名門!第三野球部(漫画・アニメ)のネタバレ解説・考察まとめ

『名門!第三野球部』とは、1987年から1991年まで『週刊少年マガジン』で連載され、1991年から1992年にはアニメ化もされた、むつ利之による高校野球漫画だ。栄華を誇る名門高校の野球部の「第三チーム」に所属する、実力も注目度も低い選手たちが、逆境に立ち向かい、努力と友情を通じて成長し、甲子園を目指す姿を描いている。個性豊かなキャラクターたちの熱いドラマと、緻密な試合描写が魅力で、読者に感動と興奮を与え続けるのだ。

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陸奥高校の東北勢初優勝は現実を元にしているのか

作中で青森県代表の陸奥高校が東北勢初優勝、いわゆる白河の関越えを達成しているが、実際に白河の関を越えたのは2004年の南北海道代表の駒大苫小牧が最初で、さらに東北勢の初優勝は2022年に宮城県代表の仙台育英が初である。
高校3年時に銚子工業が春夏連覇を達成しているが、千葉県勢は春夏連覇はおろか2024年時点で春のセンバツ大会で優勝経験がない。ちなみに関東・東京地区に分類される1都7県で唯一である。

青春アニメになったのはシリアス路線が受けなかった為

テレビアニメ『名門!第三野球部』の秘密は、放送当初の方針転換にある。このアニメは1988年から1989年にかけて放送され、全40話で構成されている。フジテレビ系列の土曜19:30枠で、それまで主にギャグ作品が放映されてきたが、本作は硬派なシリアス路線の野球アニメとして登場した。しかし、この路線が視聴者には受け入れられず、途中で青春アニメへと路線変更されることになるのだ。この方針転換が、このアニメの放送中に生じた「秘密」といえるのだ。

『名門!第三野球部』の主題歌・挿入歌

主題歌:PEARL「誓書-バイブル-」(第1話〜第10話)

作詞・作曲・編曲:SHO-TA/歌 - PEARL

主題歌:河田純子「輝きの描写スケッチ」(第11話〜第17話)

作詞 - 森雪之丞/作曲・編曲 - 後藤次利/歌 - 河田純子

主題歌:河田純子「青春のさがしもの」(第18話〜第29話)

作詞:森雪之丞/作曲:後藤次利/編曲:難波正司/歌:河田純子

ED(エンディング):中山忍「小さな決心」

作詞:森雪之丞/作曲:後藤次利/編曲:佐藤準/歌:中山忍

ED(エンディング):吉田真里子「夢を追いかけて」(第9話〜第17話)

作詞:川村真澄/作曲・編曲:武部聡志/歌:吉田真里子

ED(エンディング):河田純子「君の夢のために」(第18話〜第28話)

作詞:森雪之丞/作曲:後藤次利/編曲:難波正司/歌:河田純子

ED(エンディング):田山真美子「青春のEVERGREEN」(第29話)

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