中村佳穂(Kaho Nakamura)の徹底解説まとめ
中村佳穂(なかむら かほ)は、京都府を拠点に活動する女性ミュージシャンである。20歳で音楽活動を本格的にスタートし、2018年にアルバム『AINOU』をリリースした。その音楽スタイルは、ソウル、ジャズ、ポップ、R&B、ファンクなど多岐にわたり、世界中のリスナーから賞賛されている。2019年に「FUJI ROCK FESTIVAL」に出演するなど活発な公演を行う。2021年公開の映画『竜とそばかすの姫』では主役のすず/Belleの声優と歌を担当。声優としての演技力も高く評価されている。
2022年2月4日発売
アルバム『NIA』からの先行シングルとしてリリースされた。霞むような中村の歌声と、西田修大・君島大空によるアコースティックギターのメロディが調和した美しい楽曲である。前作「さよならクレール」の疾走感あふれる印象から一転し、静寂を纏ったメロウな曲となっている。
『ÿuni』
2022年9月14日発売
2022年の初夏に奄美大島で収録されたピアノの弾き語りだ。9月12日放送の J-WAVE 『STEP ONE』で初めて披露された。なお奄美大島は中村の母の出身地である。
『スカフィンのうた』
2023年7月12日発売
ポカリスエットのリターナブル瓶のWEB CM楽曲として書き下ろされた作品。大塚製薬の公式Youtubeで5/10に公開された。ポカリスエットを飲んだ子どもと、リターナブル瓶を模したキャラクターの旅路を歌で表現している。ドラム&パーカッションに石若駿、ベースに榎元駿、コーラスには阿寒ウタラオピッタが参加している。
ミニアルバム
『『口うつしロマンス』』
2014年5月31日発売
01.FROM
02.夜のダンス
03.センチメンタルナイト
04.聴いて見る
05.口うつしロマンス
06.シャロン
中村が大学在学中に発売したデビューミニアルバム。小泉大輔にSTUDIO SIMPOで偶然出会った事がきっかけとなり発売に至った。驚くべきは、ほぼ無名の学生アーティストである中村に対し、スティーヴ・エトウのような著名なアーティストが共演を果たしている点だ。彼女のアーティストとしての潜在力の高さが伺える。
アルバム
『リピー塔がたつ』
2016年7月2日発売
01.リピー塔がたつ (intro)
02.POiNT
03.辞める辞めない押し問答
04.通学
05.悪口
06.口うつしロマンス
07.72億人分のあの人 (もう74億人だね ver.)
08.my blue
09.どこまで
10.makes me crazy
11.リピー塔がたつ (answer)
大学4年間の音楽活動の集大成ともいえる1stアルバム。限定3000枚で発売され、計11曲が収録されている。スティーヴ・エトウ、高野寛、BOSE(スチャダラパー)、宮川剛、荒木正比呂、深谷雄一、松原明音など、ベテランを含む多様なプレーヤーが参加。このアルバムの制作には、中村が大学4年間の間に関わってきた全ての人々への感謝と、これからもよろしくという想いが込められている。また、過去の自分を振り返りつつ、これからの音楽に対するスタンスを表明する役割も担っている。
『AINOU』
2018年11月7日発売
01.You may they
02.GUM
03.きっとね!
04.FoolFor日記
05.永い言い訳
06.intro
07.SHE’S GONE
08.get back
09.アイアム主人公
10.忘れっぽい天使
11.そのいのち
12.AINOU
中村の音楽キャリアの転機となったアルバムである。2016年の「FUJI ROCK FESTIVAL」での成功と、ジェームズ・ブレイクの演奏から受けた衝撃が本アルバムの制作に繋がった。サウンドのバランスにこだわり、荒木正比呂をはじめとしたメンバーから提案されたメロディーを膨らませつつ制作。メディアやリスナーから絶賛され、「APPLE VINEGAR -Music Award-」での大賞受賞や、『ミュージックマガジン』による「2010年代の邦楽アルバム・ベスト100」での高評価など、数々の賞を受賞した。
『NIA』
2022年3月23日発売
01.KAPO
02.さよならクレール
03.アイミル
04.voice memo#2
05.Hey日
06.Q日
07.ブラ〜〜〜〜〜
08.祝辞
09.MIU
10.Hank
11.NIA
12.voice memo#3
前作『AINOU』から約3年半の期間を経て公開されたアルバムである。本アルバムには、「アイミル」、「さよならクレール」、「Hank」を含めた全12曲が収録されている。「アイミル」は、中村のボーカルとエレクトロニックなサウンドが混ざり合い、力強く鮮烈なメロディを生み出している。
自主制作CD
『おやすみ冷蔵庫』
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目次 - Contents
- 中村佳穂の概要
- 中村佳穂の活動経歴
- 中村佳穂の原点
- 人生の転機
- 音楽活動開始~ファースト・アルバムリリース
- フジロック初参戦~『AINOU』リリース
- 『竜とそばかすの姫』声優初主演~『紅白』出場
- 中村佳穂のプロフィール・人物像
- 中村佳穂のディスコグラフィー
- シングル
- 『どこまで』
- 『Gatagoto Song Night Song』
- 配信限定シングル
- 『きっとね!』
- 『LINDY』
- 『q』
- 『Rukakan Town』
- 『アイミル』
- 『さよならクレール』
- 『Hank』
- 『ÿuni』
- 『スカフィンのうた』
- ミニアルバム
- 『『口うつしロマンス』』
- アルバム
- 『リピー塔がたつ』
- 『AINOU』
- 『NIA』
- 自主制作CD
- 『おやすみ冷蔵庫』
- 『中村佳穂BAND』
- 映像作品
- 『LIVE 2022 -TOUR NIA near -』
- 中村佳穂の代表曲・ミュージックビデオ(MV/PV)
- U
- アイミル
- きっとね!
- そのいのち
- 忘れっぽい天使
- さよならクレール
- MIU
- 中村佳穂の名言・発言
- 「音楽する自分に飽きたら、それはやめるとき」
- 形にすると遠ざかってしまうことも、形にしてとっておくことが大事っていうのも、本当はどっちもわかっているんです」
- 「グーグル先生が助っ人でした。まず、ライブハウスというものがあるんだと知り、キーボードを背負ってライブハウスのドアをドンドンドンと叩きました」
- 中村佳穂の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- 自律性を重視する大阪府立三島高等学校出身
- 人生初のスタジオで出会ったSIMPO RECORDSの小泉大輔
- 一升瓶片手にライブハウスに現れた細田守監督
- 日常の延長線上にある楽曲制作とライブ