GUILTY GEAR XX(GGXX)のネタバレ解説・考察まとめ

『GUILTY GEAR XX』とは、アークシステムワークスが2002年に制作しサミーが販売した2D対戦格闘のアーケードゲーム。同年12月にPlayStation 2でも発売された。前作『GUILTY GEAR X』の続編である。ディズィー騒動の数週間ほど後、「終戦管理局」が「ロボカイ」を使い、各地の戦士たちの調査、捕獲、抹殺に動く。その動きに気づいた「スレイヤー」はこのことを戦士たちに伝えるべく各地を移動する。「あの男」に仕える「イノ」は彼の計画を邪魔する存在の排除に動きだす。

アウトレイジ(神器)

アウトレイジには2つの形態があり、杖のように見える形の「実用形態」と、大きな機械的な武器のような形をしたもう1つの形態「仮組物理形態」がある。8つに分割された後も、各パーツはとてつもないパワーの源であり、普通の人間はそれを利用することができない。魔法に強い親和性を持つ者だけが、宝物の力を真に利用することができる。

『GUILTY GEAR XX』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話

ソルの声優は石渡太輔

実は主人公「ソル=バッドガイ」の声優は『ギルティギア』生みの親である石渡太輔である。石渡は『GGXX』においてイラスト、作曲なども手掛けており、まさにマルチな才能の宝庫といったところだ。その当時の肩書はジェネラルマネージャー兼お茶酌み(お茶酌みキング)。石渡いわく「ソル」の声優は恥ずかしくてやりたくなかったとのこと。いざ収録の出番が近づいてきたらトイレにこもって小声で練習し、結局耐え切れなくなりお酒に頼ったらしい。

新キャラクターの誕生秘話

当初、前作に登場していた元聖騎士団団長「クリフ」と最凶の生物兵器「ジャスティス」だけの予定だったが、紆余曲折あり、新たな4人のキャラクターを登場させることになる。新キャラクターの悪女「イノ」のベースは「ジャスティス」。コンセプトは「エロティシズムの限界を極める」というものでチチが見えないようにギリギリの動きにするのが大変だったらしい。「クリフ」をベースに作られたのが女装男児「ブリジット」だ。当初はネコ型ハンマーを持った少年の設定で大阪弁をしゃべる。ヨーヨー使いのモーションを作るために制作陣皆でヨーヨーを買ってきて練習したり、ヨーヨーの漫画を読んで研究をしたようだ。しかし結局はヨーヨーの練習が全く活かせず、クマが登場などに落ち着く。

アフロ演出がない『GGXX』

前作『GGX』にて医師「ファウスト」の一撃必殺技である「今週のYAMABA」がヒットすると、相手を手術台に寝かせて爆弾を起爆するが暴発し、「ファウスト」も相手もアフロヘアーになってしまう。あまりのおふざけ技のため、ファンの間では「今週のYAMABA」を決めるとゲーセンで盛り上がっていた。しかし、残念ながら『GGXX』ではアフロの演出がなくなってしまった。このことは制作陣でも申し訳なく思っていたようだ。ちなみにゲーム雑誌である『エンターブレイン ムック アルカディア エクストラ vol.9』でのインタビューでジェネラルマネージャーの石渡太輔いわく、データが基盤に入っているので吸い出せる技術があれば見れる、とのことだ。

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