globe(グローブ)の徹底解説まとめ

globe(グローブ)とは、1995年8月にエイベックスからデビューした日本の3人組音楽ユニット。メンバーはサウンド面すべてを担当する小室哲哉とボーカル担当のKEIKO、ラップ担当のマーク・パンサー。デビューシングル『Feel Like dance』からヒット曲を連発し、4thシングル『DEPARTURES』が228万枚のダブルミリオンを達成。1stアルバム『globe』は出荷枚数455万枚を記録し、当時の日本記録を樹立。

本名:山田桂子。大分県臼杵市出身。1972年8月18日生まれ 。リードボーカル、作詞を担当。
「EURO GROOVE NIGHT」新人女性シンガーオーディションでtrfの 「EZ DO DANCE」 を歌い、小室哲哉に発掘されglobeのボーカルに選ばれた。「K-C-O」名義でソロ活動も行っている。病気療養のため2011年10月より活動停止していたが、2023年1月より地元大分のラジオ番組にて芸能活動を再開。

globeのディスコグラフィー

シングル

『Feel Like dance』

1. Feel Like dance (ORIGINAL MIX)
2. Feel Like dance (CLUB MIX)
3. Feel Like dance (TV MIX)

1995年8月9日発売の1stシングルであり、デビューシングル。10代だけでなく、大人が聴いても楽しめる音楽ユニットであることをアピールしたかった。当時、音楽プロデューサーとして一大ムーブメントを巻き起こしていた小室自身がメンバーであることも話題となり、オリコン初登場6位ながら最高3位まで上り詰めるヒットを記録。デビュー曲にしてミリオンセラー寸前の95.2万枚を売り上げた。

『Joy to the love (globe)』

1. Joy to the love (ORIGINAL MIX)
2. Joy to the love (JUNGLE MIX)
3. Joy to the love (TV MIX)

1995年9月27日発売の2ndシングル。タイトルに「(globe)」と記載されているのは、本来このように歌うはずだったが、歌うのが難しいという理由で変更されたという経緯がある。この表記は本シングルのみで、以降に収録されたアルバムでは使われていない。タイトルはスリー・ドッグ・ナイトの楽曲「Joy to the World」から引用している。オリコンランキング1位、売上は81.5万枚を記録した。

『SWEET PAIN』

1. SWEET PAIN (ORIGINAL MIX)
2. SWEET PAIN (EXTENDED MIX)
3. SWEET PAIN (SPACE GROOVE MIX)

1995年11月1日発売の3rdシングル。歌詞は「バリバリ働く明るい男性が現在進行形の恋愛をしながら、必然的に味わう苦しみ・切なさに気付いていく」ことをテーマにしている。大元となるメロディーはテレビ番組で小室を密着取材していた際にわずか10分で作りあげられた。オリコンランキング2位、売上は90万枚を記録した。

『DEPARTURES』

1. DEPARTURES (RADIO EDIT)
2. DEPARTURES (EXTENDED MIX)
3. DEPARTURES (INSTRUMENTAL)

1996年1月1日発売の4thシングル。
JR東日本のCMソングとして起用されることになったこの曲は、「JR東日本・広告代理店・エイベックスに、小室がどの様に歩み寄って新しいものを生み出すのか」を課題とした。歌詞は小室が恋人に宛てた想いを形にしたものであり、男女2人の世界を断片的に切り取って言葉にまとめた。「今一緒にいる2人」「別れた後思い出している2人」「苦労しながらも、現在進行形で恋愛感情を育てている2人」のどれともとれるようにした。出来上がった時に小室は「絶対に売れる」という感触を味わったと言われている。
オリコンランキング1位、オリコン年間ランキング2位も記録し、売上は228.8万枚でダブルミリオンを達成した。

『FREEDOM』

1. FREEDOM (RADIO EDIT)
2. FREEDOM (EXTENDED MIX)
3. FREEDOM (TV MIX)

1996年3月27日発売の5thシングル。ダンスミュージック調の案もあったが、ロック調のアレンジにした。「一度聴いただけではわからない、だけど気持ち良い」という世間に受け入れられ始めていた小室の制作スタイルを最大限に活用した。この曲について「王道中の王道」と語っている。オリコンランキングは3位。

『Is this love』

1. Is this love (Straight Run)
2. Is this love (CLUB BOURBON MIX)
3. Is this love (INSTRUMENTAL)

1996年8月28日発売の6thシングル。PVはアメリカのアリゾナ州で撮影され、気温42度・湿度0%の中で4日間行われた。総額1億円という破格の撮影費が投じられた。安室奈美恵の『SWEET 19 BLUES』と同時進行で制作され、「ヘソ出し・ミニスカートを止めて、パンツルックになった女の子」「肉体を隠して、内面を出そうとしている女の子」という共通のコンセプトを持っている。オリコンランキングは1位。

『Can't Stop Fallin' in Love』

1. Can't Stop Fallin' in Love (Straight Run)
2. Can't Stop Fallin' in Love (EXTENDED MIX)
3. Can't Stop Fallin' in Love (INSTRUMENTAL)

1996年10月30日発売の7thシングル。小室は「仕事が充実してるけどやっぱり女心は捨てきれない、ワーカーホリックな女性の日常の葛藤と揺らぎ」をイメージしていた。同年1月1日に発売した『DEPARTURES』同様に、JR東日本のCMソングとして話題になり、初出場を果たした「第47回NHK紅白歌合戦」で歌われた。オリコンランキング1位、売上は131.5万枚でミリオンセラーを達成し、globeでは3番目の売上枚数となっている。

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