まっすぐにいこう。(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『まっすぐにいこう。』は、きらのデビュー作で、1991年に『ザ マーガレット』で発表された漫画。雑種犬マメタロウの視点から描かれる高校生の恋愛物語である。飼い主の郁子と彼氏の秋吉の関係を中心に、日常の出来事や恋の悩みが温かく描かれている。全26巻発行。2000年には第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞している。2003年と2004年にアニメ化され全9話が放送。2021年には続編『OH MY DOG! まっすぐにいこう。〜キキの場合〜』が連載され、新たな視点が加わった。

CV:鈴村健一
秋吉の親友で、テニス部に所属。早乙女直の恋人であり、彼女とのやりとりはまさにボケとツッコミの関係。明るく楽しいことが好きで、友人を思いやる優しさを持っている。過去のトラウマから犬が苦手だが、はなことは、お互いに夕張メロンポッキーを好きなこと知ってから、特別に親しい関係になる。中学時代には、天然パーマの髪質から「ブロッコリー」というあだ名を付けられていたが、それを気にせず前向きに生きている。

早乙女直(さおとめ なお)

CV:下屋則子
郁子の親友で、たけしの恋人。さらさらのロングヘアーで、長身・美脚・スタイル抜群の美人。運動神経も抜群で、勝気な性格の持ち主。郁子にとって憧れの存在であり、彼女の悩みに対して的確な助言を与える。怒ると髪の毛の先が蛇に変化するという比喩的な描写で描かれる。中学時代は陸上部に所属していたが、高校では部活には入っていない。郁子を常にサポートし、たけしと共に彼女の応援をしている。

小林恵(こばやし めぐみ)

CV:豊口めぐみ
郁子の同級生であり、バスケットボール部に所属。気さくで社交的な性格をしており、クラスでも人気が高い。高校1年生の時には秋吉に恋心を抱いていたが、郁子と良い友達になる。かつてハスキー犬の源を飼っていたが、遠吠えや無駄吠えが原因で手放さざるを得なくなったことを今でも気にしており、それ以降犬を飼えずにいる。姉の晃子が北海道に嫁いでおり、彼女を慕っている。

陣内誠(じんない まこと)

郁子たちの同級生で、バスケットボール部に所属。通称マコちゃん。187cmの高身長が特徴で、温和で優しい性格の持ち主。非常にお人よしであり、他人のために動くことを厭わない。実家がペットショップを経営しており、その跡継ぎとして店を手伝っている。犬に関する知識が豊富で、郁子たちの相談にも乗ることが多い。秋吉に憧れており、その姿勢に共感している。

近所の動物やその飼い主

はなこ

CV:小島幸子
郁子の近所で飼われている紀州犬のメス。体重16kgで、真っ白な毛並みが特徴的。体当たりが得意で、舌も大きい。明るくほんわかとした性格で、近所でも人気者だが、体がマメタロウよりも大きいことにコンプレックスを抱いている。メロンパンが大好物で、物語の中で多くの名言を残す。観察力が優れており、新発見をすることも多いが、時には見間違いによる誤解もある。

セバスチャン

CV:鈴木真仁
渡部京介の飼い犬で、ヨークシャー・テリアのオス。別名オナモミ(野郎)。外見は小柄でかわいらしく幼さを感じさせるが、その言動は驚くほど大人びている。見た目からは想像もつかないほど丁寧な口調で話し、礼儀正しさは年長者顔負け。一見するとメスと間違われがちな外見ながら、実はオスである。怒りを表す表現として、光を放ち、相手の目を眩ませるという描写で描かれることが多い。かつてタマネギ中毒になったことがあるが、無事に回復している。

渡部京介(わたべ きょうすけ)

CV:森川智之
郁子の中学の先輩であり、ヨークシャー・テリアのセバスチャンの飼い主。高校3年生で、のちに浪人生となる。クールで皮肉屋だが、犬に対しては優しい一面を見せる。大学進学を目指してコンビニでアルバイトをしながら勉強している。店長には、いつも「わたなべくん」と間違えられている。人と話しているときに、自分に不都合な話題になると話を微妙にずらす癖がある。基本的に人の話を聞いていないことが多いが、犬には非常に愛情を注いでいる。セバスチャンの蝶ネクタイや服のコーディネートを考える時はとくに真剣である。

源(げん)

CV:大塚明夫
通称げんさん。シベリアン・ハスキーのオスで、かつて小林恵に飼われていた。遠吠えや無駄吠えが問題となり、最終的に北海道の岡田ファームに引き取られ、岡田の飼い犬となっている。寡黙で強面の外見をしているが、内面は落ち着いた大人の雰囲気を持ち、マメタロウたちの中でも最年長。目つきの悪さやぶっきらぼうな性格から恐れられがちだが、実際には優しく、兄貴肌な存在。北海道で新しい生活を始め、六花に恋心を抱く。

岡田さん

9htakmatsu
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@9htakmatsu

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