境界の彼方(ラノベ・アニメ・映画)のネタバレ解説・考察まとめ

『境界の彼方』とは、鳥居なごむによる日本のライトノベル、及びそれを原作としたテレビアニメ作品である。アニメは2013年10月から12月まで全12話で放送され、アニメの続編として2015年に劇場版が2作公開された。半妖夢で不死身の身体を持つ神原秋人と妖夢を討伐することを生業とする異界士・栗山未来が出会うことで始まる青春物語である。高校生として穏やかな日常もありつつ、異能力を使ったバトルシーンが見どころとなっている。

CV:鈴木達央、佐倉綾音(小学生時代)
大地主・名瀬家の長男で「檻」という空間を制御する異能力を持つ異界士である。
秋人や美月より一つ歳上の高校3年生で、文芸部に所属しているがほとんど顔を出さない幽霊部員状態となっている。
物腰が柔らかく常に落ち着いている性格だが、妹の美月を溺愛しており、美月の声を着信音に設定したり頼みを聞く時には「お兄ちゃん」と呼ばせるなど、病的なシスコンな一面もある。
秋人とは気の置けない仲だが、過去に暴走した秋人に殺されかけた。その時に負った大きな傷が背中に残っている。秋人が再び暴走し妖夢化してしまった際、自分が殺すと決めていたが、本当は死んでほしくないと思っている。
異能力の弊害として極度な冷え性で、常にマフラーやストールを巻いている。冷える手を温めるために秋人の脇腹に手を入れることもよくある。

峰岸舞耶(みねぎしまいや)

異界士殺しの罪で追われる少女。自動式拳銃や回転式拳銃を武器としている。

異界士関係者

名瀬泉(なせいずみ)

CV:川澄綾子
博臣と美月の姉であり、秋人たちの住む街の大地主で一帯の異界士を取りまとめる名瀬家の当主。
名瀬家の血統である「檻」の異能力を持っており、異界士としてはかなりの実力者である。
普段の物腰は柔らかいが、街や人を守る名瀬家の当主として秋人を妖夢として討伐する計画を立てるなど冷酷な部分も秘めている。
名瀬家の中でも数名しか使えない「凍結界」や「白昼夢」という特別な能力を使うことができる。藤間弥勒の発言から妖夢を体内に宿していることが分かっている。

新堂彩華(しんどうあやか)

CV:進藤尚美
写真館兼喫茶店を経営しつつ、異界士境界公認で妖夢石の鑑定を行なっている女性。原作小説では和菓子屋を営んでいる。正体は狐の妖夢で、人の姿になって異界士と協力しながら生きている。
妖夢としてとても強い力を持っており、妖夢の力が極端に弱まる凪の中でも相当な強さを誇る。
ゆったりとした京都弁を話し、穏やかな性格をしているが時々辛辣な言葉を口にする。
過去に暴走した秋人と戦ったことがあり、それ以降関わりがあって秋人の相談にも乗っている。

新堂愛(しんどうあい)

CV:山岡ゆり
秋人たちと同じ学校に通う高校1年生。正体は猫又の妖夢だが人間として彩華と共に暮らしている。
猫の姿はスコティッシュフォールドに似ている。
明るく人懐っこい性格で、秋人とも親しくしており、秋人や未来たちと妖夢を討伐するために行動を共にすることもある。
原作小説では登場しないアニメオリジナルのキャラクターである。

二ノ宮雫(にのみやしずく)

CV:渡辺明乃
秋人たちが通う学校で教師をしている異界士。
空間をねじ曲げる異能力を持ち、戦闘では能力と組み合わせた肉弾戦を得意としている。
美人でサバサバした性格をしているが、モテたい欲が出過ぎているなど残念な部分がありあまりモテない。

藤間弥勒(ふじまみろく)

CV:松岡雅也
異界士協会の査問官。言葉を具現化する「言霊」という異能力を持つ。
「虚ろな影」の調査のために教会から秋人たちの住む街に来たが、本当は秋人の中にいる「境界の彼方」が目的であった。
体内に妖夢を宿しており、触手状の物体を操る。

伊波唯(いなみゆい)

CV:矢作沙友里
未来の親友で異界士の少女。天涯孤独となった未来を伊波家が引き取り、姉妹のように育った。虚ろな影を討伐するために自分の体に憑依させ、未来に斬らせることで命を落とした。

真城優斗(ましろゆうと)

未来の幼馴染の異界士。思念操作によって下級の妖夢を操ることができる異能力を持つ。

Taiki Naruse
Taiki Naruse
@go-103926136379006767335

目次 - Contents