シンクロオンチ!(漫画)のネタバレ解説・考察まとめ
『シンクロオンチ!』とは、きらによるラブコメディ漫画。2002年から『YOU』及び『別冊YOU』(集英社)に連載されており、集英社より発売されている。主人公のOLたま子は、スイミングクラブに通い始めたところを、イケメンの男性コーチ・鎌田に誘われ、シンクロを始める事になる。鎌田の指導により、大会に出場するなどシンクロにはまっていくたま子。たま子の鎌田への気持ちは、次第に恋心へと変わっていく。ぽっちゃり体型で自信のない主人公が、シンクロと恋との出会いで変わっていく姿に、共感できる作品となっている。
『シンクロオンチ!』の概要
『シンクロオンチ!』とは、集英社よりクイーンズコミックスとして発売されたきらによる漫画作品。2002年から『YOU』及び『別冊YOU』(集英社)に連載されていたが、2003年以降、きらが『GENJI 源氏物語』『パティスリーMON』などの作品を連載したため、連載が不定期化しており、2007年以降は年1、2話程度の発表となっている。
主人公松たま子(まつたまこ)は26歳のOL。恋人ミキオとの仲たがいがきっかけで、ダイエット目的でスポーツクラブで水泳をしていたところ、骨太セクシーコーチ・鎌田(かまた)と出会い、シンクロナイズドスイミングに誘われる。イケメンの鎌田に惹かれたたま子は、親友の小倉トミコ(おぐらとみこ)と一緒にシンクロナイズドスイミングを始める事に。シンクロナイズドスイミングの大会へ出場したり、鎌田コーチがスポーツクラブを辞める事になったりと、たま子の身辺はにわかに忙しくなっていく。鎌田コーチのルームメイトでナイスゲイの銀太(ぎんた)や、クールビューティーなヘッドコーチ乾(いぬい)など、新たな人物も登場し、たま子の恋もシンクロナイズドスイミングも前途多難である。
主人公のたま子は、いわゆるぽっちゃり体型で、お尻のセルライトにおびえたり、お腹回りや二の腕についた脂肪をつまむなどの場面も描かれており、読者に親近感を抱かせる設定となっている。一方で、たま子の挑戦するスポーツは、一般的にあまり馴染みのないシンクロナイズドスイミング。このギャップに、笑わせられたり、キュンとしたりしながら、たま子の成長と恋を応援したくなる遅咲き青春ラブコメディ作品である。
『シンクロオンチ!』のあらすじ・ストーリー
出会い編
主人公の松たま子(まつたまこ)は、26歳のOL。彼氏のミキオに「時間できたら電話するから」と言われ、落ち込み食べ過ぎてしまう。たま子は痩せるためにスポーツクラブに行きプールで泳ぐ。
そこでスポーツクラブのイケメンコーチ鎌田(かまた)に、「シンクロナイズドスイミング興味ありますか?」と話しかけられる。鎌田の優しい指導で、シンクロを楽しむたま子。帰ろうとしたその時、鎌田から、「お時間あったら、メシ行きませんか?」と誘われる。たま子はついて行く。そんな時、携帯電話のミキオからの着信に気付き、電話をかけ直すがミキオは出ない。たま子は、落ち込みながらお酒を飲む。お酒を3杯以上飲むと、たま子は赤裸々モードになる。それは、心の中の事を全て話してしまうモードで、本人には意識がなく、話した事も忘れてしまう。突然、赤裸々モードに突入したたま子に、戸惑う鎌田。そこに、たま子の親友小倉トミコ(おぐらとみこ)から、たま子の携帯電話に着信がある。鎌田は電話に出て、赤裸々モードの説明を聞く。たま子は、彼の好みに自分を合わせてしまう情けなさを吐露した後、「でも、シンクロはちょっとおもしろかった…」と言う。たま子は、シンクロスクールに入会。プールサイドでストレッチを始めると、「今日からマジだ !」と、鎌田に一喝される。
厳しい鬼コーチに豹変した鎌田の指導で、たま子のシンクロがスタート。たま子が親友のトミコをシンクロスクールに連れていったところ、ゲイの銀太(ぎんた)が登場する。銀太は鎌田のルームメイトで、二人は以前ニューヨークにいた事、そこで鎌田は水泳仲間と男女混合のシンクロチームを作り活動していた事を知る。また2年前、ニューヨークから日本に戻って念願のシンクロ指導を始めた鎌田だったが、珍しがられるのが嫌で、でもシンクロをやめる事も出来ず、今は“勧誘係”をしていると話す。さらに銀太は「『シンクロ興味ありますか?ちょっとやってみませんか?』っていうと、ぺろっとひっかかっちゃう女が多いのよね~」と面白おかしく鎌田の勧誘活動を話す。それにひっかかったと自覚したたま子は、「シンクロやめます!」と、スポーツクラブを出て行く。
部屋にこもるたま子の家に、トミコと鎌田と銀太が玄関の外で、たま子に呼びかける。たま子の人生におけるすさみ具合を放っておけないと強く鎌田が訴える。
かくして、たま子はトミコと一緒にシンクロを改めてスタートさせる事になった。これを機に、ただの勧誘係だった鎌田は、正式にシンクロ指導者になった。
大会出場編
たま子がシンクロスクールを習い始めてから2か月がたった。そこに、ミキオからたま子に連絡がある。シンクロを男性コーチに習っていると伝えると、「男なのにシンクロ」とミキオに鎌田の事を馬鹿にされ、激昂するたま子。帰宅すると、鎌田からシンクロの日本選手権決勝大会を観に行こうと誘いの電話が入る。大会での演技のレベルの高さに興奮するたま子とトミコ。その帰り道、鎌田からスポーツクラブ主催の大会があるから出てみないかと提案される。たま子は、大会に出場する事を決める。胸をはってゲイとして生きる銀太や、男性のシンクロコーチという事で悪目立ちしても頑張る鎌田の姿を見て、「かっこいいあたしになってみたい」と、たま子はミキオに連絡し、別れる。
たま子は、大会のための練習に邁進。本番を迎え、たま子は大会での演技をやり切り充実感を感じていた。その帰り道、鎌田に「あたしはもっとシンクロうまくなりたいんです!」と宣言すると、鎌田は笑って「ちゃんと言えるじゃん 赤裸々モードなしでも」と言う。そんな鎌田の笑顔に、たま子は胸の痛みを感じる。そして、鎌田への想いが“ほんとの恋”だと自覚する。
日輪シンクロクラブ編
たま子がシンクロを始めてから、半年弱。鎌田への恋心を自覚しつつ、シンクロを続け、充実した毎日を送っていた。銀太に探りを入れたところ、鎌田に彼女はいない事も確認。恋敵はいないと胸をなでおろしていたが、鎌田がシンクロスクールを辞めて、有力選手も育成する日輪シンクロクラブに勧誘されて、移る事を知る。日輪シンクロクラブには若い女性が多いため、たま子は動揺を隠せない。悩んだあげく、たま子は鎌田を追いかけて日輪に入会し、鎌田に「シンクロと鎌田コーチが好きなので!」と、想いを打ち明ける。
日輪でのシンクロが始まった。そこで、たま子は実力判断テストがある事を説明される。その内容は、実力判断テストで著しく実力不足だと判断された場合、自主的に日輪をやめなくてはならないというものだった。何とか日輪に残るため、実力判断テストで合格するために居残り練習をするたま子だったが、シンクロが楽しくなくなっている事に気付く。そんなある日、日輪にテレビの取材が入る事になる。内容は“シンクロで一流選手を目指す若い女の子たちの姿を追う”という物のはずだったが、当日、カメラの前に立たされた鎌田にはマイクが向けられ、「こちらの男性が、日輪シンクロクラブの名物美形コーチ鎌田さんでーす!」と完全に色物扱いされる。たま子が様子を伺っていると、日輪の乾(いぬい)ヘッドコーチが「『最近、雑誌やローカル局でひそかに話題の超美形シンクロコーチが、今、日輪で選手育成に携わっている』これ以上ない宣伝材料ね」と嬉しそうに話しているのが耳に入る。実力を買われて日輪に誘われたと思っていた鎌田は大きなショックを受ける。それを見たたま子は、乾に詰め寄り、「シンクロが好きなので、テストを受けずに日輪をやめます」と伝える。しかし乾から「案外意気地ない子だったのねぇ…。私もシンクロが好きだから、世に広めたくて鎌田コーチを利用したのよ。悪い!?」と言い返され、「受けますよテスト!!私だってシンクロ好きだもの!」と言い、猛特訓を続投。その結果、見事テストに合格。その足で、たま子は鎌田を誘ってご飯を食べに行く。たま子は落ち込む鎌田に、赤裸々モードを装って「私、日輪に堂々と残れるってことじゃないですか。でもね、やめますよ私。逃げるんじゃないですよ。私、シンクロ好きでいたいのでスクールに帰るんです。真似しないでくださいね。今のコーチ、なんかふぬけでへなちょこで全然かっこよくないです」と伝える。結果、鎌田も日輪を去り、元のシンクロスクールに戻ったのだった。
告白編
シンクロスクールの1人の先生が産休に入る事になり、新しく辻本(つじもと)コーチがやってくる。辻本は、トミコを見れば「シンクロやるには顔が地味」と言い、たま子を見れば「やせなさい」と言い、鎌田が男ながらにコーチをしているのを知ると「きもちわるい」と言い放った。たま子が鎌田の事を意識してあたふたする様子を見た辻本から、「彼の立場を理解していない生徒がいたずらににはしゃぐ姿が目に余って、男性コーチの存在そのものがマイナスになっているように感じる」とも言われてしまう。自分のせいでコーチに迷惑をかけてしまうと涙するたま子。そこにミキオが現れ、やり直したいと告げる。そんな2人の様子を目撃した鎌田は動揺する。
一方たま子は、鎌田に好きだと告げたものの、状況がかわらない現実を思い悩んでいた。このままコーチを好きでも望みがないなら、ミキオとやり直した方がうまくいくのではないかと。そしてミキオと居酒屋に入り、告白の返事をした。極度の緊張からかお酒がまわり、気が付くとたま子の隣には、鎌田が座っていた。鎌田はたま子に、「デリケートな物語の一部始終を聞かせてもらったぞ。赤裸々モードで」と言われる。たま子は、鎌田に自分が何を話したのかを確認すると、たま子は、ミキオからの告白をもったいないと思ったが断わったこと。そして「でも、もったいないだけじゃダメなんです。私、コーチがきもちわるいくらい好きなので」と言っていたことを知らされる。まともに鎌田の事を見られないたま子に、鎌田は「俺もたまとつきあいたいと思ってるけどいいか?」と聞かれる。告白を受けるたま子。そして、2人はキスをした。
たま子と鎌田のデュエット編
シンクロスクールでは大会を控え、スペシャルゲストとして、鎌田のシンクロ披露が検討されていた。断る鎌田に、デュエットではどうかと他のスタッフが提案する。しかし辻本は、「男がシンクロなんて…」と言う。偏見の強い辻本に、銀太が鎌田のシンクロ映像を見せて、男シンクロの良さをアピールする。それを見た辻本は、「デュエットなら男性のパワーが武器になり、一層、女性美が際立つかもしれません」と承知する。デュエットの相手を検討する鎌田に、辻本が「松さんだけはおやめになった方がいいですよ。松さんをこれ以上魅力的に見せることはあなたには無理だと思います。なぜならあなたは、今のままの彼女で十分魅力的だと思っているから」と冷たく言う。
辻本の言葉に「俺にはできる」とむきになった鎌田は、たま子をデュエットの相手に選び、初デート返上でシンクロの猛練習をスタートさせる。付き合い始めなのに、あまりの鬼コーチぶりに落ち込むたま子だったが、銀太から、鎌田は鬼コーチのふりをしていないとプールの中でたま子を抱きしめてしまうかもしれないと言っていたと聞き、やる気がアップする。本番直前に緊張するたま子に、鎌田はキスをする。しかし、そのキスに舞い上がったたま子は、ノーズクリップをつけないでプールに飛び込んでしまう。演技は、たま子が鎌田の肩にのって水上に浮かび上がるリフトから始まったのだが、鼻に水がしみたたま子の表情は、苦しさで目もあてられないものだった。
大会の翌日、トミコの妊娠がわかり、トミコはシンクロから“マタニティー水泳教室”に変更手続きをした。
ホストクラブ編
鎌田とたま子は、交際を発展させていったが、シンクロスクールでは2人の関係は秘密にしていた。そんな中、たま子と体型がそっくりの望月(もちづき)がシンクロスクールに入会する。体型こそ似ているが、たま子が短いスカートをはけないのに対し、望月は難なく着こなしていて、たま子は望月をうらやましく思う。望月は、「鎌田さん目当てです!かっこいー人がいると、それだけであたし生き甲斐になっちゃうんで!」と宣言する。
また、銀太に恋人ができ、驚くたま子と鎌田の様子に恋人を呼び出す銀太。銀太の恋人トールちゃんは、登場するなり銀太の額にキスをする。2人のあつあつぶりに、たま子は圧倒される。
シンクロスクールでは、鎌田は、望月の笑顔がいいとほめ、たま子には食べる姿がいいといい、「私は笑顔がいいなんてほめられた事がない」と卑屈になるたま子。また、望月の鎌田へのボディタッチも気になり、たま子が「望月さんよりあたしをほめてほしいんです。」と伝えると、鎌田は「お客様なんだ。邪険な態度はとれないってこと理解してくれ!」と上から押さえつけるように言う。たま子が思わず、「わたしは、銀ちゃんのカレみたいなことを、ちょっと言ってほしかっただけです!」と言うと、鎌田は「あーゆーのが好きならホストクラブに行ってくれ!」と言った。頭にきたたま子は、その足でホストクラブに行ってしまう。楽しめないまま家に帰ると、鎌田が待っていた。鎌田は「『ホストクラブに行け』は悪かった」と謝った。
大会出場(たま子と望月のデュエット)編
たま子は、大会で望月とデュエットで出場することが決まり、練習に励むが、悩んでいた。 たま子の演技は、望月の迫力に押されて小さくなっていくばかり。そんな時、妊娠中のトミコがシンクロスクールに顔を出した。たま子は、最近のシンクロスクールの事などを伝えるが、トミコは急に泣き出してしまう。トミコは涙を目にためながら、「子供生まれても、仲間に入れてねー?」と言う。たま子はトミコの事を気遣えていなかった事を反省する。また、銀太はトールちゃんに振られてしまう。大泣きして落ち込む銀太を見て、トミコや銀太が元気になれるような演技をしたいと思い、たま子はデュエットの練習に前向きに取り組むようになる。
本番当日、集合時間に1時間たってもたま子が現れない。会場では、パートナーの望月も鎌田も、また応援に駆け付けた銀太もトミコも心配していた。そこに呆然とした顔をしたたま子が現れる。たま子の飼っていたハムスターが、朝死んでいた事が原因だった。控室で悲しむたま子の元に、泣きながら慰めたのは、同じくハムスターを飼っている望月だった。初めて心が通じ合う2人。本番が始まり、息ぴったりの演技を披露する事ができた。
大会後、望月は鎌田に彼女がいる事を聞いたから目的がなくなったと言って、シンクロスクールを退会した。
鎌田コーチのゲイ疑惑編
鎌田がニューヨークにいた頃一緒に活動していたシンクロチームが、シンクロスクールで発表する事となり、鎌田は昔の仲間たちとの再会に相好を崩す。たま子は、シンクロチームの美男美女の中に溶け込む鎌田の姿を目の当たりにし、自信を失ってしまう。しかし、鎌田はシンクロチームのメンバーに、たま子を自分の恋人だと紹介し、たま子は自信を取り戻す。
今までやや長髪だった鎌田は、短髪にする。鎌田の新しい髪型をきっかけに、よくシンクロスクールに顔を出す銀太と鎌田が交際しているのではないかと、生徒内で噂が広まる。スクールでは、たま子と鎌田の交際は伏せられていたため、噂は信憑性を持ってしまう。一方銀太は、トールちゃんからよりを戻したいと連絡が来ていて、心が揺れており、頻繁に鎌田のところを訪れて相談していた。相談中に鎌田に抱き着く銀太に、鎌田は銀太を自分から引きはがす。その対応に銀太は「あたしたちみたいな人間を軽蔑してるんじゃないの!」と怒ってスクールを出て行く。たま子がスクールに着いた頃には、生徒たちの間で、鎌田と銀太のやり取りを目撃した話でもちきりだった。たま子は、2人は大親友なんだと説明して誤解は解けるが、鎌田と銀太は喧嘩状態が続く。
一方鎌田は、トールちゃんと銀太の復縁を心配し、トールちゃんに「もし適当な気持ちなら、かまうのはやめてほしい」と話す。それを知った銀太はスクールに来て、「大好きー!」と大声で叫び、鎌田に抱き着く。鎌田は、そんな銀太を今回は抱きとめた。そして、鎌田と銀太の噂は再燃してしまった。
『シンクロオンチ!』の登場人物・キャラクター
主要人物
松たま子(まつたまこ)
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目次 - Contents
- 『シンクロオンチ!』の概要
- 『シンクロオンチ!』のあらすじ・ストーリー
- 出会い編
- 大会出場編
- 日輪シンクロクラブ編
- 告白編
- たま子と鎌田のデュエット編
- ホストクラブ編
- 大会出場(たま子と望月のデュエット)編
- 鎌田コーチのゲイ疑惑編
- 『シンクロオンチ!』の登場人物・キャラクター
- 主要人物
- 松たま子(まつたまこ)
- 鎌田(かまた)
- 小倉トミコ(おぐらとみこ)
- 銀太(ぎんた)
- たま子を取り巻く人々
- ミキオ
- 乾(いぬい)
- 辻本(つじもと)
- トールちゃん
- 望月さん(もちづきさん)
- 『シンクロオンチ!』の用語
- シンクロ
- ノークリ
- 日輪シンクロクラブ
- 赤裸々モード
- 『シンクロオンチ!』の名言・名セリフ/名シーン・名場面
- 鎌田「お願い 俺にコーチさせて!」
- 銀太「まだ何もしていない人間に「もうダメ」なんて言う資格はありません!」
- 松たま子「白鳥になれる気がする」
- 『シンクロオンチ!』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 作中で絵が変わってしまうのは不定期刊行が原因
- リアルな人物像を描くために作者の実体験を反映
- 作者は本作の取材のためホストクラブに初入店