緋色の欠片(ゲーム)のネタバレ解説・考察まとめ
『緋色の欠片』は、2006年にアイデアファクトリー(オトメイト)より発売された、恋愛アドベンチャーゲームである。『緋色の欠片シリーズ』の第1作目(原点)となる作品で、シナリオライターは西村悠、キャラクターデザインおよび原画は『薄桜鬼』で知られるカズキヨネが担当している。本作は西村悠のシナリオライターデビュー作であり、以降の『緋色の欠片シリーズ』や同ジャンルの『Code:Realize 〜創世の姫君〜』も手掛けている。
玉依姫陣営
古より、季封村にて鬼斬丸を封印・管理し守り続けることを宿命としている。代々、玉依姫と守護五家と呼ばれる一族が役割を担う。
春日珠紀(かすがたまき)
CV:鹿野優以(翡翠の雫) / 三宅麻理恵(TVアニメ)
紅陵学院高校2年生17歳。身長は160cm、血液型はO型、誕生日は6月28日。
玉依姫の宿命を持つ、本作の主人公。名前は変更可。両親の海外転勤にともない、母方の実家である季封村にやって来た。紅陵学院に転校する前は、女子高に通っていた。明るく前向きで、自分よりも他人を優先する優しい性格。向こう見ずなところもあるが、粘り強く最後まで諦めない芯の強さを持つ。自分を守ってくれる守護者たちや、大切な人のために恐怖に立ち向かえる。作中の影のツンデレであり、守護者が他の異性に対して興味を持つ様子を見るとヤキモチを焼く場面もある。幼い頃から玉依姫としての能力の片鱗はあり、祖母の宇賀谷静紀も次の玉依姫にするつもりだった。だが、7歳で継承の儀式を受ける日に、母親の意向で姿を隠され儀式を受けなかったため、能力が覚醒しなかった。その後は季封村の外で、玉依姫や鬼斬丸のことについて一切知らされずに育つ。季封村に来てからは徐々に本来の霊力が目覚めはじめ、成長していく。宝具の封印と感覚が連動しており、宝具を狙う者が封印域に入ると頭痛やめまいなどに襲われる。加えて、宝具の封印が開放されると背骨が砕けてしまうような強い痛みがある。初代玉依姫(玉依姫命)と千年前に鬼斬丸の封印をした玉依姫の生まれ変わりでもある。
鬼崎拓磨(おにざきたくま)
CV:杉田智和
紅陵学院高校2年生で17歳。身長は178cm、血液型はO型、誕生日は5月11日。
守護五家の一人で、主人公のクラスメイト。
主人公が季封村で最初に会った守護者で、鬼を宿しているため守護者の中で最も強い力を操る。拳に霊力を込めて相手を殴る肉弾戦闘を得意としている。一見冷めて見えるが、意外に熱いところがあり緊急時の行動力は高い。口下手のため、ぶっきらぼうに見えるが優しく面倒見が良い。言蔵美鶴は妹のような存在。恋愛にはあまり興味がなく純情だが、わがままな女の子がタイプ。
鴉取真弘(あとりまひろ)
CV:岡村浩介
紅陵学院高校3年生で18歳。身長は157cm、血液型はB型、誕生日は8月17日。
守護五家の一人で、主人公の先輩。
八咫烏(ヤタガラス)の子孫。風を操る力を持ち、攻撃速度は守護者随一の速さ。真空の剣を用いた格闘戦を得意とする。身長が低いことを気にしているため、仲間内では禁句になっている。小柄な体躯に対して態度は尊大であり、兄貴分的な存在。熱血に見られがちだが冷静な一面もあり、時折大人びた表情を見せる。主人公とは軽口を叩き合う仲。態度から分かりづらいが、周囲をよく見ており後輩思い。
狐邑祐一(こむらゆういち)
CV:浪川大輔
紅陵学院3年生で18歳。身長は175cm、血液型はO型、誕生日は5月19日。
守護五家の一人で、主人公の先輩。
妖狐の子孫。幻術と炎を操る力を持ち、幻術で身を隠して攻撃するなど応用力に長けた戦術を行う。浮世離れした容姿でクールに見られるが、実際はぼーっとしている事が多い。天然気質だが、物事の冷静な判断力や周囲のことをよく見ているためまとめ役もこなす。表情には現れにくいが心優しく、主人公に協力的で気にかけている。守護五家の幼馴染の仲でも、真弘とは無二の親友。
大蛇卓(おおみすぐる)
CV:平川大輔
書道家の25歳。身長は185cm、血液型はA型、誕生日は9月8日。
守護五家の一人で、紅陵学院の卒業生。
大蛇の子孫。水と大地を操る力を持っており、攻撃術式や結界術も使用できる。好物はお茶と豆腐。優れた知見を持った策士であり、落ち着いた雰囲気だが人をからかう茶目っ気を持つ。守護者たちのまとめ役であり、幼い頃から年下の守護者たちの面倒を見てきたため、他の守護者たちは卓に頭が上がらない。突然、玉依姫の役目を命じられて戸惑う主人公を気遣い、支えている。
犬戒慎司(いぬかいしんじ)
CV:下和田ヒロキ
紅陵学院1年生で15歳。身長は165cm、血液型はAB型、誕生日は12月27日。
守護五家の一人で、主人公の後輩。料理が得意。
言霊を操って事象に干渉する力を持ち、攻撃の速度上げなど仲間の守護者の援護ができる。少女のような愛らしい顔立ちで、争いを好まず優しい性格だが、意思が固く時には頑固な一面を見せる。真面目で反応がおもしろいため、他の守護者たちにいじられやすい。本編開始直前まで修行に出ており、役に立ちたいという思いが強いため主人公に協力的である。
狗谷遼(くたにりょう)
CV:野宮一範
紅陵学院高校2年生で18歳。身長は180cm、血液型はO型、誕生日は7月10日。
珠紀のクラスメイトだが、留年しており1歳年上。
人と群れることを嫌う一匹狼で、嗅覚と直感力に優れており、守護者の中でも最速で移動できる。出会ったばかりの主人公を抱きしめ、首から匂いを嗅ぐというセクハラまがいの行為を行ない、主人公からは警戒されている。目つきと口は悪いが根は優しく、困っている人を助けずにはいられない。ババ様を毛嫌いしており、何かと謎が多い人物。本作の隠し攻略キャラクターで、他のルートでは登場しない。
言蔵美鶴(ことくらみつる)
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目次 - Contents
- 『緋色の欠片』の概要
- 『緋色の欠片』のあらすじ・ストーリー
- 物語の進み方
- 前世の記憶
- ルート分岐と選択肢の関係
- はじまり
- 守護者たちとの出会い(第一章)
- 5人目の守護者の帰還・ロゴス襲来(第二章)
- 2度目のロゴス襲撃(第三章~第四章の共通ルート)
- 2度目のロゴス襲撃後(第三章~終章の個別ルート)
- 鬼崎拓磨ルート
- 鴉取真弘ルート
- 狐邑祐一ルート
- 大蛇卓ルート
- 犬戒慎司ルート
- 狗谷遼ルート
- 『緋色の欠片』のゲームシステム
- タイトル画面
- 名前変更機能
- ゲームの流れ
- 幕間
- 玉依毘売神社臨時相談室
- 愛キャッチシステム
- 好感度確認
- 『緋色の欠片』の登場人物・キャラクター
- 玉依姫陣営
- 春日珠紀(かすがたまき)
- 鬼崎拓磨(おにざきたくま)
- 鴉取真弘(あとりまひろ)
- 狐邑祐一(こむらゆういち)
- 大蛇卓(おおみすぐる)
- 犬戒慎司(いぬかいしんじ)
- 狗谷遼(くたにりょう)
- 言蔵美鶴(ことくらみつる)
- 宇賀谷静紀(うがやしずき)
- おーちゃん
- 典薬寮(てんやくりょう)
- 芦屋正隆(あしやまさたか)
- 多家良清乃(たからきよの)
- ロゴス
- アリア=ローゼンブルグ
- アイン
- ツヴァイ
- ドライ
- フィーア
- 『緋色の欠片』のアイテム
- 特典メニュー
- 画像鑑賞
- 動画鑑賞
- 玉依姫外典本編
- 玉依毘売神社
- おみくじ
- おみくじ画像鑑賞
- 『緋色の欠片』の用語
- 場所・建物
- 季封村(きふうむら)
- 紅陵学院(こうりょうがくいん)
- 玉依毘売神社(たまよりびめじんじゃ)
- 典薬寮(てんやくりょう)
- 封印域
- その他
- 妖とカミ
- 鬼斬丸(おにきりまる)
- 黒書(こくしょ)
- 守護五家
- タタリガミ
- 玉依姫(たまよりひめ)
- 贄の儀
- 御言葉使い
- 宝具
- 『緋色の欠片』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 玉依毘売神社のモデルは玉依比賣命神社
- 没になったツヴァイ攻略ルート
- 祐一のセリフ回しに苦労