獣王と薬草(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ

『獣王と薬草』とは2023年より原作:艮田竜和・作画:坂野旭らが『裏サンデー』で連載している漫画作品。魔王が勇者に倒されたのち、残されたダンジョンとそこに巣食うモンスターたちは冒険者によって次々と攻略され、バランスが壊れつつあった。そんな中で彼らを医師として救う、かつて「獣王」と恐れられた魔族ガロンと、彼と共に新しい冒険者のあり方を模索する、中堅冒険者ティナの冒険を描く。

修練によって習得できる基礎魔法と違い、術者個人の素養のみによる魔法。
強力なものが多いが、内容によっては偏見の目で見られることもある。

血の契約

契約を結んだ相手にいかなる命令でも口頭で下せるようになる魔法アイテム。
行動を制限したり死を命じることはもちろん、契約者の記憶を封じることまでできる。
契約を結んだものの手には、印が表れる。

夢見の香

嗅いだものの認識をずらす効果を持つ、罠アイテム。
ずさんな偽装であっても、このアイテムと組み合わせることで高い効果を発揮する。

冒険者関係

冒険者

世界各地に1万人がいるとされる、ダンジョン攻略を専門とする職業。
F~Sまでのランクがあり、昇進には実力と貢献が必要。
近年は攻略済みダンジョンの増加やモンスターの減少により、徐々に稼げる職業ではなくなりつつある。

冒険者ギルド

ダンジョンの管理や冒険者のランク付け、クエストの仲介、アイテムの独占売買などを行う組織。
ここに認められることで冒険者となり、さまざまな補償や国間の行き来が便利になるといった恩恵を受けられるが、内部ではピンハネなども横行しており、評判は悪い。

迷宮特務官

冒険者の不正などを調査し、裁く権利を持つ冒険者。
冒険者の粗探しが仕事のため、同業の冒険者からは嫌われている。

『獣王と薬草』の名言・名セリフ/名シーン・名場面

ガロン「だからオレは治すんだ。「死」を呪いにしないために。」

ガロン「だからオレは治すんだ。「死」を呪いにしないために。」
治療を施したものの、いまだに我が子の死にとらわれているルビードラゴンに対し、その子の生涯は母親を死なせるために在ったのか?と問いかけ、諭すときのセリフ。
守るべき魔王を失いながら、その魔王からかけられた言葉によって死ぬこともできなかったガロン。彼を救った「師」からの、生きてさえいれば呪いが祝福に代わることもあるという言葉を信じ、医者となったガロンの根幹をなすセリフ。

ドライケン「無限に広がる広い空こそがオレたちの還る場所だ。」

ドライケン「無限に広がる広い空こそがオレたちの還る場所だ。」
六大将軍の一人ドライケンが、かつてモスゴラに語ったセリフ。
「空の戦士は死ねば空に還る」と言い、自分が死んでも空の上で待っていると告げていた。
その言葉を思い出し、50年も待っていたのは自分のほうだと涙を流しながら、モスゴラは再びドライケンに会うために空へと飛び上がるのだった。

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