境界の彼方(ラノベ・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『境界の彼方』とは、鳥居なごむによる日本のライトノベル、及びそれを原作としたテレビアニメ作品である。アニメは2013年10月から12月まで全12話で放送され、アニメの続編として2015年に劇場版が2作公開された。半妖夢で不死身の身体を持つ神原秋人と妖夢を討伐することを生業とする異界士・栗山未来が出会うことで始まる青春物語である。高校生として穏やかな日常もありつつ、異能力を使ったバトルシーンが見どころとなっている。

妖夢(ようむ)

世界を徘徊する異形のもの。一般の人間には姿は見えず、異界士のみ見ることができる。
様々な形をしており、どこからやってくるかは分かっていない。
人を食料にするものや彩華や愛のように人間に好意的なものなど色々な妖夢が存在する。

虚ろな影(うつろなかげ)

実体を持たない強力な妖夢で、倒すのは非常に困難である。
嵐を起こすことや人に憑依する能力を持っている。
未来の親友・唯が命を絶った原因の妖夢である。

妖夢石(ようむせき)

妖夢を倒すことで現れる、妖夢の核だとも言われる石。
異界士はこの石を回収して鑑定してもらい、換金して報酬を得ている。

半妖(はんよう)

人間と妖夢の間に生まれる稀有な存在。あまりにも希少なため生態など詳しいことは何も分かっていない。

異界士(いかいし)

妖夢を討伐することを生業とする人たち。血統によって能力が引き継がれ、その異能力を使い妖夢と戦う。

異界士協会(いかいしきょうかい)

異界士達が所属する組織。協会に登録することで免許が発行され異界士として認められる。

名瀬家(なせけ)

古くから秋人たちが住む長月市の土地を管理している大地主。また一帯の異界士も取りまとめている。空間を制御する「檻」という能力を操る血統である。

檻(おり)

名瀬一族が操る異能力。
空間を切り取って防御や攻撃に使用する。広範囲に広げて結界のようにしたり、相手をとじけめたりすることも可能である。

その他

長月市花野寺町(ながつきしはなのでらちょう)

物語の舞台であり、秋人たちが住む街。

『境界の彼方』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

神原秋人「とにかくあなたのようにメガネが似合う人が死んではいけない!要するにメガネが大好きです!」

ある日の放課後、秋人は屋上にたたずむ未来を発見し自殺を図っているのかと勘違いする。慌てて未来の元へ行き、長々と自殺すべきでない理由を述べた末「とにかくあなたのようにメガネの似合う人が死んではいけない!要するにメガネが大好きです!」と叫んだ。
その後「不愉快です」と返事がきて心臓を貫かれる。
秋人と未来が出会うことで始まる物語で秋人が未来に対して初めてかけた言葉であり、最終回での2人の関係にも繋がる重要なセリフである。

神原秋人「倒したって何も変わらない。その体に流れる血もおかれた場所も何一つ変わりはしない。でも栗山さんはここに来たんだ。だったら貫け!虚ろな影なんかに屈するな!」

Taiki Naruse
Taiki Naruse
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