装置
リチャード・ウォンが管理していた、ノアの研究施設で開発されたもの。
同じくノアの研究施設にて生まれた人造人間のサイキッカー・ソニアに搭載されている。その装置のおかげで、ソニアは天然物のサイキッカーと遜色がないほどに強力な超能力を扱えるようになった。
しかし、人工的に与えられた能力は不安定であり、代償として専用の鎮静剤を一定時間おきに投与しなければならない、という制約がかけられている。
対サイキッカー用サイボーグ
アメリカ軍が世界を脅かすサイキッカーに対抗するために研究していた兵器。能力を持たない人間でも、肉体を機械化することで、単独でサイキッカーと互角に戦えるほどの力を獲得可能。ある意味ノアの研究していた人造サイキッカーにも近い存在だと言える。
作中ではプレイヤーキャラクターの1人であるゲイツ・オルトマンが、対サイキッカー用サイボーグの1号として登場した。
『サイキックフォース・サイキックフォースEX』の用語
サイキッカー

『サイキックフォース・サイキックフォースEX』の世界に生まれた存在。炎や風、氷などを操る、超常的な能力を持った人間たちの呼称。
強力な力を持っている反面、多くの力を持たない人間からは恐怖の対象とされ、迫害されてしまうことも。
本作の登場人物は、ごく一部を除いて全員がサイキッカーである。
Related Articles関連記事

レイストーム(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『レイストーム』とは、1996年にアーケードとして稼動を開始したタイトーの2D縦スクロールシューティングゲーム。『レイフォース』、『レイストーム』、『レイクライシス』と続く『レイシリーズ』3部作の2作目だ。後方俯瞰視点が特徴であり、8方向レバーと2ボタンで自機を操作する。 ストーリーは『レイフォース』とは別の並行世界の出来事として描かれており、地球人類が恒星間航行を実現して100年あまりが経過した時代の物語となっている。
Read Article

英雄伝説 空の軌跡FC(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『英雄伝説 空の軌跡FC』は、2004年に日本ファルコムから発売されたPC用RPGゲームである。『空の軌跡』シリーズの第1作目として発売された今作は、その人気の高さからPSPやPS3へ移植され、2015年にはVita用ソフトとしてフルボイス化やキャラクタービジュアルなどを一新した『空の軌跡FC Revolution』が発売されている。主人公のエステルとヨシュアが、父の失踪をきっかけに見習い遊撃士として旅立ち、仲間たちとの出会いや事件に遭遇しながら成長していく姿を描いている。
Read Article

サイキックフォース2012・2・2012EXのネタバレ解説・考察まとめ
『サイキックフォース2012』とは、1998年6月にアーケードで稼働した格闘ゲーム。発売元はタイトー。 『サイキックフォース2』はアーケード版をベースに、追加要素を加えてPlayStationに移植した作品。『サイキックフォース2012EX』は、PlayStation2用ソフト『サイキックフォース COMPLETE』収録のタイトルだ。 『サイキックフォース』の続編であり、前作から2年後の世界を舞台に、ダイナミックな超能力技の応酬と、個性的なキャラクターが織りなす物語を売りとしている。
Read Article
タグ - Tags
目次 - Contents
- 『サイキックフォース・サイキックフォースEX』の概要
- 『サイキックフォース・サイキックフォースEX』のあらすじ・ストーリー
- プロローグ
- ストーリー:バーン
- ストーリー:ウェンディー
- ストーリー:エミリオ
- ストーリー:玄真
- ストーリー:ゲイツ
- ストーリー:ウォン
- ストーリー:ソニア
- ストーリー:ブラド
- 『サイキックフォース・サイキックフォースEX』のゲームシステム
- 基本ルール
- 体力ゲージとサイコゲージ
- 結界
- サドンデス
- 超能力技とコマンド入力
- 基本操作
- ショット
- 通常ダッシュ
- クイックダッシュ
- サイコチャージ
- バリアガード
- 回避バリア
- コンボ
- 投げ
- 家庭用版のゲームモード
- ARCADE MODE
- STORY MODE
- VS MODE
- TRAINING MODE
- OPTION
- 『サイキックフォース・サイキックフォースEX』の登場人物・キャラクター
- サイキッカー組織ノアに敵対する人物
- バーン・グリフィス
- ウェンディー・ライアン
- エミリオ・ミハイロフ
- 六道玄真(りくどう げんま)
- ゲイツ・オルトマン
- サイキッカー組織ノアに所属する人物
- キース・エヴァンス
- リチャード・ウォン
- ソニア
- ブラド・キルステン
- プレイヤーキャラクターの関係者
- バーンの両親
- ビリー
- エミリオの母
- クリス・ライアン
- ティーナ・オルトマン&シェリル・オルトマン
- 栞(しおり)
- 『サイキックフォース・サイキックフォースEX』のアイテム
- 六道玄真の武器
- 呪符
- 数珠
- 独鈷(どっこ)
- その他のアイテム
- サイキックパワー増幅装置
- 対サイキッカー用サイボーグ
- 『サイキックフォース・サイキックフォースEX』の用語
- サイキッカー
- 人造サイキッカー
- 対サイキッカー用サイボーグ
- 退魔師
- 神妃(しんき)
- 組織
- ノア
- 対サイキッカー部隊
- 影高野(かげこうや)
- 『サイキックフォース・サイキックフォースEX』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- PlayStation版の隠しキャラはキース
- オープニングの歌詞を出すには2PコントローラーでL2R2セレクトボタン押しっぱなし
- オープニングテーマの歌詞にあった盗作疑惑
- ソニアのステージBGMの歌詞の存在
- 特定キャラクターの同キャラ対戦で聞ける特別なボイス
- 同キャラ対戦だと無効化される必殺技の存在
- ウォンと別作品のキャラクター名称被りは偶然
- 没キャラクター3人のうち1人はスピンオフにてプレイヤーキャラクターとして登場
- 特徴的なバトルシステムが流用されたゲームが存在