喧嘩稼業（漫画）のネタバレ解説・考察まとめ

芝原剛盛（しばはら ごうせい）

かつては入江無一や山本陸にも並ぶ猛者と称されていた、伝説的な合気道の達人。病を得て余命少ない状態であり、「命のある内に田島を倒し、自分の武を完成させる」ことを決意して陰陽トーナメントに臨む。
「当て身（打撃技）が7、合気が3」こそが自分の辿り着いた極地と豪語し、上杉とも互角以上に渡り合う打撃と、つかまれれば即座に相手を倒す投げ技で大暴れする。上杉をほぼ失神にまで追い込むものの、相打ち覚悟の彼の反撃を受けて気絶。この際心室細動を起こしていることが明らかとなり、急いで治療するためセコンドがタオルを投入したことで敗退した。

関修一郎（せき しゅういちろう）

日本最強の柔道家。4大会連続で金メダルを獲得した圧倒的な実力者で、「仁王」の異名を持つ。投げ技と寝技の双方に長け、かつて十兵衛と戦った柔道の金メダリスト金田保（かねだ たもつ）と対戦した際はたった6秒で相手を締め落とした。
柔道の最強を証明するべく、表格闘技のビッグネームである金隆山や芝原の打倒を目指して陰陽トーナメントに参加する。

佐川睦夫（さとう むつお）

日本拳法の使い手。佐藤徳夫の兄だが、格闘家としてはあらゆる才能で弟に劣るとされている。かつて弟と共に父を殺し、これによって狂気に囚われ、全く無関係の人物を勝手に父と認定して攻撃性を発揮する危険人物。
現在は傭兵として活動しており、実戦経験が豊富。敵の血をすするという奇行から、仲間内では「吸血鬼」として恐れられている。

三代川祐介（みよかわ ゆうすけ）

召琳寺拳法の猛者。
多重人格であり、般若心経を唱えることで人格が入れ替わる。三代川祐介自身は格闘家としてはそこまでの実力者ではないが、他の人格の中には恐るべき攻撃性と技量を備えた実力者が存在している。

反町隆広（そりまち たかひろ）

粗暴で残忍で自己中心的な性格の総合格闘家。「空気を読めない男」であり、戦うとなれば一切の手加減ができなくなる。
かつてはプロレスラーだったが、ブック（勝敗やそこに至る攻防を前もって決めた、プロレス特有の約束事）を守ることができずに総合格闘家に転向。その奔放な振る舞いが原因で日本プロレス界と揉め事になり、自分を制裁に来たプロレスの大物を次々と再起不能にしていった。

これが原因で干されるが、無職になりながらも己を鍛え続ける。日本プロレス界において「最強」と呼ばれたカブトを倒すことを目的に陰陽トーナメントに参加した。

里見賢治（さとみ けんじ）

空手と中国拳法を組み合わせた独自の流派「玉拳」の使い手。かつては進藤塾の高弟だったが、「山本陸に勝つ術」を求めて出奔。中国に渡って拳法を学び、今こそ自身の最強を示すために帰国した。
山本陸が姿を消したことを知ると、進藤塾に出向いて「陰陽トーナメントに参加する」旨を宣言。優れた観察眼の持ち主であり、謀略の面でも暗躍を続けている。

カブト／阿南優太（あなん ゆうた）

大和プロレス所属の覆面レスラー。パワー、スピード、テクニック、そして人気とカリスマ性の全てを備えた最強のレスラーとされていた。婚約者を殺した学生たちを憎悪に駆られて殺害し、その罪で長年服役していた。
仮釈放された後、多くのファンに出迎えられたことでプロレスへの復帰を誓う。

その他

田島彬（たじま あきら）