GUILTY GEAR XX(GGXX)のネタバレ解説・考察まとめ
『GUILTY GEAR XX』とは、アークシステムワークスが2002年に制作しサミーが販売した2D対戦格闘のアーケードゲーム。同年12月にPlayStation 2でも発売された。前作『GUILTY GEAR X』の続編である。ディズィー騒動の数週間ほど後、「終戦管理局」が「ロボカイ」を使い、各地の戦士たちの調査、捕獲、抹殺に動く。その動きに気づいた「スレイヤー」はこのことを戦士たちに伝えるべく各地を移動する。「あの男」に仕える「イノ」は彼の計画を邪魔する存在の排除に動きだす。
本作から追加された「サイクバースト」。「サイクバースト」は通常状態はもちろん使用出来、攻撃をくらっている時にも発動出来る完全無敵な打撃攻撃である。BURSTゲージがMAX(点滅)状態の時にDとそれ以外のボタンを2つ同時押しで発動する。ちなみにBURSTゲージは毎試合MAX状態から始まる。そして「サイクバースト」使用後は時間とともに回復し、相手の攻撃をくらった時も回復する。時間によるBURSTゲージの回復は、自キャラの体力が少ないほど早くなる(3段階)。やられ状態からの青色「サイクバースト」は通常状態で発動した「サイクバースト」と比べ若干発生が遅くなり、さらに「サイクバースト」後は着地まで無防備な状態になってしまう。つまり空中での「サイクバースト」発動はその分無防備な状態が長くなる。通常状態での「サイクバースト」は落下中も打撃には完全無敵状態で着地も全く硬直が無い。しかし、空中投げはくらう。通常状態で「サイクバースト」をヒットさせるとテンションゲージがMAXになる。威力が強いテンションゲージ消費技である覚醒必殺技はテンションゲージを半分消費して技を繰り出すことが出来る。覚醒必殺技をくらっている最中は「サイクバースト」を発動できない。
ガトリングコンビネーション
「ガトリングコンビネーション」とは、通常技の硬直をキャンセルして即座に次の攻撃を繰り出せるシステムでキャラクターごとに設定されている攻撃ルートに沿って攻撃ボタンを押していくことで出せる連続攻撃である。地上、空中どちらでも「ガトリングコンビネーション」があり、吹っ飛ばし攻撃である「ダストアタック」、「足払い」、「レバー入れ攻撃」なども対応する。
覚醒必殺技
テンションゲージ50%消費してくりだす「覚醒必殺技」。使用すると背景に特殊な演出がかかる。ダメージは通常の打撃技とくらべて大きく、無敵時間を持つ技が多い。そして「覚醒必殺技」をくらっている最中は「サイクバースト」が使用できない。なので連続技の最後に「覚醒必殺技」を組み込むことで大ダメージを与えることが可能である。
一撃必殺技
ヒットすれば一発で勝負が決まる、強力無比な一撃必殺技。一撃必殺技を出すには、まずDボタン以外の全ての攻撃ボタンを同時押し。テンションゲージが一撃必殺ゲージに変化するので、その状態で一撃必殺技を出すことが可能になる。元のテンションゲージに戻すには再びDボタン以外の攻撃ボタンを同時押しする。
ダストアタック
相手のしゃがみガードを崩せる攻撃である「ダストアタック」。地上でDボタンで「ダストアタック」が出せる。しゃがみガード不能技でヒットすれば相手は空中へ吹っ飛んでいく。下段攻撃の足払いと組み合わせれば、ガードを揺さぶることが出来る。攻撃発生はおそいため、通常攻撃からは連続ヒットすることはない。
デッドアングルアタック
ガード硬直中(地上のみ)、レバー相手方向前もしくはレバー相手方向斜め下前に入れてDボタン以外の攻撃ボタン2つ同時押しで「デッドアングルアタック」が出せる。テンションゲージを50%消費し、ダメージが小さくキャンセルも出来ないが、無敵時間が発生するので相手の攻めを切り返す手として活用できる。
フォルトレスディフェンス
レバーをガード方向へ入れつつDボタン以外の攻撃ボタン2つ同時押しで「フォルトレスディフェンス」になる。「フォルトレスディフェンス」中はキャラクターの周りに緑の光が発生する。「フォルトレスディフェンス」中はテンションゲージが徐々に減っていく。「フォルトレスディフェンス」の効果は、ケズリ、ガードバランスゲージ上昇の無効化(ガードバランスゲージが75%以上で攻撃をくらうとカウンターヒットとなる。)、ノックバックの増加(防御することで相手との距離が離れる)、空中ガード不能技を防御といった効果がある。
直前ガード
相手の攻撃が当たる直前に、レバーをガード方向へ入れてガードするとキャラクターが白く光り「直前ガード」となる。難易度は高いが、ガード硬直時間が短くなる、テンションゲージがたまりやすくなる、空中での「直前ガード」に限りノックバックが小さくなる、という効果がある。
ロマンキャンセル
攻撃の動作を強制的に中断し、通常状態に戻すことが出来る、それが「ロマンキャンセル」だ。相手に打撃技を当てた瞬間から攻撃の硬直が解けるまでにDボタン以外のボタン3つ同時押しで「ロマンキャンセル」になる。成功したエフェクトはキャラクターの周りが赤く光る。テンションゲージを50%消費する。「ロマンキャンセル」後に連続技への展開が出来るので活用することで大ダメージを与えることが可能。
フォースロマンキャンセル
「フォースロマンキャンセル」は効果は「ロマンキャンセル」と同じ。発生条件も「ロマンキャンセル」と同じだが、「フォースロマンキャンセル」には使用条件が存在する。使用できるのは一部の対応技のみ、テンションゲージ25%消費、攻撃を相手に当てなくても使用可能、特定のタイミングでのみ使用可能。以上4つの使用条件がある。「フォースロマンキャンセル」を駆使することでフェイントや飛び道具系の技を出しつつ即座に追撃などの行動へつなげることが可能。
『GUILTY GEAR XX』の登場人物・キャラクター
主人公
ソル=バッドガイ
無作法で面倒なことは嫌いな性格のため、必要最低限の言葉しか口から出ない。繰り出す攻撃も躊躇ない一撃必殺。その攻撃のひとつひとつが性格を表している。人に対する態度は冷たいが、ワルではない。
『GGXX』主人公。「ソル=バッドガイ」とは偽名であり本名は「フレデリック=バルサラ」。「GEARプロジェクト」に関わっていた元科学者であり。その当時の同僚であった「あの男」に生体兵器「ギア」の実験サンプルにされる。150年もの間その生い立ちを隠しながら、賞金稼ぎとして人間社会に紛れ込んでいた。戦闘能力は人間をはるかに凌駕し、半永久的な生を強いられている。再び自分のような犠牲者を出すまいと、「ギア」の開発者、および「ギア」全てを抹消するため今日もあてなく旅をするのであった。
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目次 - Contents
- 『GUILTY GEAR XX』の概要
- 『GUILTY GEAR XX』のあらすじ・ストーリー
- ソルのストーリー
- カイのストーリー
- スレイヤーのストーリー
- イノのストーリー
- ザッパのストーリー
- ブリジットのストーリー
- メイのストーリー
- ミリアのストーリー
- エディ(ザトー=ONE)のストーリー
- ポチョムキンのストーリー
- チップのストーリー
- ファウストのストーリー
- 梅喧(ばいけん)のストーリー
- 紗夢(じゃむ)のストーリー
- ジョニーのストーリー
- アクセルのストーリー
- 闇慈(あんじ)のストーリー
- ヴェノムのストーリー
- テスタメントのストーリー
- ディズィーのストーリー
- 『GUILTY GEAR XX』のゲームシステム
- サイクバースト
- ガトリングコンビネーション
- 覚醒必殺技
- 一撃必殺技
- ダストアタック
- デッドアングルアタック
- フォルトレスディフェンス
- 直前ガード
- ロマンキャンセル
- フォースロマンキャンセル
- 『GUILTY GEAR XX』の登場人物・キャラクター
- 主人公
- ソル=バッドガイ
- 準主人公
- カイ=キスク
- 新キャラクター
- スレイヤー
- イノ
- ザッパ
- ブリジット
- 前作からのキャラクター
- メイ
- ミリア=レイジ
- エディ(ザトー=ONE)
- ポチョムキン
- チップ=ザナフ
- ファウスト
- 梅喧(ばいけん)
- 蔵土縁 紗夢(くらどべり じゃむ)
- ジョニー
- アクセル=ロウ
- 御津 闇慈(みと あんじ)
- ヴェノム
- ギア
- テスタメント
- ディズィー
- 隠しキャラクター
- ジャスティス
- クリフ=アンダーソン
- ロボカイ
- 『GUILTY GEAR XX』のアイテム
- 封炎剣(ふうえんけん)
- 封雷剣(ふうらいけん)
- 絶扇(ぜっせん)
- 『GUILTY GEAR XX』の用語
- ギア
- 聖戦(せいせん)
- 終戦管理局
- ツェップ
- ジェリーフィッシュ快賊団
- 国際警察機構
- アサシン組織
- アウトレイジ(神器)
- 『GUILTY GEAR XX』の裏話・トリビア・小ネタ/エピソード・逸話
- ソルの声優は石渡太輔
- 新キャラクターの誕生秘話
- アフロ演出がない『GGXX』