お父さんは心配症(漫画・ドラマ)のネタバレ解説・考察まとめ

『お父さんは心配症』とは、1980年代に雑誌『りぼん』(集英社)で連載されたギャグ漫画で、作者は岡田あーみんである。『お父さんは心配症』はその独特な作風と過激なギャグで当時の少女漫画界に衝撃を与えた。1994年にはこの作品を原作としてテレビドラマ化もされた。父親の極端な心配性という設定を基に繰り広げられるドタバタな展開は、多くの読者に笑いを提供し、同時に少女漫画の枠を超えた新しい表現の可能性を示した。1980年代当時の日本の少女漫画において革新的な存在であり、現在でも根強い人気がある。

典子のボーイフレンドであり、典子のことを心から大切に想っている。光太郎にとって最大の敵であり、毎回邪魔をされる展開となる。北野くんと典子の関係を許すわけにはいかないと考える光太郎は、典子が光太郎と一緒にいると知るや、あらゆる手段を使って二人を引き離そうとする。北野くんは典子に優しく、誠実である一方で、光太郎の荒唐無稽な行動にもめげない強い精神力を持っている。

片桐キャプテン(かたぎりキャプテン)

サッカー部のキャプテン

典子と北野くんが通う高校のサッカー部のキャプテン。家がお金持ちで、ワガママなぼっちゃん。自分の誕生日にサッカー部の部員を招待し、白鳥の乗り物にのって登場するなど、強烈な個性を放つ存在。キャプテンに仕える福永という謎のじいやがおり、そのじいやと共に行動することも多い。

光太郎のお見合い相手とその家族

安井千恵子(やすいちえこ/演:美保純)

光太郎のお見合い相手。光太郎の上司(課長)の紹介で光太郎と出会う女性で、容姿端麗。光太郎とのお見合い以前にも何度かお見合いしているものの、なぜか結婚に発展しない。その理由は、千恵子の亡くなった夫が伊賀忍者の子孫であり、その亡き夫の血を引く息子・守が敵対する甲賀忍者から常に命を狙われているため、お見合いの場がそれどころではなくなってしまうため。しかし、光太郎との仲は良好で、息子・守も佐々木家になついている。青山病院という病院で看護師の仕事をしている。

安井守(やすいまもる)

安井千恵子のひとり息子で、伊賀忍者の末裔。伊賀忍者の血を絶やそうとする甲賀忍者に命を狙われている。一見すると、か弱そうな風貌だが、やはり忍者の末裔だけあって身のこなし方が素早い。母千恵子には結婚して幸せになってほしいと思っている。

寝棺竹子(ねかんたけこ)

寝棺竹子のお見合い写真

光太郎のお見合い相手。体が弱く、病歴を辿るとその壮絶さを物語っている。若い頃は盲腸、脱腸で苦しみ、40歳になってからは胃潰瘍を胃拡張を併発。お見合いの少し前までは破傷風と胆石で入院しており、お見合い前日には輸血している。17歳の時に白血病で余命1年と診断された経験があるが、「きょうまで無事に生きている」と竹子本人が言っている。病弱のせいで光太郎とお見合いする以前も5回ほど、他の人からお見合いを断られている。中学生の一人息子、一郎と2人で暮らしている。

寝棺一郎(ねかんいちろう)

リーゼント頭が目をひく寝棺一郎

寝棺竹子の一人息子。リーゼント頭が特徴的な中学生で、グレているが実は母親である竹子のことを大切に思っている。竹子は一郎がグレたのは「自分が病弱でかまってやれなかったせい」だと思っており、お見合いして結婚しようと考えているのは、借金があることと一郎の将来のためだと考えている。一郎は「自分のことが邪魔でお見合いばかりしている」と思っていた。リーゼント頭は伸び縮みするなど変幻自在で、攻撃したり防御したりが可能である。

その他

緒方(おがた)

光太郎の会社の同僚。品のある外見をしており、登場シーンには娘の緒方ひろみと一緒に登場する。あらゆることができる万能な父親として娘ひろみが自慢するも、自慢どころか恥である場合が多い。

緒方ひろみ(おがたひろみ)

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