globe(グローブ)の徹底解説まとめ

globe(グローブ)とは、1995年8月にエイベックスからデビューした日本の3人組音楽ユニット。メンバーはサウンド面すべてを担当する小室哲哉とボーカル担当のKEIKO、ラップ担当のマーク・パンサー。デビューシングル『Feel Like dance』からヒット曲を連発し、4thシングル『DEPARTURES』が228万枚のダブルミリオンを達成。1stアルバム『globe』は出荷枚数455万枚を記録し、当時の日本記録を樹立。

globeの概要

globe(グローブ)とは、新人女性オーディションで選ばれたボーカルKEIKO、日仏ハーフのラッパー、マーク・パンサー、TMNプロジェクト終了後、数々のアーティストのプロデュースを手掛けてきた音楽プロデューサー小室哲哉が自らメンバーとして参加するユニット。
小室哲哉をリーダーとする3人組音楽ユニットのTM NETWORKがアーティスト名をTMNに変更して、1990年から1994年まで活動したTMNプロジェクトは、革新的な音楽とビジュアル表現で注目を集めた。サウンド面すべてを担当する小室は、ダンスミュージックとJ-POPの融合を基本としつつ、ロック要素も取り入れた革新的なサウンドをglobeで実現しようとした。

1995年8月9日発売の『Feel Like dance』でデビュー。1997年3月、日本初の4大ドームでのコンサートツアーを成功させる。1998年3月31日発売の3rdアルバム『Love again』で、アルバム3枚での売上が1000万枚を記録し、デビューから史上最短記録を作る。また同年秋には4枚連続でシングルを発売する「BRAND NEW globe 4 SINGLES」を行い、12月9日に4thアルバム『Relation』を発売。年末には「wanna Be A Dreammaker」が日本レコード大賞を受賞した。
1999年9月22日には、アルバム兼ベストアルバム『CRUISE RECORD 1995-2000』を発売。2000年3月にはメンバー各個人をフィーチャリングしたシングルを同日発売。

21世紀に入り、「トランス」という切り口から新たなglobeサウンドを展開。2002年、7thアルバム『Lights』と8thアルバム『Lights2』を立て続けに発売する。明確なサビのある曲作りをやめ、小室本人が次世代のダンスミュージックとして注目していたトランスであったが、時代の先取りであった為、結果として一般には受け入れられない形となった。そして香港で起業したROJAMの商業的失敗などがあって、小室自身の資金繰りがこの頃から悪化していく。

結成11年目を迎える8月10日に10thアルバム『globe2 pop/rock』を発売した。このタイトルの「globe2」はこれからの10年を第2幕とする意味合いがある。またコンセプトは「ここ10年を振り返り『自分の好きだった頃のglobeだな』と思えるように、誰もが口ずさめるJ-POPを目指した」と語っており、原点回帰をしたのである。

2006年8月9日の1stミニアルバム『new deal』を発売した後、事実上活動休止状態となる。
2008年11月4日、小室が5億円詐欺事件により逮捕。
2009年8月22日、「a-nation」にサプライズゲストとして登場し、globeのメンバー3人で音楽活動に復帰した。
2011年10月24日、KEIKOがクモ膜下出血で倒れたことで再び活動休止の状態となる。
2012年9月に小室が自らのTwitterにて病気療養中のKEIKOが回復するまで、マークと2人で活動再開する旨を発表した。
2015年8月5日、デビュー20周年プロダクトの第1弾として、リミックスアルバム『Remode1』を発売。
2016年8月3日、デビュー20周年プロダクトの第2弾として、リミックスアルバム『Remode2』を発売。
2017年8月15日、小室の公式Instagramにて、療養中であるKEIKOの歌声を公開した。
2018年に小室と看護師との不倫スキャンダルが発覚する。
2021年に小室とKEIKOの離婚が成立する。
2022年12月24日、デビュー10000日。この日を記念したBOX『10000 DAYS』を発売。

globeの活動経歴

デビュー~全盛期(1995~1997)

アメリカのアリゾナ州での「Is this love」ミュージックビデオ撮影時の1枚。

1994年8月、小室哲哉が主催し、マーク・パンサーがMCとして参加していたイベント「EUROGROOVE NIGHT」内で開催されたオーディションに山田桂子が出場し、ステージから落ちるアクシデントに遭いつつも、動揺せずに最後まで歌い続けたことで2人の目に留まり、結成の動きが始まる。
まずはマークと山田による「Orange」として活動が始まり、そこに小室が加わる。山田は「KEIKO」に改名し、ユニット名は英語で「地球」を意味するglobeと名づけられた。

当初は「日本版 2 アンリミテッド」をコンセプトとしており、小室はプロデューサーとして一歩離れた形で関わろうとしていた。しかし小室の代わりのキーボード担当のオーディションをすること、また「trfと戦う」という大きいプロジェクトであったため、自分自身も関わることを決意した。それに合わせて「ダンスミュージック版DREAMS COME TRUE」「ターゲットは25歳前後」というコンセプトに変更した。

デビュー当初はPVはCG映像のみ、CDのジャケット写真にメンバーの顔を出さないシークレットアーティストのような活動だった。この方針は写真慣れしていないKEIKO、ラッパーとしての実力が未知数だったマークにより良いパフォーマンスをできるように集中して欲しいためだった。

1995年8月9日発売の1stシングル『Feel Like dance』でデビューし、いきなり95万枚のヒットとなり、続く2ndシングル『Joy to the love(globe) 』で早くもオリコン初登場1位を記録し、3rdシングル『SWEET PAIN』でもオリコン初登場2位となって90万枚を売り上げて、ミリオンセラー寸前となるヒット曲を連発した。知名度が爆発的に上昇したことによってメディアへの出演を始める。また「Feel Like dance」のPVをCGではなく本人たちの歌唱映像に変更するなど、露出度を増やす方針に切り替えていく。

1996年1月1日発売の4thシングル『DEPARTURES』は売上228万枚でいきなりのダブルミリオンを達成し、オリコン年間シングルランキング2位も記録した。この曲はJR東日本「JR ski ski」のCMソングに起用された。さらに3月31日発売の1stアルバム『globe』は413万枚のメガヒットとなり、翌年4月に出荷枚数455万枚という当時の日本記録を達成する。そしてこのアルバムは、同年の第38回日本レコード大賞アルバム賞にも選ばれることになる。その後、GLAYとB'zのベストアルバムが記録を更新するが、当時のavex依田会長は「オリジナルで超えてみろ」と発言したとされる。
8月28日発売の6thシングル『Is this love』のPVはアメリカ・アリゾナ州で撮影され、総額1億円という破格の撮影費が投じられた。 10月30日発売の7thシングル『Can't Stop Fallin' in Love』が131万枚のミリオンセラーを達成し、この曲で第47回NHK紅白歌合戦に初出場を果たした。

1997年1月15日発売の8thシングル『FACE』も132万枚を売り上げて、2曲連続のミリオンセラーを達成。3月12日発売の2ndアルバム『FACES PLACES』では323万枚のトリプルミリオンを達成する。同月には前代未聞の大阪ドーム、福岡ドーム、ナゴヤドーム、東京ドームでの4大ドームツアー「globe@4_domes」をデビューから2年足らずで行った。5月には初の日本国外でのツアー「TK PAN-PACIFIC TOUR '97 IN TAIPEI」を開催。安室奈美恵、TRFとともに台湾を訪れテレビ出演やライブを行った。

しかしこの頃から小室はエイベックスの取締役専務だった松浦勝人と副取締役の千葉龍平とビジネス面で対立することが多くなり、同年7月に大きな亀裂が生じ、globeが所属する単独レーベル「avex globe」だけはそのままに、小室はエイベックスと断絶する形となりglobeの活動も一時停滞した。
10月にTBS系ドラマ『青い鳥』の主題歌として決まっていた11thシングル『Wanderin' Destiny』を発売するがメディア出演は一切なく、年末の紅白歌合戦にも不参加となった。11-12月には「TK GROOVE MUSEUM Kissing Asiaツアー」に小室とマークが参加するが、KEIKOは千葉龍平の所属事務所に在籍していたため、ボーカルの代役は華原朋美が務めた。

移行期(1998~1999)

4thアルバム「Relation」ブックレット撮影時の1枚。

1998年からは上記の小室とエイベックスとの関係性が悪化し活動が一時停滞したことやエイベックス内で脱小室依存を進めて勢いをつけるEvery Little Thingの台頭、小室ファミリー向けの曲調がポップテイストからエレクトロへ変化したこと、そしてバンドブームを牽引したGLAY、L'Arc〜en〜Cielの躍進などによって大きく売上を落としてしまう。
しかし1998年3月31日発売の3rdアルバム『Love again』が165万枚のミリオンセラーを達成し、また発売初日に200万枚を出荷し、デビューアルバムからのアルバム総出荷枚数が2年で1000万枚を超える。これはデビューアルバムからの総出荷枚数1000万枚超えの記録を大幅に更新した。7〜8月には、4都市7公演の全国ツアー「globe tour 1998 “Love again”」を敢行した。

そして同年秋、L'Arc~en~Cielの「万人受けしない楽曲を同時リリースすることで商業的に成功させる商法」に着目し、「BRAND NEW globe 4 SINGLES」と題して、4枚連続でシングルを発売する。9月2日に『wanna Be A Dreammaker』、9月23日に『Sa Yo Na Ra』、9月30日に『sweet heart』、10月7日に『Perfume of love』を発売した。そして10月26日付のオリコン週間シングルランキングにて、4曲が同時にトップ10入りした。これはオリコンシングルランキング史上初の記録であり、「発売日が異なる再発でない同一アーティストによるシングルの複数チャートイン」として現在も記録が続いている。そして「wanna Be A Dreammaker」で第40回日本レコード大賞を受賞、第49回NHK紅白歌合戦に2回目の出場を果たす。
この4枚のシングルを購入し、それぞれに封入されている応募券を送ると非売品シングルCD『winter comes around again』が全員にプレゼントされるという企画を実施(当時はライブなどで一切この曲が演奏されることはなかったが、4年後に発売されたベストアルバム『8 Years 〜Many Classic Moments〜』にTK mixとして収録)。1998年12月9日発売の4thアルバム『Relation』はBRAND NEW globe 4 SINGLESが収録され、172万枚のミリオンセラーを達成した。

1999年からは明確なサビのある曲作りをやめ、次世代のダンスミュージックとして注目していたトランスなどを日本のJ-POPに導入しようと試みていく。
また1月には小室が古巣のSonyMusicから後に2人目の嫁となる吉田麻美と「TRUE KiSS DESTiNATiON」として活動を開始したのに加えて、7月からは「TM NETWORK」として活動再開したのもあってglobeとしての活動が減ってしまい、さらに大きく売り上げを落としてしまい、シングルを出しても週一でトップ10に入るのがやっとという状態になってしまう。

しかし9月22日発売の5thアルバム兼1stベストアルバム『CRUISE RECORD 1995-2000』は276万枚のダブルミリオンを達成する。発売日には、Virgin Megastore大阪・心斎橋店にて発売記念インストアイベントが行われ、「1day globe ジャック!!」と銘打ち、店内全てをglobeのCDで埋め尽くすという大胆な企画も決行された。このアルバムには17thシングルまで全て収録されていて、globe版の「You are the one」も収録されている。しかしこのアルバムによってミリオンは絶えてしまうことになる。

トランス期~原点回帰~活動休止(2000~2007)

7thアルバム「Lights」、8thアルバム「Lights2」レコーディング時にフランスで撮影されたオフショット写真。

2000年の前半はメンバーがそれぞれのソロプロジェクトを展開する。3月29日にそれぞれがglobe featuring KEIKO、globe featuring MARC、globe featuring TKとしてシングルを同日発売する。KEIKOはソロコンサートツアーに2度行った。

2001年3月28日発売の22ndシングル『garden』はイントロからトランスの気配がとても強い曲で、同日発売された6thアルバム『outernet』では宗教的要素・プログレシック・トランスという3つのジャンルから成り立つアルバムを発売した。
しかし売上はさらに下がり続け、追い打ちをかけるように小室がプロデュースした鈴木亜美の事務所トラブルから起こった訴訟問題と香港で起業したROJAMの商業的失敗がダメ押しとなり、全盛期の勢いが見る影もないほどに落ちぶれてしまった。

そんな中、9月11日にアメリカ同時多発テロ事件を受けて、被害地の一刻も早い復興の願いを込め「songnation(一部、song+nationと表記)」というプロジェクトを小室哲哉・松浦勝人を中心として発足し、チャリティーCDを発売する。その第一弾にKEIKOが、ayumi hamasaki & keiko 名義で『a song is born』を発売した。songnationとして、2002年1月にアルバム『songnation』を、3月6日にそのリミックス盤『songnation 2 trance』を発売し、リミックスアルバムにはglobeとして参加した。
11月14日発売の24thシングル『Stop! In the name of love』では初のカバーをした。ここから翌年にかけて小室はトランスミュージックに没頭していく。

2002年春からは全国ツアー「category trance」「category all genre」を開催。追加公演を含め、3種類もの演出でアーティスト性の高いステージを披露した。
7月31日にベルギーのDJであるPUSHとのコラボレーションシングル『dreams from above』を発売した。
9月1日、X JAPANのYOSHIKIが新たに加入した。その日お台場にて開催されたavexのライブイベント「a-nation」のステージ上で突如発表されたこのセンセーショナルなニュースは、アジアを始めとした世界中に配信された。しかしYOSHIKIの多忙によりスケジュールがかみ合わず楽曲制作は難航する。

11月27日発売の28thシングル『seize the light』はYOSHIKIが関わった曲で、小室にとってはV2以来の合作である。しかしYOSHIKIが実質参加したのはこの曲のみで、翌年発売のアルバムに数曲提供する予定だったが、未完成のままお蔵入りとなった。これ以降表向きはglobe extreamで参加することになっているが、関わったオリジナル曲は発表されていない。
11月22日、「いい夫婦の日」に小室とKEIKOが結婚。結婚式は新高輪プリンスホテルを借りた大掛かりなものとなった。

2003年3月26日に29thシングル『get it on now feat. KEIKO』と9thアルバム『LEVEL 4』を同日発売する。2003年6月、トランスとJ-POPの融合をにらんで発足されたプロジェクト「Cyber X」に小室とKEIKOが参加する。そしてYOSHIKIを加えた4人体制で7月9日に開催予定だった6年ぶりとなる東京ドーム公演は、チケットが全く売れず、表向きはSARS風邪蔓延防止対策やイラク戦争など国際情勢悪化という名目で中止された。12月に「KCO」名義でKEIKOのソロシングルを発売したが、2003年はglobeとしての大々的な活動はほぼなかった。
この頃の小室は資金繰りの悪化により、所有していた別荘、株券、高級車、クルーザーなどの資産売却を行うようになる。

2004年は小室の所属するTM NETWORKのデビュー20周年に注力するのかと周りは考えていたが、すっかり熱が冷めていたらしく、20周年記念作品となったアルバムは過去曲のトランスアレンジの寄せ集めに新曲を2、3曲追加しただけというとてもお粗末な内容で、さらに20周年記念ライブツアーをわずか2ヶ月程度の短期間で終わらせてしまう。
そして小室は8月のデビュー10年目を迎えた際に、翌年8月9日の10周年までの1年間を「globe decade」と題してさまざまな活動を行うと発表する。その一環として、10月より約3か月間「globe decade tour」を敢行。このライブツアーと同時進行で新曲をいくつか制作し、来るべき翌年のglobe10周年に備えた。

こうして、globeのデビュー10年目のメモリアルイヤーとなる2005年の6月29日に30thシングル『Here I Am / New Album Playlist』、8月10日に10thアルバム『globe2 pop/rock』を発売した。このアルバムのタイトルの「globe2」は1stアルバムの『globe』からこれまでを一幕とすると、10周年を迎えたこれからの10年を第2幕とする意味合いがある。
またコンセプトは、「ここ4,5年程商業音楽から逸脱した、自己満足で音色フェチな音楽を作ってしまった事への反省」であり、「ここ10年を振り返り『自分の好きだった頃のglobeだな』と思えるように、誰もが口ずさめるJ-POPを目指した」と語っている。要するに、普通のJ-POPに戻る原点回帰をしたのである。
そして夏の「a-nation'05」にサプライズゲストとして参加。「ポップアジア2005」にも日本代表として参加し、5曲を熱唱した。

2006年8月9日、globe初のミニアルバム『new deal』を発売したが、ここから事実上活動休止状態となる。

活動再開~小室の逮捕・KEIKOの療養~10000DAYS(2008~2022)

「10000 DAYS」のジャケット写真。

2008年6月16日、小室のブログ記事において、globeが活動再開を宣言。8月31日に開催された「a-nation'08」でサプライズゲストとして登場し、シングル3ヶ月連続発売の第1弾でTM NETWORKのカバー曲『Get Wild』を11月26日に発売することが発表される。9月放送のCDTV15周年記念ライブとオールスター感謝祭で披露された。そして第2弾として、またもやTM NETWORKのカバーとなる『Self Control』が12月17日に発売すると発表される。
しかし11月4日、小室が5億円詐欺容疑で逮捕。エイベックスは発売予定のシングルは全て発売中止、ならびにglobeの楽曲の配信停止を発表。活動休止を余儀なくされる。

2009年5月、大阪地方裁判所より小室は懲役3年、執行猶5年の有罪判決が言い渡され、弁護側と検察側は控訴せず刑が確定する。
この一件で長期間絶縁していたエイベックス・グループ代表取締役の松浦勝人が「かつて小室さんから世話になった恩返し」として、ポケットマネーから被害者へ被害総額に解決金を含めた6億5000万円を支払った。示談を申し込んでくれたりと精神的にも経済的にも小室は松浦から救われる形となった。
更に仲違いしたままだったエイベックス副取締役の千葉龍平とも和解し、正式にエイベックス所属のミュージシャンとして復帰する。

同年8月22日、「a-nation」にglobeはサプライズゲストとして登場し、小室は音楽活動に復帰した。その中で小室は観客に向かって頭を下げ、謝罪の挨拶をした。この日よりglobeの楽曲配信も再開した。

2010年5月に小室はAAAへの楽曲提供で音楽活動を再開する。小室が音楽活動を再開したのに合わせて、2010年9月29日にglobeデビュー15周年ベストアルバム『15YEARS -BEST HIT SELECTION-』が発売となる。お蔵入りとなっていた「Get Wild」が初収録となり、こちらもお蔵入りとなっていた北条司氏描き下ろしのシングル用ジャケットイラストがアルバムのジャケットとして使用された。

2011年10月24日、KEIKOが自宅で首の後部に激痛を訴え倒れた。夫である小室が救急車を呼び、都内病院に緊急搬送される。診断の結果「クモ膜下出血」と判明し、25日未明から約5時間にわたる手術を受けた。
再び活動休止となったが、2012年9月に小室がTwitterにて病気療養中のKEIKOが回復するまで、マークと2人で活動を再開する旨を発表した。

2013年3月27日、globeの楽曲を小室とマークがEDM (Electronic Dance Music) スタイルにリミックスしたアルバム『globe EDM Sessions』が発売された。
2014年2月5日には第2弾である『GDM』が発売された。

2015年8月5日、globeのデビュー20周年プロダクトの第1弾として、これまで発表した曲から20曲を小室自身がリプロダクトしたアルバム『Remode 1』を発売。8月9日、「globe 20th anniversary special event」をシンセサイザーを小室、DJはマーク・パンサーで新宿ステーションスクウェアにおいてフリーイベントとして実施。イベント冒頭にKEIKOの手書きメッセージを本人が読み上げる形で肉声が流れた。

2016年にはglobe MUSIC VIDEO ドラマ PROJECT を立ち上げ、薮内省吾監督のもと3月に「FACE」(池田エライザ主演)が、5月に「DEPARTURES」(三吉彩花主演)が、8月に「FACES PLACES」(新川優愛主演)がそれぞれ映像化された。8月3日、デビュー20周年の締めくくりとして、リプロダクトアルバム第2弾『Remode 2』が発売された。

2017年8月15日、小室の公式Instagramにて、療養中であるKEIKOの歌声を公開した。KEIKOが病気発症以降、歌声が公開されたのは初めてとなる。

2018年には小室と看護師との不倫スキャンダルが週刊文春の記事により発覚する。

2021年に小室とKEIKOの離婚が成立する。

2022年10月4日、同年のクリスマスイブがglobeのデビュー1万日目に当たる記念日であり、そのことに気付いたスタッフの発案からメモリアルボックスの制作を発表する。
12月24日、デビューから10000日目を迎えることを記念し『10000 DAYS』と題した限定記念BOXを発売。2016年にデモテイクの一部分が期間限定公開されていた未発売曲『WHITE OUT』が、11年ぶりの新曲としてレコーディングし直され完全版として収録された。

globeのメンバー

小室哲哉(コムロ テツヤ)

東京都府中市出身。1958年11月27日生まれ。作詞、作曲、編曲、シンセサイザー、キーボード、ギター、ピアノ、ボーカル、コーラスを担当。
音楽プロデューサー、作曲家、キーボーディスト。音楽ユニットのTMNとglobeのメンバー兼リーダーでもある。音楽プロデューサーとしては20作品ものミリオンセラーソングを世に出し、そのうちの4曲はダブルミリオンという驚異の功績を持つ、90年代の音楽シーンを語る上では欠かせない存在。

Marc Panther(マーク パンサー)

日本名:酒井龍一。フランス・マルセイユ出身。1970年2月27日生まれ。ラップ、ボーカル、作詞、作曲、編曲、ギター、ベースを担当。
父親がフランス人で母親が日本人のハーフ。音楽家、ソングライター、ファッションモデル。globe、245、EDOのメンバーである。2018年、47都道府県をDJとしてglobeの楽曲を演奏する「GLOBE-GENERATION〜ともしびは消さない〜」を敢行。

KEIKO(ケイコ)

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