ダークマン(Darkman)のネタバレ解説・考察まとめ

『ダークマン(Darkman)』とは1990年に公開されたアメリカのスーパーヒーロー映画である。監督は『死霊のはらわた』などのホラー映画を得意とするだけでなく、『スパイダーマン』シリーズを手掛けるなどアメコミ作品が好きなことでも知られているサム・ライミ。ギャングの起こした大爆発により全てを失った天才科学者のペイトン・ウェストレイク。重度の火傷を負いながらも死の淵から甦ったペイトンが組織を崩壊させていく。孤独に戦う復讐のヒーロー、ダークマンの生き様が描かれている。

ルディ・グズマン(演:ラファエル・H・ロブレド)

吹替:谷口節(VHS版)/石田圭祐(テレビ朝日版)
デュラントの部下であるメキシコ出身の元ボクサー。長い黒髪を後ろで一つに束ねている。ペイトンの研究室を襲った際に収賄の証拠書類を発見した人物。最後は廃工場でペイトンに襲われ、スマイリー、ペイトンの人工皮膚が二重に被せられた状態でスマイリーに誤って射殺される。

スキップ(演:ダニー・ヒックス)

吹替:秋元羊介(VHS版)/水野龍司(テレビ朝日版)
ロバートの部下。左足にマシンガンの備わった義足を装着している。ルディと行動と共にしていることが多い。ロバートの部下の中で一番最後まで生き残っていた人物だが、ペイトンとルイスの決戦の際に地上数百メートルの高さから転落死する。

リック(演:セオドア・ライミ)

出典: eiga-pop.com

吹替:荒川太朗(VHS版のみ)
デュラントの部下。眼鏡をかけた一見ギャングには向いてなさそうな青年。デュラントのお気に入りであるが研究室を襲った際ペイトンの助手ヤナギモトを射殺したために、蘇ったペイトンの復讐によって一番最初に殺された。

スマイリー(演:ダン・ベル)

吹替:小杉十郎太(VHS版)/咲野俊介(テレビ朝日版)
デュラントの部下である長髪の男性。人殺しの仕事を心底楽しんでいる様子を見せる。最後は廃工場にてルディを誤って射殺し、その後自身の人工皮膚を被ったペイトンに襲われる。終いにはギャングらが研究室を爆破した時と同じ方法で起きた爆発に巻き込まれて死亡した。

パウリー(演:ニコラス・ワース)

出典: eiga-pop.com

吹替:島香裕(VHS版)/宝亀克寿(テレビ朝日版)
デュラントの部下。こめかみに剣のタトゥーが彫られているスキンヘッドの男性。組織の集金係をしていたが、ルディ、スキップから現金を受け取っていることがペイトン知られ、パウリーになりすましたペイトンによって資金横領の濡れ衣を着せられた。

その他

ヤスキチ・ヤナギモト(演:ネルソン・マシタ)

吹替:星野充昭(VHS版)/松本保典(テレビ朝日版)
ペイトンの助手である黒髪の日本人大学院生。研究中にギャングらに襲われ、ペイトンの目の前でリックによって射殺された。

エディ・ブラック(演:ジェシー・ローレンス・ファーガソン)

吹替:銀河万丈(VHS版)/斎藤志郎(テレビ朝日版)
映画の冒頭に登場するデュラントの敵。勝ちを確信して大勢でデュラント一味に襲いかかるも形勢は逆転。葉巻カッターでデュラントに指を次々と切断され、映画のオープニングはエディの絶叫から始まる。

女性医師(演:ジェニー・アガター)

真ん中の女性。

吹替:さとうあい(VHS版のみ)
爆発後、市の南部海岸で発見された瀕死のペイトンの手術を担当した女性医師。脊髄視床路の切断によってペイトンが負傷による痛みを感じることはなかったが、この処置からくるペイトンの暴走を懸念していた。

男性医師(演:ジョン・ランディス)

吹替:なし
女性医師からペイトンの状態についての説明を受ける医師。『ブルース・ブラザース』(1980年〜)シリーズなどで映画監督を勤めたランディスがゲスト出演している。

『ダークマン』の用語

人工皮膚(じんこうひふ)

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