極悪女王（Netflix）のネタバレ解説・考察まとめ

クラッシュ・ギャルズ

長与千種（ながよちぐさ）（演：唐田えりか）

長年、空手に励んでいた長与千種は、空手の実力は折り紙付きだった。1980年入門のオーディションを受けることが出来なかったが、空手の関係者を通じて別枠で入門テストを受けさせてもらい合格した、国民的なアイドルレスラー。ダンプ松本とは同期であり、全日女子プロレスへの入門当初は落ちこぼれコンビとして親交を深めていたが、のちにライバル的な関係となる。
先輩レスラーとの軋轢や、自身のファイトスタイルが周囲や観客に受け入れられないことに失望し、引退するつもりでいた矢先、当時同じように悩んでいたライオネス飛鳥と意気投合し、1984年8月に飛鳥とのタッグチームであるクラッシュギャルズを結成。女子プロレスの新たな世界を作り出し、注目される。

ライオネス飛鳥（ライオネスあすか）／北村智子（きたむらともこ）（演：剛力彩芽）

1980年に全日本女子プロレスに入団。入団テストではトップの成績で、すぐれた運動神経であり、 技もすぐに覚えるエリートであった。ジャッキー2世とも呼ばれ、ダイナミックな技を得意とするレスラー。のちに親友となる長与千種とのタッグチームであるクラッシュギャルズで一大ブームを巻き起こす。
歌手デビューやテレビ出演など、アイドル的な活動をすることに懐疑的であり、リングの上での純粋なプロレスへの想いが強い。
多くの得意技を持っており、80年代クラッシュギャルズ全盛期に主によく使用した相手をロープに振ってからのカウンター技であるカウンター手刀では、飛鳥は手刀、長与は正拳突きを同時に放っていた。

デビル軍団（ブラック・デビル）

デビル雅美（デビルまさみ）／吉田雅美（よしだまさみ）（演：根矢涼香）

1978年、全日本女子プロレス入団。
リングネームは高橋 雅美→天神マサミ→デビル雅美と変遷。デビル雅美の命名の由来はヒールだからという全日本女子プロレスの判断である。女子プロレス第1次全盛期から一度も引退することなく活動していた唯一のレスラーで、日本の女子プロレスラーとしての活動歴は最長。
実力派ヒールレスラーで、デビル軍団の長として、女子プロレスをけん引した。

ダイナマイト・ギャルズ

大森ゆかり（おおもりゆかり）（演：隅田杏花）

1980年に正規のオーディションを受けず、鏡山親方を後見人として、全日本女子プロレスへ入門。ダンプ松本やクラッシュ・ギャルズと同期の昭和55年組の一人。格闘技好きの父の勧めで幼少期から柔道やわんぱく相撲に出場していた。
必殺技である架裟斬りチョップは大森の代名詞であり、女力道山の異名で呼ばれる。
ダンプ松本引退特別試合にて、ダンプ松本のパートナーを組み、クラッシュ・ギャルズとの同期対決を果たした。
自身はライオネス飛鳥を相手にしたエキシビションマッチを最後に現役を引退した。

ジャンボ堀（ジャンボほり）／堀あゆみ（ほりあゆみ）（演：安竜うらら）

1978年、全日本女子プロレス入団。デビル雅美の同期で、ダンプ松本の2年先輩。
フジテレビで全日本女子プロレスのオーディションが開かれると聞き、アイドルに会える、という安易な考え方で受けて一発で合格したため、当時はプロレスのことを全く知らなかった。
入門後すぐ足首を複雑骨折したため、デビューは同期にくらべ大幅に遅れたが、大きな体を活かしたダイナミックなプロレスを得意とする美人レスラー。

ビューティ・ペア

ジャッキー佐藤（ジャッキーさとう）／佐藤尚子（さとうなおこ）（演：鴨志田媛夢）

1975年に全日本女子プロレスに入門。1976年にマキ上田とビューティ・ペアを結成し、WWWA世界タッグ王座を獲得した。
女子プロレス第一期黄金期を築いた全日女子プロレスのレジェンドレスラー。ダンプ松本がプロレスを目指すきっかけになった人。
174cmの高身長で、切れ長のクールな美貌も目を引き「まるで宝塚の男役のよう」と夢中になる視聴者が続出。
ダンプ松本らの入門から1年後の1981年に引退し、後輩たちに惜しまれながらも見送られる。

マキ上田（マキうえだ）／上田眞基子（うえだまきこ）（演：芋生悠）