シジュウカラ（漫画・ドラマ）のネタバレ解説・考察まとめ
『シジュウカラ』とは、坂井恵理による恋愛漫画作品。2018年から2023年まで『JOUR』にて不定期連載された。夫も息子もいる女性漫画家と、18歳年下の男性漫画家との10年間にわたる恋愛模様を描く。繊細な心理描写、性的虐待・搾取、児童虐待、貧困、ネグレクトといった社会問題を果敢に描く姿勢が評価され、第23回文化庁メディア芸術祭・審査委員会推薦作品に選ばれた。2022年には山口紗弥加、板垣李光人主演でテレビドラマ化もされた。
漫画家。ササキシノブとは、漫画スパイスの同期デビュー。
夫の浮気に怒り、浮気をし返して地獄を見せてから捨てるなど、いささか過激な人物。
ささき蜜柑として売れっ子になった忍とも仲が良くなり、洋平を捨てない忍にあきれていた。その後、自分の担当編集者だった岡野を忍に紹介して、二人の再会のきっかけを作る。
『シジュウカラ』の用語
ペンネーム
ササキシノブ
忍が『月刊スパイス』でデビューした時、及び『名もなき詩』を発表した際のペンネーム。
ささき蜜柑
忍が『地獄にホットケーキ』連載時に、姓名判断で付けたペンネーム。『地獄にホットケーキ』が再ヒットした関係で、作中では基本的にささき蜜柑名義で漫画を描いている。作風はドロドロしたレディースコミック。
漫画のタイトル
ウサギなんて追いかけない
ササキシノブが、月刊スパイスに発表した読み切り。子供の時の千秋が、繰り返し読んで救われていた思い出の漫画。
地獄にホットケーキ
ささき蜜柑の初連載作品。ドロドロしたレディースコミック。発表時はヒットしなかったが、電子コミックで大ヒット。忍が再び漫画を描き始めるきっかけとなった作品。
となりのおばさんに買われていました
千秋がチアキの名前で発表したエッセイコミック。少年時代の虐待と売春の経験を描いたもの。インターネットで発表したところ大ヒットして単行本化、後に映画化される。
最後の初恋
チアキの連載作品。年上の女性との恋愛を、ギャグも交えて描く。『となりのおばさんに買われてました』の映画化との相乗効果で、こちらもヒットしている。
名もなき詩
忍がササキシノブ名義で久しぶりに発表した作品。冬子、あや子、みひろなど、身近な女性たちに取材した内容を元にしている。
『シジュウカラ』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
橘千秋「“先生”です。“おばさん”なんかじゃありません」
忍に対して「おばさん」を連発する洋平を見て、橘千秋は「“先生”です。“おばさん”なんかじゃありません」と言う。
忍の心が、千秋に傾くきっかけとなった重要なセリフである。
綿貫忍「こういうの男だったら「俺に気がある？」ってカンチガイしちゃうやつかな。わきまえてますよそのへんは、女だもの、40だもの」
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目次 - Contents
- 『シジュウカラ』の概要
- 『シジュウカラ』のあらすじ・ストーリー
- 綿貫忍と橘千秋の出会い
- 橘千秋の過去
- 海辺の町への逃避行
- 5年後のふたり
- 忍と千秋の再会
- みひろの暴走
- 思いを確かめ合うふたり
- 『となりのおばさんに買われていました』映画化
- 『名もなき詩』
- 『シジュウカラ』の登場人物・キャラクター
- 綿貫家
- 綿貫忍（わたぬき しのぶ／演：山口紗弥加）
- 綿貫洋平（わたぬき ようへい／演：宮崎吐夢）
- 綿貫悠太（わたぬきゆうた／演：田代輝）
- 橘家
- 橘千秋（たちばな ちあき／演：板垣李光人）
- 橘冬子（たちばな とうこ／演：酒井若菜）
- 橘家の隣人
- 山口星宙（やまぐち せいら／演：榊原有那）
- 星宙の母親（せいらのははおや）
- 漫画研究会の仲間
- 岡野克巳（おかの かつみ／演：池内博之）
- よっきゅん
- あや子（あやこ／演：高野ゆらこ）
- みひろとその家族友人
- 紺野みひろ（こんの みひろ／演：山口まゆ）
- 紺野ひいな（こんの ひいな）
- ミズキ
- 忍の漫画家仲間
- 杜殿津マリ（とどのつ まり／演：入山法子）
- 藤原ともり（ふじわら ともり／演：野口聖古）
- 『シジュウカラ』の用語
- ペンネーム
- ササキシノブ
- ささき蜜柑
- 漫画のタイトル
- ウサギなんて追いかけない
- 地獄にホットケーキ
- となりのおばさんに買われていました
- 最後の初恋
- 名もなき詩
- 『シジュウカラ』の名言・名セリフ／名シーン・名場面
- 橘千秋「“先生”です。“おばさん”なんかじゃありません」
- 綿貫忍「こういうの男だったら「俺に気がある？」ってカンチガイしちゃうやつかな。わきまえてますよそのへんは、女だもの、40だもの」
- 橘千秋「カバン…空っぽでいいから、帰らないでよ…」
- 橘千秋「今から僕に証明させて、僕がどんなにあなたを愛しているか。ふたりであたらしい名作を作ろう」
- 『シジュウカラ』の裏話・トリビア・小ネタ／エピソード・逸話
- 連載当初の予定は2巻程度
- 最初は名前もなかった冬子
- 洋平の最後は作者のこだわり
- 『シジュウカラ』の主題歌・挿入歌
- OP（オープニング）：ロイ -RoE-「ニードル」
- ED（エンディング）：SpendyMily「後悔」