三月のパンタシア(三パシ)の徹底解説まとめ
三月のパンタシアとは、女性ボーカルの「みあ」を中心として、複数のイラストレーターやコンポーザーが集まって構成されたクリエイターユニットである。2016年にメジャーデビューを果たし、2018年からは「音楽×小説×イラスト」を連動させた企画「ガールズブルー」を展開している。YouTubeのチャンネル登録者数は40万人越え、代表曲「青春なんていらないわ」は再生回数1,400万回越えと人気を博している。
三月のパンタシアの概要
三月のパンタシアとは、女性ボーカルの「みあ」を中心として、複数のイラストレーターやコンポーザーが集まって構成されたクリエイターユニット。ユニットのコンセプトは、「終わりと始まりの物語を空想する」である。
2016年にメジャーデビューを果たして以来、数々のアニメやドラマの主題歌に起用されている。2018年からは「音楽×小説×イラスト」を連動させた企画「ガールズブルー」を始動し、みあが書き下ろした小説をもとに制作した楽曲と、イラストレーター・ダイスケリチャードのイラストが連動したどこかノスタルジックな世界観の楽曲が話題となった。
また、2021年11月以降はデビュー以来非公開としていたボーカル・みあの素顔が公開され、3月のパンタシアの独特の世界観やみあの音楽表現が新たに広がっていくことが期待されている。
YouTubeのチャンネル登録者数は40万人越え、代表曲「青春なんていらないわ」は再生回数1,400万回越えと、若い世代を中心に人気を博している。
三月のパンタシアの活動経歴
メジャーデビュー
2015年8月16日にオリジナル楽曲「day break」をYouTube上で公開し、「三月のパンタシア」としての活動をスタートさせる。ユニットのコンセプトは、「“終わりと始まりの物語”を空想する音楽ユニット」であった。
「青に水底」や「星の涙」といった楽曲が注目を集めたことで、2016年6月1日に1stシングル「はじまりの速度」をリリースしてメジャーデビューを果たす。デビュー当時は文章のような特徴的なユニット名と、顔を公開しない活動スタイルがミステリアスであると話題になった。
メジャーデビュー後は、「群青世界」が『クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い』OVAのオープニングテーマに、「フェアリーテイル」が『亜人ちゃんは語りたい』のエンディングテーマに、「ルビコン」が『Re:CREATORS』のエンディングテーマに起用されるなど、テレビアニメのテーマソングを次々に担当した。
2017年3月8日には、1stアルバム『あのときの歌が聴こえる』をリリースする。リリース前日にはニコニコ生放送で三月のパンタシア初となる歌唱パフォーマンスを披露した。
2017年より、インディーズ時代の楽曲「星の涙」のノベライズ作品を発表したり、「リマインドカラー ~茜色の記憶~」をテーマ曲とする小説「茜色の記憶」が発表されるなど、小説と楽曲を連動させた企画が多くなっていった。
新企画「ガールズブルー」始動
2018年からは、「音楽×小説×イラスト」を連動させた企画「ガールズブルー」が始動した。ボーカル・みあによる書き下ろし小説をもとにした楽曲と、イラストレーター・ダイスケリチャードのイラストが醸し出すどこか憂いを帯びた世界観が話題を呼び、「ガールズブルー」の第1弾楽曲「青春なんていらないわ」は、YouTube再生回数1400万回を突破するほどの人気曲となった。2019年3月13日には2ndアルバム「ガールズブルー・ハッピーサッド」が、2020年9月30日には3rdアルバム「ブルーポップは鳴り止まない」が発売された。3rdアルバム発売後の10月23日には、コロナ禍であったことが考慮され、三月のパンタシア初となるオンラインライブ「ブルーポップは鳴り止まない」が開催された。
ボーカルのみあが素顔公開
2021年1月25日、デビュー5周年を記念するアニバーサリーライブ「もう一度、物語ははじまる」が開催された。
また、11月27日にはライブ「物語はまだまだ続いていく」が1年10ヶ月ぶりに有観客で開催され、その際に今まで非公開だったボーカル・みあの素顔が公開された。顔出し解禁後に発売された4thアルバム『邂逅少女』(2022年3月9日発売)やシングル「四角運命/アイビーダンス」(2022年6月22日発売)では、みあの写真とイラストが融合したビジュアルが使用され、作品世界にさらなる奥行きが生まれている。
その後もEP『ゴールデンレイ -解体新章-』(2023年8月23日発売)、5thアルバム『愛の不可思議』を発表するなど、精力的に活動を続けている。
三月のパンタシアのメンバー
ボーカル
みあ
三月のパンタシアのボーカル。憂いを秘めた歌声を魅力としており、みあの歌声に惹かれたクリエイターが結集したことによって三月のパンタシアの企画がスタートするに至った。
みあの歌声は、「青春時代を謳歌しながらも、その裏側に存在する心の揺れが感じられる」「純粋さと儚さをあわせ持つみあの歌声が、若者のリアルを体現することに貢献している」と、音楽評論家からも高く評価されている。
コンポーザー
すこっぷ
三月のパンタシアのコンポーザー。VOCALOIDのオリジナル曲をニコニコ動画に投稿しているボカロPである。
作曲を担当した楽曲には、「day break」「ビタースイート」などがある。
n-buna
三月のパンタシアのコンポーザー。「ヨルシカ」としても活動するサウンドクリエイターである。
作曲を担当した楽曲には、「青に水底」「青春なんていらないわ」「街路、ライトの灯りだけ」「煙」などがある。
ゆうゆ
三月のパンタシアのコンポーザー。VOCALOIDのオリジナル曲をニコニコ動画に投稿しているボカロPである。
作曲を担当した楽曲には、「七千三百とおもちゃのユメ」などがある。
40mP
三月のパンタシアのコンポーザー。VOCALOID系動画のプロデューサーとして活動している。
作曲を担当した楽曲には、「星の涙」「サマーグラビティ」などがある。
buzzG
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目次 - Contents
- 三月のパンタシアの概要
- 三月のパンタシアの活動経歴
- メジャーデビュー
- 新企画「ガールズブルー」始動
- ボーカルのみあが素顔公開
- 三月のパンタシアのメンバー
- ボーカル
- みあ
- コンポーザー
- すこっぷ
- n-buna
- ゆうゆ
- 40mP
- buzzG
- イラストレーター
- 浅見なつ
- loundraw
- bob
- ノベリスト
- みのり
- 三月のパンタシアのディスコグラフィー
- シングル
- 『はじまりの速度』
- 『群青世界』
- 『フェアリーテイル』
- 『ルビコン』
- 『風の声を聴きながら/コラージュ』
- 『ピンクレモネード』
- 『101/夜光』
- 『四角運命/アイビーダンス』
- 『スノーノワール』
- 配信限定シングル
- 『いつか天使になって あるいは青い鳥になって アダムとイブになって ありえないなら』
- 『恋はキライだ』
- 『煙』
- 『ランデヴー』
- 『逆さまのLady』
- 『サマーグラビティ』
- 『幸福なわがまま』
- 『101/夜行』
- 『マイワンダー』
- 『ピアスを飲む』
- 『レモンの花』
- 『薄明』
- 『花嵐』
- 『僕らの幸福論』
- アルバム
- 『あのときの歌が聴こえる』
- 『ガールズブルー・ハッピーサッド』
- 『ブルーポップは鳴りやまない』
- 『邂逅少女』
- 『ゴールデンレイ -解体新章-』
- 『愛の不可思議』
- 三月のパンタシアの代表曲
- 『青春なんていらないわ』
- 三月のパンタシアのミュージックビデオ(MV/PV)
- 『day break』
- 『青に水底』
- 『七千三百とおもちゃのユメ』
- 『星の涙』
- 『イタイ』
- 『はじまりの速度』
- 『群青世界』
- 『青春なんていらないわ』
- 『ピンクレモネード』
- 『街路、ライトの灯りだけ』
- 『三月がずっと続けばいい』
- 『ビタースイート』
- 『パステルレイン』
- 『いつか天使になって あるいは青い鳥になって アダムとイブになって ありえないなら』
- 『恋はキライだ』
- 『煙』
- 『ランデヴー』
- 『逆さまのLady』
- 『サマーグラビティ』
- 『青い雨は降りやまない』
- 『たべてあげる』
- 『醒めないで、青春』
- 『透明色』
- 『君をもっと知りたくない』
- 『幸福なわがまま』
- 『101』
- 『夜光』
- 『花冷列車』
- 『君の幸せ喜べない、ごめんね』
- 『アイビーダンス』
- 『四角運命』
- 『シリアス』
- 『マイワンダー』
- 『ピアスを飲む』
- 『レモンの花』
- 『ゴールデンレイ』
- 『まぼろし』
- 『薄明』
- 『春嵐』
- 『スノーノワール』
- 『僕らの幸福論』
- 『愛の不可思議』
- 『あいらぶゆー』
- 『完璧少女』
- 三月のパンタシアの名言・発言
- みあ「まっすぐ歌う」
- みあ「特に思春期の女の子が感じる、三月の春になる前の季節に流れる淡くて青い感情、その儚さや刹那のきらめきを大切に歌っています」
- みあ「変わらないまま生まれ変わっていく」
- 三月のパンタシアの裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 小説が楽曲のベースとなったのはスタッフの宿題がきっかけ
- 終わりと始まりの物語を空想するという意味が込められたユニット名
- みあの顔出しに隠された心情の変化