わたしの幸せな結婚の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『わたしの幸せな結婚』とは、KADOKAWAの富士見L文庫から刊行されている顎木あくみによる小説である。継母たちから虐げられて育った斎森美世が、孤高のエリート軍人の久堂清霞と政略結婚をするところから始まる和風シンデレラ・ストーリー。作品の中で結婚について相手と築いていく信頼性や、幸せな気持ちが現れている名言や名シーンが数多く登場している。

『わたしの幸せな結婚』の概要

『わたしの幸せな結婚』とは、KADOKAWAの富士見L文庫から刊行されている顎木あくみによる小説であり、イラストは月岡月穂が担当している。
2021年にソニーPCL制作による朗読劇が『わたしの幸せな結婚-帝都オクツキ奇譚-』として舞台化された。舞台版は異能者たちの墓場(オクツキ)の封印がとかれ、久堂 清霞(くどう きよか)率いる特殊部隊との闘いを描き、原作とは異なるオリジナルストーリーとなっている。
2023年3月には実写映画化され、久堂 清霞をSnowManの目黒蓮、斎森 美世(さいもり みよ)を今田美桜が演じている。製作会社はTBSテレビの映像製作部門であるTBSスパークル。
制作会社キネマシトラスにより、2023年7月から9月までテレビアニメが放送された。放送終了後に第2期制作決定が発表された。

本作は明治・大正期の日本をモデルとし、心を閉ざしたエリート軍人と、家族に虐げられて育った少女の政略結婚から始まるシンデレラストーリーとして描かれている。
異能者の名家に生まれ、若くして帝都陸軍の対異特殊部隊隊長を務める久堂清霞。同じく異能家系でありながら能力を持たないために、家族から虐げられてきた斎森美世。前途多難に見えたこの“政略結婚”が、二人の運命を変える。
作品の中で結婚について相手と築いていく信頼性や、幸せな気持ちが現れている名言や名シーンが数多く登場している。

斎森 美世(さいもり みよ)名言・名セリフ/名シーン・名場面

「わたし、とうとう帰る家も思い出さえも失ってしまったのね」

異能者の家系である斎森家の長女の美世は異能がないと思われており、家族から使用人同然の扱いを受けて育てられてきた。そんな中、ただ一人美世の味方になってくれていたのは、幼なじみの辰石 幸次(たついし こうじ)だった。だがある日、幸次と義理の妹の斎森 香耶(さいもり かや)が結婚することになり、美世は冷酷無慈悲と噂される軍人の久堂清霞のもとへ嫁ぐよう父に命じられる。美世は母である薄刃 澄美(うすば すみ)と一緒に過ごした日々を思い出しながら、「わたし、とうとう帰る家も思い出さえも失ってしまったのね」と心の中で呟きながら家を出た。何もかも全て失ってしまったと、絶望する美世の気持ちが現れているセリフだ。

「お初にお目にかかります。斎森美世と申します。どうぞよろしくお願いいたします」

美世は父から清霞のもとへ嫁ぐよう命じられ、久堂家へ訪れる。歓迎されていないことは百も承知だが、せめて礼儀知らずには思われたくないと、美世は床に両手をつき深々と頭を下げる。「お初にお目にかかります。斎森美世と申します。どうぞよろしくお願いいたします」と挨拶をし、清霞が「良い」と言うまで顔をあげなかった。清霞と出会って初めての美世の言葉である。

「と、取り乱してしまい申し訳ありません。あ、あの、う、嬉しくてつい涙が」

清霞との生活が始まり帰る場所のない美世は、自分が異能を持たない役たたずだと知られるわけにはいかなかった。しかし、どうにか役に立とうと使用人のゆり江(ゆりえ)よりも早く起きて朝食を用意するも、清霞に「毒を盛ったのだろう」と疑われてしまった。だがその後、清霞から「言い過ぎた」と謝罪され、改めて明日の朝食を作って欲しいと頼まれた美世。朝早く起き、朝食の準備をした美世は清霞の様子を伺う。美世が作った朝食を口にした清霞は「うまい」と食べ進めた。その言葉を聞き美世は「と、取り乱してしまい申し訳ありません。あ、あの、う、嬉しくてつい涙が」と嬉し涙を流した。斎森家でずっと使用人として過ごし、褒められることがなかった美世が清霞に少し心を開いたのだった。

「わたしは、わたしが旦那さまの、久堂清霞の婚約者です。絶対に譲れません」

街に買い物に出かけていた美世とゆり江は、美世の異母妹である斎森 香耶(さいもり かや)と出くわしてしまう。美世が嫁ぎ先でうまくいっていないであろうと思い込んでいた香耶は、美世が清霞の婚約者として幸せに暮らしていることを知り怒りに震える。
美世が自分より幸せでいることを許せない香耶は、母の斎森 香乃子(さいもり かのこ)とともに美世を斎森家の蔵へと監禁する。「久堂清霞との婚約を辞退しろ」と迫る2人に美世は、それだけは従えないと首を縦に振らなかった。その様子に2人は美世の着物をハサミで切り、扇で顔を叩くなどするが美世は屈せず、「わたしは、わたしが旦那さまの、久堂清霞の婚約者です。絶対に譲れません」と断言した。使用人として生きてきた美世が2人に初めて反論した時の言葉だ。

「誰かの喜ぶ顔を想像して何かをすることがこれほど楽しいとは知らなかった」

母の肩身であるクシをボロボロになっても使っていた美世。それを知っていた清霞は、新しいクシをプレゼントした。そのお礼に何か返したいと考え、組紐を手作りでプレゼントすることに。組紐を1本ずつ編んでいく時に「誰かの喜ぶ顔を想像して何かをすることがこれほど楽しいとは知らなかった」と心の中で言った。誰かに喜んでほしいと思ったことが初めてだった美世は、清霞を思うことで日々幸せな気持ちになっていくのであった。

強くなった美世

清霞が異形によって昏睡状態になり、美世は異能の力を使って清霞を救いに夢の中へと入っていく。だが、清霞の夢の中へ入ったはずの美世が立っていた場所は、斎森家の屋敷だった。そこには清霞と出会う前の自虐的で何もかも諦めてしまっているもう1人の美世がいた。清霞には相応しくないなど今の幸せを諦めさせようとするが、清霞を愛し信頼している美世はどんな言葉にも屈せず立ち向かった。愛されることを知らずに生きてきた美世だったが、清霞によって愛と信頼を知り強くなり前の自分を乗り越えることができたのだった。

久堂 清霞(くどう きよか)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「いいか、ここでは私の言うことに絶対に従え。私が出ていけと言ったら出ていけ。死ねと言ったら死ね。文句や反論は聞かん」

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