わたしの幸せな結婚の名言・名セリフ/名シーン・名場面まとめ

『わたしの幸せな結婚』とは、KADOKAWAの富士見L文庫から刊行されている顎木あくみによる小説である。継母たちから虐げられて育った斎森美世が、孤高のエリート軍人の久堂清霞と政略結婚をするところから始まる和風シンデレラ・ストーリー。作品の中で結婚について相手と築いていく信頼性や、幸せな気持ちが現れている名言や名シーンが数多く登場している。

美世に立派な淑女になれるよう指導していた葉月は、美世に「花は好きか」と問いかける。花の名前がわからず露草を指差す美世に、「どんなに小さい花だとしても名前があり、全て美しい」と葉月は話し出す。さらに「花は限られた時間で一生懸命に咲くから美しいんだって」と、人間もそうであることを美世に教えた。

ゆり江(ゆりえ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「ゆり江はうれしかったのですよ。気を遣って、仕事を手伝ってくださった方は初めてでしたから」

清霞の今までの婚約者たちは、家名や財産目当てのものばかりだった。だが、美世の振る舞いや謙虚さを知り、今までの婚約者たちとは違うと思ったゆり江。美世が嫁いできた翌日、早朝から朝食の支度をする美世の姿があった。美世は勝手に支度をしてしまったことをゆり江に謝るが、「ゆり江は、うれしかったのですよ。気を遣って、仕事を手伝ってくださった方は初めてでしたから」と言った。美世の姿勢に喜びを表した言葉だ。

「坊ちゃん、女は愛されて自信をつけるのですよ」

街で香耶と出くわした美世は、香耶にまだ生きていたのかと散々な罵声を浴びせられてしまう。その後、ひどく落ち込んでいる美世をどう励まそうかと悩んでいた清霞に、ゆり江は「坊ちゃん、女は愛されて自信をつけるのですよ」と教える。清霞が美世を大切に思っていると言う気持ちをきちんと伝え、誠実に真心を込めて向き合えばその気持ちは必ず伝わると清霞を後押しした言葉だ。

五道 佳斗(ごどう よしと)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「いやぁ、今日はまた一段とお綺麗で」

美世は花(はな)との再会の手助けをしてくれた、清霞の部下である五道 佳斗(ごどう よしと)をもてなしたいと家に招く。清霞と五道が家につき、出迎えた美世を見て「いやぁ、今日はまた一段とお綺麗で」と声をかけた。思ったことをそのまま言葉にし、五道の素直さがわかるセリフだ。

斎森 香耶(さいもり かや)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「お姉様が私より幸せだなんて、絶対に…絶対に許さないわ」

美世の異母妹である香耶は、異能を持たない美世を見下し、常に美世より上の存在と思っていた。そんな美世が清霞の婚約者として幸せに暮らしていることを知り、「お姉様が私より幸せだなんて、絶対に…絶対に許さないわ」と憎しみに満ちた言葉を吐いた。香耶の美世に対する歪んだ敵対心があらわになった言葉である。

斎森 香乃子(さいもり かのこ)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「見苦しいのよ!」

真一の先妻の薄刃 澄美(うすば すみ)の子である美世は、斎森 香乃子(さいもり かのこ)にとって邪魔な存在でしかなかった。美世を蔵に監禁した際には、「見苦しいのよ!」と美世を蹴り飛ばした。自分の言いなりにならない美世に苛立ちをあらわにした言葉だ。

斎森 真一(さいもり しんいち)の名言・名セリフ/名シーン・名場面

「分かったならさっさと支度をしろ」

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